2020年02月18日

◆ カジノ vs パチンコ

 カジノはどうやらパチンコに勝てないようだ。捕らぬタヌキの皮算用。

 ──

 「カジノ推進で経済発展」
 と狙っている自治体が多いが、実際にはそれは夢物語となりそうだ。というのは、パチンコに負けてしまうからだ。
 朝日新聞のコラムに話がある。
 米国ラスベガスのカジノをのぞくと、客の多くはテーブルゲームではなく、スロットマシンに興じている。1回 25セントとか5セントの台まである。パチンコ屋すらほぼ存在しない米国では、ギャンブルが合法化されている数少ない場所を訪れることは、いわば非日常体験なのだが、本格的なギャンブルよりも手軽なスロットマシンの方が圧倒的に人気だ。 でも日本なら、これは近所のパチンコ屋で十分。わざわざカジノに足を運ぶとは考えにくい

( → (経済気象台)パチンコ大国のカジノ:朝日新聞

 横浜市などの自治体は、「カジノで大金をかける客がいっぱいいるから、カジノも儲かるし、自治体も儲かる」と狙っている。
 ところがラスベガスのカジノでは多くの客はテーブルゲームではなく、スロットマシン。それはパチンコで代替される。
 つまり、パチンコのない米国では、パチンコのかわりにラスベガスに来るが、日本ではパチンコがあるから、いちいちカジノにまで来ることはないわけだ。

 ──

 そこで、さらに思ったことがある。競馬だ。日本では競馬が盛んだが、米国ではそれほどでもないはずだ。調べてみたら、まさしくその通り。
 世界各国の競馬の売上げは、こうだ。
  1位 日本     2兆5833億円 (競馬情報
  2位 イギリス   100億ポンド  ( Wikipedia
  3位 米国     170億ドル  ( Wikipedia


 アメリカの人口は日本の 2.5倍で、GDP は3倍ぐらいある。それでいて、競馬の売上げは日本の6割だ。人口を考慮すれば、日本に比べて、ざっと4分の1( 25% )ぐらいの規模でしかない。つまり、アメリカでは競馬は大きな産業ではない。というか、ギャンブルそのものが、あまり大きな産業ではない。

 こういう国では、身近にギャンブルが少ないことから、特別な体験を求めて、ラスベガスに来る人もいるだろう。しかし、日本では、パチンコも競馬もあるのだ。わざわざカジノに来てまでギャンブルをしたがる人が、そう多いはずがない。また、たとえ来たとしても、その多くはスロットマシンで小銭を賭けるぐらいだろう。

 要するに、「カジノで経済発展」なんて、とんだ「絵に描いた餅」であるにすぎない。そんなものを夢見るのは「捕らぬタヌキの皮算用」だ。あまりにもバカげている。
 いい加減、バカげた夢からは、目を覚ますべきだろう。



 [ 付記 ]
 売上げの世界順位は、通貨の換算レートによっては、イギリスと米国の順位が逆転するようだ。



 【 関連項目 】

 「カジノで経済発展」という横浜市の夢想。
  → 横浜のカジノ誘致の大嘘: Open ブログ
posted by 管理人 at 21:42| Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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