2020年02月23日

◆ 感染患者を隔離して治療せよ

 新型肺炎の患者は、病院や自宅で個別に治療を受けているようだが、これでは感染拡大を防げない。隔離して集中的に治療するべきだ。

 ──

 これは別に不思議ではない。中国の武漢ではすでに実現している。「新型肺炎の患者を集めて、集中的に治療する」という方針だ。ここでは、治療が十分ではないことが問題になっているが、「隔離する」という方針自体は正しい。そのことで感染拡大を防ぐからだ。
 仮に、自宅で個別に治療を受けているとしたら、家族が感染するので、(まだ動ける)家族経由で、社会にウイルスが拡散する。
 また、患者が病院にいると、患者を見舞う家族が自宅と病院を往復するので、やはり家族経由でウイルスが拡散する。
 だからこそ、「隔離して集中的に治療する」という方針を取るべきだ。

 ちなみに、この方針は、クルーズ船の乗客については実行済みである。感染者を一箇所にまとめて治療している。このことで、隔離を実現して、感染の拡大を阻止している。

 なお、以上のことの前提は、「感染者を検査で検出する」ということだ。これで検出された感染者が、「隔離して集中的に治療する」という方針の対象となる。

 ──

 一方、「検査しなくていい。各地の病院や自宅で個別に治療を受ければいい」と述べる医師もいる。
  → もし家族が肺炎になったら新型コロナの検査を要求するか? - NATROMのブログ

 なるほど、地方の小病院の医師が治療の方針を取るとしたら、これでいいだろう。
 で、そのすえに、「医師は何も治療ができないから、家族に治療してもらう。それだったら、いちいち検査しなくてもいい」というふうに結論する。
 しかし今は、「小病院がどう治療をするべきか?」という話ではないし、「小病院の医師はどうせ治療をしないから、検査も何もしなくてもいい」というような話ではない。
 医師ではなくて政府が何をするべきか。1個人(患者)のためでなく社会全体のために何をするべきか。治療でなく公衆衛生のために何をするべきか。……そういうことが問題となっているのだ。
 そして、公衆衛生のためには、隔離が必要不可欠である。そのためには、検査もまた必要不可欠である。……こう理解するべきなのだ。

 今は、「感染者の拡大の阻止」が急務となっている。こういう状況だからこそ、検査をして、感染者を検出するべきなのだ。厚労省の職員を検査するべきだ、というのもその一環だ。(検査して陽性と判明すれば、隔離の対象となる。)
 ここで患者の側が、「検査してもしなくても、受ける治療は同じだから、検査したくない」と言い出すのは、あまりにもエゴイスティックな方針だと言えるだろう。「おまえのために検査するんじゃない。社会のために検査するんだ」と告げる必要がある。
 上記の医師のように、「自分のことだけを考えて、検査を受けたくない」というのは、あまりにも利己的な方針だ。本人自身が該当記事で、自分は利己的だ、と告白しているが。
( ※ 「利己的な遺伝子」という概念に染まっているので、「利己的であることは善である」と思い込んでいるのかもね。)


 ※ 一般に、医師というものは、目の前の患者を救うことばかりを重視する。そのせいで、社会全体の患者数を減らすという公衆衛生の概念が抜けがちだ。実は、2009年の豚インフルエンザのときにも、この問題が起こって、公衆衛生の観点からの対策が後手に回りがちだった。

 ※ 上記記事では、「治療法がない」と述べている。だが、アビガンが有効らしいと言われていて、すでにアビガンの投与による試験治療が始まっている。
   → 新型コロナウイルスの話題 3: Open ブログ の (6)



 【 追記 】
 「すでにアビガンの投与による試験治療が始まっている」
 と上で述べたが、アビガンを投与するのは、特別な指定病院に限られている。一般の病院では処方はできない。(厳重管理されている薬だ。)
  → 【アビガン錠・購入方法】買える?厚労省流通体制(指定医療機関・販売業者富山化学)

 この意味でも、患者は特別な病院に隔離・集中させた方がいい。一般の病院では、アビガンの投与ができないからだ。治療したくても、治療のしようがない。
 治療するためには、少数の病院や施設に集中させて、そこでアビガンを投与する許可を特別に与えるしかない。
 
posted by 管理人 at 09:24| Comment(3) |  インフルエンザ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2020年02月23日 16:19
 シンガポールでは患者を徹底隔離するという方針を取って、成功しているそうだ。
  → https://jp.reuters.com/article/china-health-singapore-idJPKBN20F11C


 徹底隔離とまでは行かなくとも、少なくとも基本原則として「患者を隔離する」という原則を取るべきだろう。
Posted by 管理人 at 2020年02月23日 17:58
 本項で述べたことは、ある程度、実現しているようだ。少なくとも、北海道ではそうだ。
 以下、引用。

 ──

> 道内には、感染症指定医療機関の感染症に対応したベッドが94床ありますが、道はこれ以上、感染が拡大し患者が増えた場合、ベッドが不足するおそれもあるとして、医療関係者と協議して必要な数を確保したいとしています。

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200224/k10012298651000.html

 ──

 本文中で引用した医師の話(感染した重病の患者を自宅で看病する)というのは、実情には合わない、間違った情報なのかもしれない。
 医者の話だと思って、真に受けたら、間違いだったのかも。
 
Posted by 管理人 at 2020年02月24日 13:17
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