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新型コロナウイルスは、武漢でだけ極端に致死率が高い。先に述べたとおり。
新型肺炎の死亡者の約95%が武漢市がある湖北省で発生し、致死率も3%近いが、湖北省以外の致死率は 0.2%ほどで、インフルエンザとほぼ同じ。
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このわけが不明だったが、本日の朝日新聞の記事を読むと、理由がわかる。
武漢市が、ビジネスホテルなどを感染者の「隔離先」に指定し、病院で受け入れきれない人たちを収容している。感染拡大を防ぐ狙いだが、十分な医療支援はないままだ。
( → 病院不足の武漢、治療なき「隔離先」 ホテルや学校など132カ所指定 新型肺炎:朝日新聞 )
十分な医療支援はない。これが決定的な要因だ。具体的な話は、記事の続きにある。
ベッドが足りないと入院を拒まれた。30日朝になり、おじの容体は急変。激しい呼吸困難に陥って自力で歩けなくなったという。
王さんは地区の行政サービスを担う担当者から「隔離先」に行くことを勧められた。
夜になって電話で訴えた。「医者も看護師もいないビジネスホテルだ。マスクも酸素ボンベも消毒液もない。食事も冷たく固まったご飯の塊だった」
翌31日朝、おじは隔離されたホテルの部屋で亡くなっているのを発見された。
記事には「暖房すらない。あそこにいたら死ぬのを待つだけだ」という話もある。ひどいものだ。治療するどころか、虐待して、あえて死なせている。自宅で看病してもらえば助かっただろうに、隔離施設で虐待されたがゆえに死んでしまったわけだ。
こうして、武漢でのみ極端に致死率が高いことの理由が判明した。それは、新型コロナウイルスの毒性が高いからではない。武漢では治療しないで虐待するからだ。ここでの死者は、病気で死んだのではない。病気と虐待の加重で、死ぬハメになったのだ。本来ならば助かっただろうに。
中国地獄。それが、高い致死率の本質だ。……ここを見誤って、「新型コロナウイルスの致死率は高い」というふうに思うのは、勘違いである。まともに看病してもらえれば、致死率は普通のインフルエンザと同様なのである。
※ 若手がこの病気で死んだ、という報道もあったが、理由は同様だろう。
同様のことが、日本のクルーズ船でも行われている。
医療支援の遅れと、検査体制の不備。
果たしてそうだろうか?
武漢での致死率が高いのは管理人の言う原因があると思うが、
湖北省以外の致死率が低いのは、「まともに看病」してもらえたためというよりも、
季節性インフルエンザの患者よりもずっと手厚い医療・
看護措置を特別に受けているためではないか?
感染者数が少ない今だからこそそれも可能だが、
インフルエンザ並みに罹患者が多くなればそれも不可能となり、
0.2%を大きく超える(武漢ほどにはならないだろうが)のではないだろうか。
手厚いといっても、暖房の効いた部屋で、寝ているだけですけど。あとは、おかゆぐらい。別に、薬をもらえるわけじゃないし。特別に手間がかかっているわけでもない。
重症化したあとでは、酸素マスクなどをもらえるが、重症化する人は、高齢者や病人ぐらいであるようだ。普通の人は関係ない。これまでの報道でも、国内感染した人は、重病化していないようだ。(死者の1例を除く)
国内の広がりを見ると、すでに感染したのに自然治癒してしまった例が多数あると思える。治りにくい数名だけが発覚したのだろう。逆に言えば、治りにくい人が目立つだけで、たいていの人は特に心配がない。