ゴキブリを見ると、怖がる人が多い。では、ゴキブリが怖いのは、どうしてか?
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毒をもつ毒クモや、サソリや、ヘビを怖がるのなら、まだわかる。しかし、ゴキブリなんて、コオロギやバッタやセミと似たようなものだ。外見だって、カブトムシやタガメと大差ない。怖がる必要なんて、さらさらない。なのに、ゴキブリを怖がる人が多い。いったい、どうしてだろう?
一説によると、(女に寄生する)ヒモの仕事は、「天井の照明ランプを交換することと、ゴキブリをつかまえること」だという。へえ。そうなのか。ま、それはどうでもいいか。
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いきなり結論を言おう。
ゴキブリが怖いわけは、ゴキブリが速いからだ。やたらとものすごい速度で動き回る。まったく、すばしこい。あまりにも速いので、「制御できないもの」という怖さがある。
ひるがえって、カブトムシやダンゴムシは、すごく遅い。ほとんど動かないこともある。コオロギやバッタは跳ねるが、認知可能な跳ね方なので、特に怖くはない。一方、カマドウマは、すばやく跳ねるので、怖がる人が多いようだ。
→ カマドウマの恐怖を君に教えて上げよう(実話)
ともあれ、ゴキブリはすごく速い。あまりにも速すぎる。理解できる速度を超えていると言える。かくて、通常の虫の概念を越えてる。虫というより、虫以上の何かだと思える。ほとんどトカゲのような爬虫類的な速さがある。いや、もっと速いかもしれない。ゴキブリキラーのスプレーを吹きかけようとしても、それを逃れるような速さだ。
似ているものでは、ハエがある。ハエはなかなかつかまらない。だから、気持ち悪い。ただし、ハエは小さいので、その形をあまり認知しないで済む。一方、ゴキブリはもっと巨大だ。それはいわば、すごく巨大なハエのようなものだ。気持ち悪いですね。
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さて。
ゴキブリが怖いのは、速いからだが、速いのはどうしてか?
ひょっとしたら、もともと速いわけではないのかもしれない。人間がゴキブリをとららえたが、遅いゴキブリはつかまって絶滅し、速いゴキブリは逃れて生存した。そういう形で人間が淘汰圧をかけたから。ゴキブリは速くなったのかもしれない。
とすれば、人間のせいで、ゴキブリは怖い存在になったのだ。皮肉ですね。
※ 自らの手でフランケンシュタインを生み出したような感じかな。
[ 付記 ]
ゴキブリ退治に悩んでいる人のためには、下記項目がある。これでゴキブリ退治を完璧にできる。
→ ゴキブリ対策の決定版: Open ブログ
2019年11月29日
過去ログ
ゴキブリのほぼ全体が森林性で人間との接点はありません。そして一部を除いて、外観や移動速度は人間の居住空間にいるものと大差ない。
部屋に迷いこんできたセミとか、暴れコオロギとか怖かったですね。
速度や大きさも恐怖の度合いと連関があるでしょうが、本質とは思われません。
カブトムシやコオロギも外で見る(/人間の管理下で飼う)から怖くないのであって、自分の住んでいる部屋の壁に知らないうちにとまっていたら恐怖す以外の何物でもないでしょう。
蟻、ハエ、蛾も、入り込むことがあるが、怖くはない。ムカデやゲジゲジやネズミを見ることもあるが、気持ち悪いけど、怖くはない。
いやいや、怖いよ。
怖いと思う人のほうが多いと思う。
だけど、そういう怖がりの人は、動かないサンマやエビやカニやアサリも調理できないんじゃないの?
そんなことはないです。
生きの良いサンマやエビ・カニでも余裕でさばきますよ、わたし。シャコも。
けど、ムカデ・ゲジゲジ・ネズミはどれもダメ。
スピードは関係ない。
電車のなかで大きい声で独り言を言ってる人がいるとちょっとドキドキする、あの感じ。
単純なロボットみたいな虫か、高度な知能を持つ生物なら、恐くない。
個人的にはゴキブリは基本ロボットだと思ってるので、気持ち悪いだけで恐くはない。
ただスプレーかけてパニクったゴキブリは恐い。
加えて、集団で住みつくところも気味の悪さを助長しているのかなと。
ムカデやゲジゲジも怖いでしょ。
都会じゃ見ないけども。