Windows 7 のサポートが終了するが、Windows10 を無償で入手できる。
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新しいパソコンを買おうとしている人が多いだろうが、新しいのを買わなくても、既存のパソコンの Windows 7 や Windows 8 を Windows10 を無償で入手できる。
マイクロソフト自身が、Windows10 への無償アップグレードを実施しているからだ。詳しくは下記。
→ Windows 10への無償アップグレードキャンペーンはなぜまだ続いているのか? - GIGAZINE
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「無料で入手できるのなら、コスパは最強だ」
と思う人が多いだろ。それは正しいのだが、選択肢としてみると、最善だとは断言できない。
というのは、功罪なかばするからだ。
《 長所 》
・ OS は無償で入手できる。
・ ハードも既存のものをそのまま使える。
《 短所 》
・ メモリが 4GB 未満では、メモリ不足で、非実用的。
・ CPU が 32bit なら、64bit版 のWindows10 は使えない。
・ 古いアプリ(32bit版)は使えなくなることもある。(※)
・ 4年以上の使用歴があるなら、今後は故障の頻度が高まる。
※ 使えない例。MS-Office 2003
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特に、次の人にとっては、悩ましい。
「 32bit版の MS-Office (旧バージョン)を使いたいが、古いパソコンでしか使えない。古いパソコンをそのまま残して、そこで古いソフトを使いたい」
この場合には、新規パソコンを買った方がいいだろう。お金が新品を買う余裕があるのであれば、新品を買った方がよさそうだ。どうせ使用時間はものすごく多いので、「元を取る」感じは十分にある。
※ Amazon プライムなんかに年額 4900円も払うくらいなら、パソコン代に毎年2万円を払う方がコスパは高そうだ。
それでもまあ、パソコンには高い金を払いたくない、という人も多いだろう。特にノートパソコンは液晶代込みなので、その分、高くなる。だから、買い換えへの障害は高くなる。
まあ、どうするかは、各人が用途と財布を勘案の上、ご自分でお決め下さい。本項では一応、話を整理するだけに留めます。
[ 付記 ]
短期的と長期的に分けて考えることもできる。
短期的には、無償アップグレードの方がよさそうだ。特に、機器があまり古くなっていない場合はそうだ。手間もコストもかからずに、現状を維持できる。
とはいえ、それも限界が来る。2〜3年後には、ハードも古くなって壊れやすくなるし、メモリ4GBの制限も苦しい。2〜3年後には買い換えを迫られそうだ。長く持てば、4〜5年は持つかもしれないが。
つまり、買い換えを避けられるわけではなく、買い換えを先延ばしするにすぎない。しかも、そのときにパソコンが故障したら、故障したパソコンはもう使えないので、ゴミとなる。
長期的には、新品パソコンを買うのも有効だ。古いパソコン(現有機)は、ネットから切り離した形で、スタンドアローン機として使える。新品パソコンが壊れた場合のバックアップ機として使える。古い 32bit ソフトを使いたいなら、そのための専用機として使うこともできる。……とはいえ、このような用途は、かなり限定的な用途である。「そんなのはなくてもいい」と思う人も多いだろう。
ただ、それは別としても、新品パソコンならばメモリ8GBなので、この先かなり長く使えるというメリットがある。今すぐ8万円ぐらいを払うのは手痛い出費と思えるかもしれないが、現有機をそのまま使っても、3年後ぐらいにはやはりその金を払う必要があるのだから、実際には4万円ぐらいの差にしかならない。それでいて、メモリ8GBで CPU は高速だ、というメリットもある。
( ※ まあ、現有機でも、ハード的にはそう不満はなさそうだが。メモリ2GB というのならともかく、4GB があれば。)
結局、長短はいろいろある。結論は同じで、各人が自分で最適なものを決めるしかない。
2019年12月13日
過去ログ
タイムスタンプは 下記 ↓
あ、ごめんなさい。読み間違えました。32 という数字が二つあったので、勘違いしました。失礼しました。
その間のタイムロスはいかがなものだったんだろ
皆さんは満足されていらっしゃるの
もう基本OSはフリーにすべきだと思わない?
MS-DOSをフロッピーから起動してたころからの
マネークレソフトとの付き合い
ユーザーの使用目的・頻度によって何が最適かは星の数ほどあるでしょうが、古いアプリケーションへの対応が(枷)となっているのであれば、Windows10化してHyper-Vを使用して仮想PC環境上で古いOS+アプリケーションを稼働させるのも一つの解かな?
