インフルエンザの検査は、有効か無効か?
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インフルエンザの検査(簡易検査)は、検査としては無効なので、やめるべきだ……と前に何度も述べた。2009年の「豚インフルエンザ( 2009H1N1 )」のときに。
→ インフルエンザ 簡易検査 サイト内検索
それから 10年ほど立った現在では、どうか? 検査の性能は十分に向上して、インフルエンザをうまく判定できるようになったか?
これが問題となる。
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この件で、本日の朝日新聞・声欄に、患者の体験記が報告された。
・ 高熱で頭が朦朧としたので、インフルエンザを疑い、検査してもらったが、陰性だった。(非感染)
・ 翌日、熱が下がったあとで、また病院で検査したもらったら、今度は陽性だった。(感染)
つまり、病気がひどいときには「非感染」と判定して、病気が軽くなると「感染」と判定するわけだ。検査法としては、最悪のレベルと言える。
また、医療としても、最悪だ。症状がひどいときには(陰性なので)薬を処方せず、症状が軽くなってから(陽性なので)必要でもない薬を処方する。(手遅れふうに)
というわけで、「インフルエンザの簡易検査は駄目だ」という評価は、10年前から何も変わっていないわけだ。
結論としては、こうなる。
「インフルエンザの感染に対して、検査をしてはならない。症状と問診だけで、インフルエンザかどうかを判定するべきだ」
この結論は、10年前と同じだ。
しかるに、医者はいまだに、間違った判定をし続ける。日本中の医者が(インフルエンザについては)ヤブ医者同然になってしまっている。狂気の沙汰だとも言えるし、トンデモ医者ばかりだ、とも言える。
しかも、自分の過ちに気づいているならまだしも、気づかないまま、抗インフルエンザ薬の処方を拒む医者ばかりだ。医者が患者を救うのではなく、医者が患者を殺そうとしているありさまだ。ひどいものだ。(いない方がマシだ、とさえ言える。)
[ 付記 ]
皮肉っぽい言い方をすると、この馬鹿さを逆手に取ると、名案になる。
「簡易検査で、陰性(非感染)と出たならば、そのときには薬を処方する」
これは、通常の方法(陽性のときに薬を処方するという方法)とは、逆である。「とんでもない」と思う医者が多いだろう。
ところが実は、これは正しい処方なのである。なぜか? こうだ。
「検査で陰性だということは、ウイルスの量が少ないということだ。ウイルスの量が少ないのに、症状が重度であるのならば、その患者は、特別に虚弱な患者であって、通常よりも早めに投薬を始める必要があるからだ。
ゆえに、検査が陰性で、かつ、症状が重度であれば、早めに投薬するべきだ」
かくて、「検査が陰性のときには投薬する」という結論になる。逆説的だが。……なお、この件は、下記で詳しく述べた。
→ 簡易検査の新利用法: Open ブログ
2020年01月27日
過去ログ
ではなぜ検査するのか?患者さんが納得しないからです。
少なくとも今の日本の医療では治癒するか否か以上に患者さんが納得するか否かがより重要な判断基準ですので、患者さんがその場で納得すれば仮にお亡くなりになったとしてもそれはまっとうな医療ということになります。
そもそも迅速検査の感度・特異度はいいかげんです。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない、というレベルですから管理人さんの提唱する治療法も無意味です。
あなたは医療の現場の知識が不足しすぎている。たぶん特定の病院だけを狭い目で見ているだけでしょう。私は多くの報告(患者視点)を見ていますが、あなたとはまったく異なる報告が多い。
つまり、検査なしに処方してくれと頼んでも、医者は「検査なしに処方することはできない」と拒否する。検査したあとで、「処方してくれ」と頼んでも、「陰性だから処方できない」と拒否する。
こういう形でインフル薬をもらえない患者が大多数なんです。10年前にもそうだったが、今でもそうだ。そのことが、本文中の実例で示してある。あなたは文章を読めないのだろうか?
あなたは人の話をまったく読まないで、自分の思想ばかりを書いている。医者で言えば、あなたは、患者の話をまったく聞かないで、自分の治療法ばかりを主張するタイプの医師だ。こういう医師は、ときどきいるが、最悪だ。「すぐに医者をやめろ」と言いたくなるタイプだ。
あなたが医者でなくて、幸いだ。仮にあなたが医者だったら、患者は地獄だよ。
> インフルエンザの迅速検査が感度・特異度ともに低いのは医者ならだれでも知っていることです。
知っていようがいまいが、それを受け入れないで、「簡易検査の結果は絶対的に正しい」と主張して、検査結果を押しつける医師が大多数なんですよ。あなたは医療の現場のことをまったく理解できていない。
あなたはたぶん、医者の声をよく聞くタイプの人(薬剤プロパーか何か)であって、患者の声を聞いたことなんかないんでしょ。だからトンチンカンなことばかりを書く。
なお、「検査結果を押しつける医師が大多数」だということは、残念ではあるが、正気であると言える。
逆に、「検査結果を押しつけない医師」がいるとしたら、検査結果を信用しないのに検査をするわけだから、頭が狂っているか、無効であると知っていて検査料稼ぎに無意味な検査をする悪徳商法の医師であるか、どちらかだろう。狂気か悪徳かだ。
で、あなたの言い分だと、大多数の医師は狂気か悪徳であるべきだということになるが、そっちの方がまだひどいね。「狂気か悪徳であれ」と主張するあなたの理屈は、あなた自身が狂気か悪徳に従っていることになる。
一方、残る道として、「簡易検査をしない」という道もある。これは私の主張する道だ。しかし、あなたはそれを否定しているのだから、あなたの主張は、狂気か悪徳か、あるいは非合理的思考か、その三つのうちの一つだということになる。
> 管理人さんの提唱する治療法
あなたの読解力のなさが暴露されているね。
私の提唱は、本文の本論部分の最後に「結論」として示してある通りだ。
そのあと、皮肉の形で冗談の名案(迷案)を記しているが、これを私の提唱だと読んでいるのだとしたら、あなたは人の話をまったく聞かないで、最後の冗談だけを真に受けていることになる。
どうしようもない読解力だ。患者の話を聞かない(曲解する)医者にそっくり。