2020年02月22日

◆ 新型コロナウイルスの話題 3

 新型コロナウイルスの話題を五つ。

  ※ 最後に三つを加筆しました。(計八つ)


 ──

 (1) バイオテロ・第二弾

 政府によるバイオテロの第二弾がなされた。
 下船した乗客に引きつづき、乗船した政府職員を(隔離もしないで)社会に解き放つ。
  → クルーズ船で業務 厚労省職員 多くがウイルス検査せず職場復帰 | NHK
 これで感染の拡大は確実だな。

 なお、どうして検査しないのかというと、検査能力が足りないからではなく、意図的に検査をしないそうだ。理由は下記。
 厚労省の内部では船内に入った職員らに検査を行うことが一度は検討されましたが、陽性者が多く出た場合の業務への影響を懸念する声などがあがり、見送られたということです。
( → 厚労省職員ら“検査受けず”職場復帰 TBS NEWS

 感染者がいたと判明するとまずいので、何としても感染者を隠蔽しよう、というわけだ。
 さすがに隠蔽が十八番(おはこ)の安倍内閣だけのことはある。

 (2) 韓国のバイオテロ

 韓国で感染者が一挙に7倍増。感染した患者があちこちに出向いて、大量にウイルスをばらまいて、感染者を激増させたそうだ。正真正銘のバイオテロ。
  → 韓国の感染者数、3日間で7倍に急増 病院や教会で拡大 [新型肺炎・コロナウイルス]:朝日新聞
  → 日本超えた韓国の感染者、背景に新興宗教信者の暴挙 日本を冷笑していた韓国、あっという間に中国に次ぐ感染大国へ

 とはいえ、これはたった一人によるテロらしい。
 一方、日本では、970人が下船して、さらに政府職員が大量に出回っている。それも、国家の中枢で。
 バイオテロの規模としては、日本の方が上だろう。何しろ、政府主導のバイオテロだ。役者が違う。

 (3) 検査は無用?

 感染の有無を調べる検査は無用だ、という主張がある。


 解説すると、感度が50%なので偽陰性の確率が高く、つまり「感染者に非感染者のお墨付きを与えかねず、害が大きい」ということです。
( → hisawoooのコメント / はてなブックマーク

 私が前に述べた「全数検査が大事」という話と矛盾するように思えて、ちょっとわかりにくい。そこで説明すると、こうだ。
 「感染していないことを保証するために、PCR 検査を利用するのは、駄目だ。なぜなら感度が低すぎて、偽陰性になることが多いからだ」
 その意味は、こうだ。
 「感染していないことを保証するためには、PCR 検査に頼るべきではなく、14日間の隔離で症状が出ないことを確認するべきだ」
 それはそれで妥当である。
 一方、前に私が全数検査の話をしたのは、こうだ。
 「感染者の量を統計的に調べるためには、一部(1割)の検査だけを見るだけでは無意味であって、ほぼ全数で調べる必要がある。一部でなく全数。さもないと、統計データの意味がない」
 ここでは「1割だけ見て全部だと思うな。早計な判断をするな」というふうに述べている。それは、個別乗客を「社会に解放していいかどうか」という判断基準とは別の話だ。むしろ、「隔離を実施するべきか否か」という話となる。(すると、「隔離すべきだ」という結論になる。)

 ※ なお、岩田医師は単に「検査をするな」と言っているのではない。「非感染を証明するために検査を使うな」ということだけだ。一方、「感染を証明するために検査をする」のは問題ない。そのために検査機器を使えという趣旨である。ただし検査対象は、「疑わしい(重い)症状あり」が条件となる。

