2020年02月19日

◆ 危機管理の方法 (有事の際)

 新型コロナウイルスの件では、日本政府は危機管理ができていない。では、どうするべきか? 

 ──

 新型コロナウイルスの件では、日本政府は危機管理ができていない。
 前項でも述べたように、乗客の多くが感染している疑いが強いのに、感染の検査もしないまま下船させる……という暴挙があった。
 これは、本件に限らないのだが、危機管理ができていないことが多い。(台風の騒動でもそうだった。)
 では、どうするべきか? 

 ──

 いきなり結論を言おう。危機管理の方法は、こうだ。
 「最高責任者(首相・社長など)が、問題の解決のため、有能な人材を1名選任して、その人材に全権を委託すること」


 ここでは、有能なリーダーを選任することが何よりも重要だ。ここで馬鹿や無能や凡人を選任しては、以後のすべてがおシャカになるからだ。たとえば、次の方法では駄目だ。
  ・ 身近にいるイエスマン
  ・ 首相に忠誠を誓う人
  ・ 経歴や肩書きのあるベテラン専門家


 かわりに、次のようなタイプが好ましい。
  ・ エネルギッシュで体力あり。(中年)
  ・ 卓抜なリーダーシップ。
  ・ できれば、高度な専門知識あり。


 このような人材を選ぶ。通常、部下から推薦を受けたあとで、1名を選任する。なるべく、自分1人の独断でなく、数名の部下の支持を得るべきだ。衆目の一致する人材が好ましい。

 こうして有能な人材を選んだら、その人材に全権を委託する。
 当然だが、予算や人事の権限も重要だ。財務や人事の権限者の承認を受けた上で、何でもやり放題になることが好ましい。(なるべく、やり放題にするように、トップがあらかじめ各部門に指示しておくべきだ。)

 ──

 これ以後は、全権を受けたリーダーの役割となる。
 全権を受けたリーダーは、どうするべきか? その指針を述べたページがある。実際に「危機管理をしたリーダー」の体験記だ。とても有能な人だったらしく、その体験記も有益だ。
  → 重大事故の時にどうするか?|miyasaka|note

 ここでは、心構えが大事だ。それは、ページの冒頭に、画像で示しである。
 「正直に誠意を尽くすこと」

 細かな手法の前に、上記の心構えが何より大事となる。
 その上で、「情報は公開する」というような原則も出てくる。
 なお、情報を公開することは大切だ。公開することで、批判を浴びて、修正が可能となる。逆に、隠蔽しては駄目だ。隠蔽すると、大暴走しかねない。

 ※ 情報公開が大切だということは、前項の岩田健太郎も言っている。下記で何度か強調されている。
   → 【書き起こし】岩田健太郎さんのYouTube動画

 ──

 なお、上記で述べたような「危機管理」の実例としては、東日本大震災のときの、日本政府の対応がある。菅直人首相が、枝野を選任して、全権を与えた。かくて、政府は一元的な対応ができた。枝野はろくに眠らずに対処したが、( 46歳なので)年齢的にも十分に対処できる体力があってのことだった。( 55歳の今では無理だろうが。)
 ともあれ、国難における「危機管理」は、菅直人政権はできたのだ。安倍政権はできないが。

 ──

 安倍政権の対処については、ひどいことがすでに判明している。前項でも述べたように、岩田健太郎の証言がある。それによると、彼が乗船して調査したら、厚労省の圧力・命令で、船から追い出されたそうだ。
 では、誰がその命令を出したか? それについては、追い出した本人が自分で告白している。



 しかも、自分の発言と矛盾している。(画像参照)



 橋本岳は、厚労省の副大臣で、今回の責任者としてふるまっているらしい。で、この人物が有能かというと、上のことからしても無能であることは歴然としている。
 経歴は、橋本龍太郎の次男として生まれたあと、父・龍太郎の地盤を継いで政治家になった。典型的な二世議員。親の七光り。政治傾向は、右寄りの保守だ。夫婦別姓に反対で、女性宮家の創設に反対。……いかにも、安倍首相好みだ。だから、イエスマンとして、どんどん抜擢されたのだろう。ろくに知識もないままに。
 まさしく、「危機管理のリーダーにはなってはいけないタイプ」の典型だ。反面教師ふう。こういう人物を選ぶところに、安倍首相の「らしさ」があるね。
 かくて日本は、バイオテロにさらされたも同然となった。(首相主導で。)



 [ 付記 ]
 こんなことになる前に、名探偵なら予想しておいてくれ……と思う読者もいそうだ。
 私としても、まったく予想しなかったわけではない。シウマイ弁当が消えた時点で、次のように述べていた。
 ここからわかることがある。
 「クルーズ船の乗客を世話するシステムがまったく機能していない。組織として正常に機能していない」
 これはもう、どうしようもない致命的な事態だ、とわかる。
( → 新型肺炎とクルーズ船: Open ブログ 2020年02月13日 )

 シウマイ弁当が消えた時点で、事態の深刻さを懸念していた。
 ただし、これほどまでにひどいとは、その時点では予想していなかった。そこはちょっと認識が甘かったようだ。

 ただし、その後、次の認識をしていた。
 とすれば、事実はこうであるはずだ。
 「誰かが嘘をついている。事実を隠蔽している」

 となると、追及先は「真実を知ること」ではなくて、「嘘を知ること」である。誰かが嘘をついているのだから、その嘘を嘘であると突き詰めることこそ、隠された真相を暴露する手法となる。

 以上が私の推理だ。このあとは、現地に名探偵が乗り出して調査しないと、真実はわからないかもね。
( → 消えたシウマイ弁当: Open ブログ 2020年02月14日 )

 誰かが隠蔽しているはずだ、と指摘している。
 これを読んだ読者は、「へっ。政府の陰謀論かよ。荒唐無稽で、信じられないね」と思ったかもしれない。だが、あにはからんや。まさしく政府による隠蔽行為があったことが、専門家の体験記で判明したのである。「政府が専門家を追い出す」という形の隠蔽行為だ。
Q 船内の夕方の会議で先生が提言をしようとしていたら、出て行くように言われたのですね。

A 検疫所の人に言われました。臨時の検疫官としての資格で入ったのですが、その資格を与えないと言われて降ろされたのです。

( → ダイヤモンド・プリンセス号に乗船した感染症専門医 「感染しても不思議じゃない悲惨な状況」

 ここで退去の命令を下したのが、橋本岳・副大臣であったことは、先に示したとおり。

 というわけで、シウマイ弁当の行方が隠蔽された時点で、ここでは「(政府による)組織的な隠蔽がある」というふうに、私は指摘していたわけだ。
 この時点では、犯人については、おおむね当てていることになる。ただし、これほどにも大規模で組織的な悪事がなされているとは、思いもよらなかった。
 新型コロナウイルスを大量に培養した上で、検査もしないで、患者を一般社会に放つとは。まさしく、政府によるバイオテロだ。……いかにも安倍首相らしい、とは言えるが。
 
posted by 管理人 at 20:23| Comment(1) |  インフルエンザ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今の事態を見ると、原発事故のときに安倍晋三が首相でなくてよかったと心底思いますね。
Posted by とーりすがり at 2020年02月20日 06:02
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