2020年01月05日

◆ 朝日新聞の国際化称賛

 朝日新聞が国際化称賛の記事を連載しているが、筋違いだ。

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 朝日新聞が国際化称賛(グローバル化称賛)の記事を、連載している。
  → (私は○○人:1)イラン系日本人、それが私
  → (私は○○人:2)ユダヤとアラブ、宿命超えて
  → (私は○○人:3)中国のお母さん、愛情くれたから
  → (私は○○人:4)先住民の子、誇りを胸に歌う
  → (私は○○人:5)欧州に暮らす、違い尊重してこそ

 正月特集ということで、未来志向というつもりで、国際化・グローバル化に遅れている日本を啓蒙しよう、というつもりらしい。

 読めばわかるように、「グローバル化時代に取り残されている時代遅れな未開人を啓蒙して上げる、先進的な私」という自己陶酔にあふれる記事だ。自分は利口だと自惚れて、他人を無知な馬鹿だと見なしていて、鼻持ちならない。
 ではどうして、こういうふうに他人を見下す、傲慢不遜な記事になったのか?

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 記事の趣旨は一貫している。次のような二項対立を掲げる。
  ・ 外国人を排斥する、国粋的・閉鎖的な人々。
  ・ 国際化を推進する、国際的・開放的な人々。

 その上で、前者を批判し、後者を肯定する。そのために、「国際的な領域で働いている、混血や二重国籍の人々」を紹介して、「こんなにも社会に貢献していますよ」というふうに記事にしている。
 しかし、これはまったくの見当違いだ。

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 記事に掲げられているような外国人に反対している人など、もともといない。たとえば、国連職員とか、プロレベルのスポーツ選手とか。こういうふうに高度な専門技能を持って、高収入を得て、多額の納税をしてくれる外国人がいるが、これらの人々が日本で働くことに、反対している人などはいない。だから、これらの人々を例にして、「グローバル化は素晴らしいんですよ」などと記事にしても、何の意味もない。論点がまったくズレている。筋違いであるし、見当違いでもある。

 イギリスであれ、日本であれ、世間の人々が外国人労働者に反対しているのは、外国人が最賃以下で働くような場合だ。これらの低賃金労働者が、ひどい低賃金で働くせいで、地方では下級労働者の職が次々と奪われて、失業が増えている。底辺層の人々は、それに反発しているのだ。決して「高所得の人々の流入」に反対しているわけではない。それらの人々はもともと競合しないのだから、反対するはずもない。

 朝日新聞の記事は、いわば、「パンがなければお菓子を食べればいいんじゃない」というトンチンカンなことを言った王女に似ている。底辺層の人々は「パンを奪われたくないから、薄給の外国人を流入させるな」と言っているのだが、朝日新聞は、「高給の外国人を流入させても、お菓子を食べるだけだから大丈夫よ」とトンチンカンなことを言っている。「薄給の外国人が問題だ」という論点を理解しないで、「高給の外国人は問題じゃないのよ」と答えている。(貧乏人にとって)パンの不足が問題となっているときに、(金持ちにとって)お菓子が余っていると答えている。……バカじゃなかろうか?

 まったく、読解力がないまま、トンチンカンな記事を書く朝日新聞には、呆れるしかない。トンチンカンな王女そのまんまだ。
 そして、それというのも、「自分は正しいことを言っている」と自己陶酔しているからだ。そのせいで、「自分は勘違いしている」と理解できないのである。

 朝日新聞には、いかにも文学部卒みたいな、理想主義を掲げる人々が多い。現実離れした妄想は、初夢だけにしてもらいたいものだ。






謹 賀 新 年


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posted by 管理人 at 08:37| Comment(1) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>朝日新聞には、いかにも文学部卒みたいな、理想主義を掲げる人々が多い。現実離れした妄想は、初夢だけにしてもらいたいものだ。

同感ですね。
ややずれますが、年賀状に関して、こんな記事。

https://www.asahi.com/articles/ASMD700W7MD6UTFL00S.html

若い人はメールやLINE、SNSを使いこなすから、年賀状が不要なのは当たり前。

では年配者は。自分の聞いた範囲では、「いかに年賀状を減らすかを考えている」の意見ばかり。義理があって、返信を外せないのだ。

この朝日新聞の記事。一言で言えば、日本郵政の「ステマ」という奴。

要するにまとめると「年配幹部社員の頭が古い」。だから朝日新聞は、退職者に一定の賃金保証をしながらも、やめてもらいたいと思いリストラを敢行した、と考える。
Posted by hiro at 2020年01月05日 20:05
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