 (4) 豚インフルエンザと岩田健太郎

 2009年の豚インフルエンザのとき、舛添厚労相が若手の岩田健太郎を抜擢したので、厚労省は正しく対処できた……という証言がある。
 実は、政府の新型インフルエンザ対策本部には専門家諮問委員会が設置されたが、首相官邸はメンバーを教授以上の肩書きの者に限定した。そのため、若手の専門家や既存の医療エスタブリッシュメントに反対する者の意見は遮断されてしまった。
 私は、東大医学部の教え子たちに依頼して、セカンドオピニオンを取り入れる必要があると判断し、神戸の現場の病院を指揮する岩田健太郎、国立感染症研究所の森兼啓太、東大医学部感染症内科の畠山修司、自治医科大学感染症学部門の森澤雄司の4人に集まってもらった。彼らは、常日頃から既成の権威に対して堂々と反論してきた勇気ある専門家であった。
 これを厚労大臣直属のアドバイザリー・ボードとして設置し、私の大臣室に集まってもらって意見を聞いたのである。
( → 新型コロナ終息せず、五輪中止のシナリオも用意せよ SARSは終息宣言まで8カ月、同様なら新型コロナは五輪直撃(1/4) | JBpress(Japan Business Press)

 こうして、頭の固い行政トップの意見のかわりに、若手の意見を採用したので、厚労省は正しく対処できたそうだ。その詳細は、上記記事にある。
 舛添って、やっぱり頭が良かったんだね。当時の国民は助かった。(今とは大違いだ。)

 (5) ファビピラビルを試験利用

 本サイトでは先に、(治療薬として)ファビピラビルを使うといいだろう、と提案した。
  → 新型肺炎には抗ウイルス薬を: Open ブログ

 この提案が実現に向かうことになった。
 加藤勝信厚生労働相は22日午前、民放のテレビ番組に出演し、発症者に対し、抗インフルエンザ薬「アビガン」を投与する研究を近く始める意向を明らかにした。有効だったとの報告もあり、中国で臨床試験しているという。
( → クルーズ船、濃厚接触の約100人が下船開始 新型肺炎 (写真=共同) :日本経済新聞

 ファビピラビル(商品名:アビガン)を、まさしく投与するのだ。研究段階だが。
 ただし、中国ではすでに臨床試験も始まっているそうだ。大きく先行していることになる。
 アイデア自体は、本サイトで最初から提案していた。(1月25日)……なのに、実行に踏み切るのは、約1カ月遅れである。その間に、中国に大きく先行されてしまった。そのあげく、日本ではすでに3名も死者が出ている。ファビピラビルを投与すれば、助かったかもしれないのに。

 本サイトをきちんと読めば、日本人の人命が多く助かるのだ。なのに、そうしないから、犠牲者が出る。この先もまだ示唆が出る恐れがある。(政府や学者が無為無策であるせいで。)

 p.s.
 次の記事もある。
 数日内に必要な手続きを行い、効果を確かめる臨床研究を始めるという。
( → 「アビガン」を新型コロナ治療に使えるか検討へ。政府、臨床研究を始める方針 | ハフポスト

 とすると、今すぐには始まらないわけだ。愚図愚図しているね。(その間に死者が出るかも。)

 (6) ファビピラビル(アビガン)の投与開始

 本日夜になって、「すでに投与が開始された」という報道が出た。
 新型コロナウイルスの治療について加藤勝信厚生労働相は22日、新型インフルエンザ薬として備蓄している「アビガン」(一般名ファビピラビル)の効果を確かめる臨床研究として、患者に使い始めたことを明らかにした。
( → 新型肺炎に新型インフル薬「アビガン」臨床投与を始める [新型肺炎・コロナウイルス]:朝日新聞


 なお、効果がありそうな薬は、他にも知られている。HIV の薬や、エボラの薬など。
 研究が進む治療法の一つは抗HIV薬の「ロピナビル」と「リトナビル」の併用で、もう一つはエボラ出血熱の治療薬として開発された「レムデシビル」という抗ウイルス薬を使うもの。抗HIV薬については、タイ保健省が今月初め、これに抗インフルエンザ薬を組み合わせると、新型コロナウイルス感染者への治療に効果があると報告していた。
( → 治療薬臨床「3週間以内に」 WHO、暫定結果見通し 新型肺炎:朝日新聞

