2019年11月22日

◆ NHK がなくなるとどうなるか?

 NHK(の受信料徴収)への批判が世間にはあるが、NHK がなくなったらどうなるか?

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 「NHKから国民を守る党」なんていうのもできたし、世間では NHK(の受信料徴収)への批判がかなりある。はてなブックマークでも、受信料徴収への文句がいっぱい出ている。
 実は、その金額は月額 1000円程度(年額 14000円)であるにすぎないし、この額は太陽光発電に対する電力代の上乗せ分(FIT)とほぼ同額である。どうせ文句を言うのなら、電力代の上乗せ分に文句を言う方がまだマシだろう。NHK ならば「番組を見る」ということへの対価になるが、電力代の上乗せ分は何の利益もなしに金をぶんどられるだけだからだ。
 なのに人々は、後者には文句を言わず、NHK にばかり文句を言う。

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 では、NHK がなくなったら、どうなるか? 考えてみよう。

 前項では、NHK のページへのリンクを貼った。
  → WEB特集 安倍政権は、なぜ続くのか | NHKニュース

 これは立派な記事だし、立派な報道だ。
 しかしながら、重要なニュース価値があるにもかかわらず、放送しないで、ネットで公開するだけだ。残念なことに。
 では、どうしてか? NHK には政権にたてつく根性がないからか? 違う。テレビで放送すると、国谷裕子さんみたいに、クビになるからだ。
 なのに、テレビでは放送しないのにネットで公開するのは、どうしてか? 自民党の政治家は、テレビは見るが、ネットは見ないからだ。(特に菅官房長官。)
 テレビで安倍政権批判をすれば、たちまち NHK の番組に介入するくせに、ネットのページなら、ろくに文句を言わないのだ。パソコンもスマホも使えないからだろう。かくて、ネットのページは安全となる。
 そして、それを利用して、かろうじて反権力の報道をするのが、NHK における骨のある人々だ。昔ならば「地下活動」と呼びたいところだが、今ではネットで活動するわけだ。(次代が違うね。)

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 さて。NHK には骨のある人々が抵抗活動をしているとわかったが、民放はどうか?
 言わずもがなだが、民放はてんで駄目だ。NTV は、読売系だ。フジテレビは、産経系だ。テレ朝は、朝日新聞系で、以前はリベラルだったが、近年になって急に右傾化した。
  → テレ朝が“忖度”人事か…安倍政権追及の経済部長を更迭|日刊ゲンダイ
  → テロ朝(テレビ朝日)の右傾化に危惧?
  → テレ朝『ワイド!スクランブル』が完全にネトウヨ番組に!

 かくて、NTV、フジテレビ、テレ朝、そのいずれも安倍政権の軍門にくだっている。
 かろうじて TBS が毎日新聞系で残っているが、ただし、TBS のニュース報道は弱い。あったとしても、なかば無視されがちだ。

 というわけで、NHK だけが権力批判をする。いや、権力批判というよりは、中立的で公正に報道する。つまり、政権に都合の悪い部分に目をつぶらずに報道する。「そんなのはマスコミとして当り前だ」と言いたいところだが、今のマスコミはそういう当たり前のことができない。政権にとって都合の悪いこと派ろくに報道しないようになっている。

 ──

 ここまで見れば、結論は明らかだろう。
 人々は「 NHK なんかいらない。なくてもいい。民放とネットがあれば足りる」なんて言っているが、そうではないのだ。民放とネットがあるだけでは、公正な報道などは得られないのである。
 NHK は、近年は安倍政権の介入を受けて、公正な報道が歪められている。それでも内部の人々は必死に「報道の自由」を守ろうとして、抵抗しているのだ。
 ここにおいて「 NHK なんかなくてもいい」と言い張ることは、安倍政権にとって都合がいいだけだ。
 最近では民放も「桜を見る会」について、政権の嘘をあばく報道をやっているようだ。こういうことを、部分的にワイドショー的にやるだけでなく、もっと真実に基づく報道をするためにも、NHK をなくしてはならないのだ。
 もし NHK がなくなったら、日本のテレビ界は安倍首相に都合のいいものばかりになってしまいかねない。

posted by 管理人 at 22:24| Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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