タワマンの水害が問題となったが、その後の対策が進んでいない。どうするべきか?
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タワマンの水害が問題となった。特に、停電によってエレベーターが使えなくなったり、トイレが使えなくなってりして、壊滅状態だ。
( ※ 私の得た独自の内部情報によると、完全復帰までには半年以上がかかるそうだ。その間は、ホテルなどに移る必要があるらしい。大変だ。)
ならば、その後はいろいろと対策が進んだのかと思ったが、下記の記事によると、何も対策はなされていないようだ。政府でも、特に動きはないようだ。
→ (台風19号から考える:中)タワマン浸水、他人事と思わずに:朝日新聞
この記事では、いろいろとまとめふうに記してあるが、「地下室にある配電設備への浸水を防げない」というふうに述べているだけだ。結局は「ただのお手上げ」というふうに記しているだけだ。(対策なし)
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しかし、思い出そう。「電源が水没したせいで、すべてが駄目になった」というのは、福島原発事故で起こったことだ。それを教訓に、他の原発では「電源の浸水対策」(津波対策)が進んでいった。
ところが、都会のタワマンでは、それが放置されている。今回は武蔵小杉のタワマンだけが問題視されたが、実は、それに限らず、各地のビル(特に高層ビル)で、同じことが起こる危険性があるらしい。(記事による。)
そして、そうなった場合、やはり、対策がないまま、お手上げになるらしいのだ。
特に、政府が何も指導していないところが、ひどい。津波の浸水マップを情報提供するだけで、あとは民間に丸投げというありさまだ。これでは似た被害の再発を防げない。そんなことでは困る。
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。
「地下室の配電設備への浸水を防ぐように、高層ビルでは水密扉を設置することを義務づける」
ここで、「水密扉」というのは、前に紹介したものだ。
→ 川崎の美術館の水没: Open ブログ
「防水扉」というと、簡易版のものが多いようだが、「水密扉」というのは、潜水艦の扉みたいなもので、高い水圧にも耐えられるようなものだ。こういう頑丈なものであれば、5メートル以上の浸水があっても耐えられるだろう。そういうものを、高層ビルには義務づけるべきだ。
本来なら、できれば、まわりをコンクリで囲って、地下室には(1階でなく)2階から下るようにするべきだ。これなら、1階全体が水没しても、地下室への浸水はないからだ。
ただし、今さら建物の構造を変えることはできないだろう。というわけで、既存の建物には、水密扉の設置が最善であろう。
これを本項の提案とする。
[ 余談 ]
台風による水害のせいで、野菜が高くなっている。
最近、どうも野菜が高いので、「台風のせいだろう」と見当をつけたら、やはりそうだと判明した。
→ 東京新聞:農産物、台風被害広がる 野菜や果実、価格上昇も:経済
困ったことだ。特に白菜と大根が高い。他もみんな高い。キャベツだけは比較的安めのようだ。備蓄のあるタマネギも比較的安めのようだ。ハウス栽培のエノキは特に影響がないようだ。
ま、もうしばらくしたら、白菜と大根は安くなりそうだ。それまで、2〜3カ月は、他の野菜で代替しておこう。トマトの缶詰もいい。
2019年11月13日
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