2019年12月15日

◆ 台風 19号の被害と水門

 台風 19号の被害は、水門を閉じなかったせいだ(人災だ)という事例が多く報告された。武蔵小杉もそうだったらしい。

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 台風 19号の被害は、水門を閉じなかったせいだ(人災だ)という事例が多く報告された。一つではなく、各所で。いずれも多摩川からの逆流を防げなかった。

 世田谷区と大田区(田園調布)の事例。
  → 東京新聞:「世田谷区の水門、当時開いたまま」 浸水被害の大田区 年度末までに原因究明へ
  → 住民疑問の声「田園調布浸水」は自然災害なのか | 東洋経済

 川崎市多摩区の事例。
  → さびつき開閉不能の水門、半世紀放置か…台風で付近浸水 : 読売新聞

 狛江市の事例。
  → 東京新聞:水門開閉「是非」 狛江市の浸水 住民説明会、焦点に

 武蔵小杉の事例。
  → 止まらぬ住民撤退と不動産下落。武蔵小杉の浸水は"人災"だった?(週プレNEWS)

 最後の記事の一部引用。
 被害を受けてムサコの資産価値は暴落。ある戸建て物件を概算したところ、4000万円台から 1500万円まで下がっていました......。それでも一部のマンションや戸建ての所有者からは『売りに出したい』との要望がありますが、水害リスクを敬遠されて買い手が見つかりません」




 [ 付記 ]
 本項は、記事の紹介だけです。私見はありません。
 
 ただし、あえて私見を言えば……
 「あちこちで逆流と浸水があったおかげで、多摩川の水位が下がって、多摩川本体の決壊を避けられたのかも」とも言える。
 決壊した場合、千曲川や阿武隈川のように、悲惨なことになっていたかも。

posted by 管理人 at 23:50 | Comment(2) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
決壊するまでの水位だったら、別の場所。
武蔵小杉に被害は無かったか。

ということは、
決壊水位までの想定ができていなかった自治体、
浸水を想定できていなかった低地のビル会社、
が甘甘だったのかと。
そもそもハザードマップ的にはグレーゾーン?

世界的には日本へのBCPは
20年ほど前から非常に風当たりは強く、
それでも、三洋や東芝のように消えてしまう会社も。
近々では長野水害での機械関係の欠品継続。
BCP、日本はまだまだやれてないかと。
Posted by メルカッツ at 2019年12月17日 21:24
 多摩川の水害への対策は、別項で述べました。

  → http://openblog.seesaa.net/article/470898276.html
  → http://openblog.seesaa.net/article/470915665.html
Posted by 管理人 at 2019年12月17日 22:51
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