64bitのWindows10上でもHyper-VのゲストOSとして32bitOS(WindowsXP等)が稼働可能です。
(Hyper-VはWindows10に標準で付属している機能なのでリーズナブル、マニアならVMWareでも良いけど)
後、余談ですが大手メーカーのPCに貼っているWindows7のライセンス(キー)実は32bit,64bitの区別が無いのご存知ですか?
プリインストール状態のOSが32bitだとしても、後から64bitのインストールディスク(3200円程)を使用して64bitをインストールし、ライセンスシールのキーでアクティベートが通るんですよ。
つまり、Windows7 32bitを使用している場合、
1.Windows7 64bitをクリーンインストールしてアクティベート
2.Windows10 64bitへ無償アップグレード
の手順で、Windows10 64bit環境へ移行できるわけです。
ただし、単体でOSを購入した場合はライセンス違反になる可能性が大ですし、一部のメーカー製品でも32bit⇒64bitはライセンス違反としている場合もありますので、メーカーに要確認ではありますが・・
ライセンスキーで思い出したけど、私のパソコンはドスパラで買ったものなので、ライセンスキーがケースに記してないんだ。何でも内臓チップに書き込んであるせいで、ケースには書いてないらしい。調べるには特別な手間がかかる。大変なんだ。
あと、私のパソコンは5年も使用したものだと判明した。もう変え時だね。
(訂正)
ライセンスキーは不要だとの指摘を受けた。たしかにこれは私の勘違いでした。お詫びして訂正します。
また、ドスパラの場合には、ライセンスキーが必要となる場合には、内部で自動実行されるはずなので、ケースに番号を記す必要がもともとなかった。特別に調べる必要もなかった。これも私の勘違いでした。お詫びして訂正します。
不要です。
そうですね。私の勘違いでした。ご指摘ありがとうございます。
寿限無は
・古いアプリを動かすために古い機材をいつまでも使用するぐらいなら仮想PC環境も手段の一つ
・仮想PCを動かすには64bitがベター
・現在のWindows7が32bitの場合でも諦める必要はなく、”ライセンス的に違法ではなく”64bit環境をインストールできる。
ということです。
ライセンスキーが必要なのはWindows7クリーンインストールからのアクティベート作業の際ですね。
11月17日 には、下記記事を書いた。
http://openblog.seesaa.net/article/471580785.html
このときに比べて、1万円ぐらい安くなっている。ずいぶん下がったものだ。あと1カ月待つと、さらに下がるか。あるいは、今はちょうどがくんと下がった時期なのか。
CPU 価格は、モデルチェンジにともなって、約3カ月ごとにがくんと下がる。階段状に価格が下がる。
あと、メモリの需給が逼迫していたが、今はゆるんだのかも。……と思ったが、これは調べたら違っていた。
これはたぶん無理です。
・ Windows 7 の OS をもう売っていない。
・ たとえ買えても、インストール後にアクティベートできない。(認証拒否)
となりそうです。
後者の点は、ちょっと微妙だが。
まあ、どっちみち、抜け道的な経路をたどるしかなさそうなので、安全パイではないですね。
まだ正規版を普通に変えますよ。
代理店などに在庫があります。
>たとえ買えても、インストール後にアクティベートできない。
普通に認証できますよ、以下のマイクロソフトサポート情報を参照ください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057281/windows-7-support-will-end-on-january-14-2020
私は1カ月後の期限切れ以後のことを考えていたので、話が食い違ってしまいました。済みません。
いいえ、サポート終了後でも販売できなくなる訳ではありません。需要がほぼ無いので店頭
(販売カタログ)からは姿を消していますがね。
まあ、寿限無が書いた対応の前提が、
>「 32bit版の MS-Office (旧バージョン)を使いたいが、古いパソコンでしか使えない。古いパソコンをそのまま残して、そこで古いソフトを使いたい」
>この場合には、新規パソコンを買った方がいいだろう。お金が新品を買う余裕があるのであれば、新品を買った方がよさそうだ。どうせ使用時間はものすごく多いので、「元を取る」感じは十分にある。
に対してで
「古いPCを残して、いつ壊れるかハラハラするぐらいなら、"新規購入したPC"上の仮想PC環境で
動かすのも一つの解ではないか」ですから。
古いPCのライセンスがリテール版ライセンスならば仮想PCにライセンス移行できすので、ライセ
ンス的には違反にならないわけです。