 これらの薬はすでに効果があるらしいと判明しているのに、効果がまだ判明していないファビピラビルを使うのはなぜか? それは、ファビピラビルがすでに抗インフルエンザ用の薬として、大量に備蓄されているからだ。一方、上記の2薬は、大量の備蓄はないし、金額も超高額だろう。レムデシビルにいたっては、今はまだ開発中で、臨床試験も不十分であり、安全性が担保されていない。その点、抗インフルエンザ薬として臨床試験が済んでいるファビピラビルとは事情が違う。
 こうしたことから、(副作用の懸念なども考慮して)実用性の高いファビピラビルを選択したものだと推定される。(私見だが。)

 (7) 下船者で感染が判明

 クルーズ船の下船した乗客に、陽性反応が出たと判明した。
 栃木県は22日、県南在住の60代の無職女性1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。女性はダイヤモンド・プリンセス号に乗船し、PCR検査で陰性だったため、19日に下船して自宅に戻っていた。陰性と診断されて下船した乗客の感染が確認されたのは国内で初めて。
 PCR検査で陽性であることが判明した。
( → クルーズ船下船の乗客に陽性反応 船内検査では陰性:朝日新聞

 早くも実例が発覚したわけだ。(予想通りだが。)
 
 (8) 英文情報が誤訳だらけ

 厚労省の公開する英文情報が誤訳だらけだと判明した。
 新型コロナウイルスによる肺炎に関し、厚生労働省がホームページで発信する外国語の情報に誤訳が多く、「これだけ外国人が増えているのにお粗末では」とあきれる声が上がっている。
 例えば「手洗いが重要」が韓国語で「トイレが重要」、「水際対策」が中国語で「水辺の対策」と誤訳されている。
( → 厚労省HP、新型肺炎の外国語情報で誤訳多発 「手洗い重要」が「トイレ重要」 - 毎日新聞

 上の記事では、韓国語・中国語が紹介されているが、英語でも「手洗い」は「トイレ」に誤訳されている。詳細は下記。
  → 厚労省ホームページ自動翻訳の品質

 これによると、自動翻訳は excite のサービスを利用したものらしい。Google や NICT の機械翻訳ならば、ずっと高品質の翻訳になるのに、あえて低品質の excite を使っているわけだ。
 厚労省は、こう弁明している。
 厚労省は「機械的な翻訳に頼っており、内容に指摘があることは承知している。情報の更新が多く、人手がない中でどういう方法がよいか検討中」としている。

 人手がないというのは、嘘八百である。厚労省を含めた官公庁では、大量の身障者が雇用されたが、外国語能力やIT能力を含めて、高い能力をもつ身障者が多いにもかかわらず、つまらない雑用ばかりを割り当てられて、まともな仕事を任されない……という状況になっている。せっかくの有用な人材を、あえて無駄にしているわけだ。
 しかも、たいていは、非常勤である。
 厚生労働省は21日、国の35行政機関すべてが19年12月末時点で公的機関の法定雇用率(2.5%)を満たしたと発表した。 ただ、このうち 77.9%の 3697人は非常勤の職員だ。
( → 中央省庁、障害者雇用の水増し解消 採用の大半は非常勤:朝日新聞デジタル

 その結果が、馬鹿英語をホームページに掲載して、世界の物笑いのタネになることだ。
 どうしてこうなる? たぶん、予算を「桜を見る会」に使い切ってしまったからだろう。

 ──

 参考:雑用をさせられる公務員の証言。
  → まるで飼い殺し!? 障害者公務員には仕事がない!!
posted by 管理人 at 17:45| Comment(2) |  インフルエンザ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後に (6) (7) を加筆しました。
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Posted by 管理人 at 2020年02月22日 23:35
 最後に (8) を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 
Posted by 管理人 at 2020年02月23日 00:19
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