2020年02月04日

◆ 保育所は金持ちを優先入所に

 保育所は金持ちを優先入所にするべきだ。常識には反するが。

 ──

 「金持ちを優遇するべきだ」と言うと、「とんでもない!」と感情的に反発する人が多いだろう。
 だが、保育所でなく一般商品ならば、どれもこれも金持ち優遇だ。高級車でも、衣料品でも、レストランでも、金持ちだけが特別に高価格のものを享受できて、貧乏人はお呼びでない。これが「市場原理」だ。これに反するのは、「一律に配給品を給付する」という共産主義制度だが、そんなものを望む人はいないだろう。なのになぜか、保育制度に限っては、人々は共産主義のような制度を望む。そのせいで、共産主義と同様に、「配給品が足りないせいで、物不足になる」という状態に陥る。これでは、必要な人に必要な物資が行き渡らないので、最悪となる。……これが現実だ。

 だから、この制度を改めて、「金持ちが優先的に保育所に入園できる」という制度に改めるべきだ。
 ただしそれは、「金持ちを優遇する」という意味ではなく、「金持ちを優先入所にする」という意味だ。その核心は、「金持ちには特別に高額の料金を払ってもらう」ということだ。(高級車や高級レストランと同様だ。)
 具体的には、こうだ。
 「特に金持ちを優遇するわけではなく、保育所の料金を特別に高い額にする。たとえば、月 30万円にする。これを払える人だけが、保育所に優先入所できる。結果的に、金持ちは全員が入所できるようになる」

 このことで、金持ちは「高い金を払えば、全員が保育所に入所できる」という状態になる。かくて、「出産したのに、子供を保育所に預かってもらえないので、高額の所得を失う」という問題を解消できる。「保育園落ちた日本死ね」という問題を、解消できる。(少なくとも金持ちの家庭にとっては)

 ──

 では、貧乏人の家庭は、どうなるか? 金持ちが優遇された分、貧乏人は虐待されるのか?
 保育所については、そうだ。入れるはずだった人が、金持ち優遇の分、押し出される形で、排除される。
 しかし、である。金持ちは月 30万円を払うのだから、自治体にはその金が入る。だから、その金を、あぶれた人に与えばいいのだ。保育所に入れなかった貧乏人には、月 30万円(または月 25万円)を給付すればいいのだ。これなら、保育園には入れなくても、不満はあるまい。
 
 かくて、金持ちも、貧乏人も、おたがいに得をする。win-win の形になる。これぞ「うまい案」だ。



 [ 付記 ]
 「うまい案」と言ったが、ことさら特別な案ではない。単に「市場原理に従う」ということを基本にしただけだ。
 市場原理に従えば、自動的に最適配分される……というのは、経済学の基本原理である。そんなこともわきまえずに、感情的になって共産主義の制度(配給制度)なんかを取っている現状がおかしいだけだ。
 ※ ただし人々は、おかしさに気づかない。「裸の王様」状態だ。



 【 関連項目 】

 実は、「金持ちを優遇して高料金を取り、貧乏人には金を払う」というアイデアは、ずっと前に述べた。
  → 保育園への補助金を廃止せよ: Open ブログ

 さらに、本項と同様の趣旨のことを、より具体的に示したことがある。
  → 保育所不足の完全解決: Open ブログ

 ここでは、段階的な方法や、マッチング理論を使う方法も示している。


 以上の2項目を焼き直したのが、本項だ。「真に保育園に入りたがるような必要度の高い人は、全員が必ず保育園に入所できる」という観点で、語り直した。
( ※ 自治体の政策の点で、「今すぐ保育所の問題を解決する。非常に必要度の高い人は、必ず入所ができる」となる方法を示した。)

posted by 管理人 at 21:00| Comment(3) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
金持ちと貧乏人の数、バランスするでしょうか・・・
Posted by つりきち at 2020年02月06日 09:40
 放っておいても自動的にバランスするわけではないので、バランスするように制度設計しておけばいい。
 金持ちからもらった金1人分を、貧乏人2人に半分ずつ与えることもできる。
 逆に、金持ちからもらった金1人分を、自治体が勝手にかすめとってしまうこともできる。

 制度設計しだい。
Posted by 管理人 at 2020年02月06日 12:06
マラソン大会のエントリーでチャリティー枠っていうのがありますが、
似たものですね。
Posted by Siru at 2020年02月06日 12:29
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