2019年10月31日

◆ 子宮頸がんワクチンの現状 2

 子宮頸がんワクチンの現状をじっくり考えると、過去の真実が見えてくる。

 ──

 子宮頸がんワクチンの現状については、3カ月前(7月27日)に述べた。そこでは、次のように結論した。( 2015年の大規模調査で関連性が見出されなかったことから出た結論)
 「以前は副反応があったが、名古屋スタディのなされた 2015年以降では副反応がなくなった」

 「子宮頸がんワクチンは、以前は副反応をもたらす危険性があったが、2015年以降では危険性がなくなった」
( → 子宮頸がんワクチンの現状: Open ブログ

 つまり、それ以前と以後とで、ワクチンの中身が変わった、ということだ。

 ──

 上のことによると、ワクチンについて「それ以後では無罪」ということが判明する。
 では、「それ以前」については、どうなのか? これについては、次のような3通りの解釈が成立するだろう。
  ・ 以後は無罪だとわかったが、以前についてはまったく不明。
  ・ 以後は無罪なんだから、以前も無罪に決まっている。
  ・ 以後は無罪だけど、以前は有罪だったんだ。


 そのうち、どれが正しいのだろう? 常識的に考えれば、「以後のことがわかったからといって、以前のことには影響が及ばないから、以前については不明なままだ」となりそうだ。
 しかしそれでは、話が詰まらない。謎は謎として残される。ここは何とかして、名探偵にお出ましを願いたいところだ。

 ──

 そこで困ったときの Openブログ。名探偵の推理を求めよう。医学的な謎を、名探偵はどう解決するか? 以下で示そう。

 過去についての証拠は今さら新たに得られないが、過去においては「子宮頸がんワクチンで重篤な症状が出た」という報告がいくつかあった。これはもともとあった報告だ。
 さて。2015年以降はどうか? 新たな報告は特に出されていないようだ。その意味で、新たな証拠が見つかったとは言えない。
 しかし、である。「新たな報告は特に出されていない」ということ自体が、新たな証拠なのである。なぜか? 次のように考えられるからだ。

 そもそも、「子宮頸がんワクチンで重篤な症状が出た」という方向が出たとき、それを否定する見解があった。その見解は、こうだ。
 「重篤な症状は、子宮頸がんワクチンに由来するものではない。それは、思春期の少女にはもともと統計的に発生するものであって、子宮頸がんワクチンとは別の理由で発生するものだ」
 なるほど。これはこれで、一つの見解である。しかし、この見解が正しいとすれば、2015年以降でも同様に発生していたはずだ。そして、「子宮頸がんワクチンのせいだ」とか、「インフルエンザワクチンのせいだ」とか、「(生理調節用の)ピルのせいだ」とか、そういう何らかの責任転嫁の形で、「こいつのせいでこうなった」と叫び声を上げていたはずだ。
 しかし、現実には、そうなっていない。2015年以降では、「重篤な症状が起こった」と叫ぶ声は社会問題となるほど出ていない。これはつまり、「2015年以降では実際に、重篤な症状は起こっていないのだ」ということを意味するだろう。
 そして、これをもたらす事実は、こうだ。
 「実際に、子宮頸がんワクチンは改善された。それ以前とは違って、2015年以後の子宮頸がんワクチンは安全なものに変わった」
 これを換言すれば、こうなる。
 「改善される前は、子宮頸がんワクチンは安全なものではなかった。まさしく重篤な症状を発生させるものだった。だから、2015年以前では重篤な症状の報告が目立ち、2015年以後では重篤な症状が起こらなくなった」
 このように考えるのが最も合理的だろう。

 要するに、「 2015年以降では、なくなった」ということを見ることで、「 2015年以前では、あったのだ」と認定できる。「今では、ない」ことが、「過去では、あった」ということを(間接的に)証明する。そこには、「ない」という事実が「ある」のだ。
( ※ 「不思議の国のアリス」みたいな言い回しだが。→ 参考

 ともあれ、以上のようにひねくれた理屈によって、「 2015年以前では、子宮頸がんワクチンには危険性があったのだ」と結論できるだろう。



 [ 付記 ]
 なお、どうしてこういうふうになったのかといえば、アジュバントの変化が強く疑われる。
 たとえば、アジュバントの溶解が不十分で、一部には(溶けずに)粒子状のアルミが残っていたのだとすれば、それが脳に入ったときに、悪さをすることがありそうだ。
 ところが、2015年以降のワクチンでは、アジュバントの溶解が十分で、すべてが溶けてしまっているので、脳に入って悪さをすることがなくなった……と考えられる。つまり、製法の改善が、副作用(副反応)を発生させなくなったわけだ。

 なお、この重篤な被害が起こるのが、ごく限られた例外に限られているのは、大部分の人が脳内関門のおかげでアルミを排除できているからだ。
 ところが、一部の人は脳内関門に何らかの欠陥があって(たとえば穴があいていて)、そのせいでアルミが脳に入り込んでしまった……と考えると、うまく説明できる。

 以上のように考えれば、すべては整合的に説明できる。これなら、「名探偵の推理」と言ってもよさそうだ。

 一方、「子宮頸がんワクチンはもともと安全なのだ。重篤な被害が起こるのは、子宮頸がんワクチンとは別の理由による」というようなワクチン弁護もあるが、それは、「 2015年以後には重篤な症状が報告されなくなっている」という事実と整合しないので、妥当ではない。こんな弁護は、ほとんど非科学的と言っていいだろう。

posted by 管理人 at 23:11| Comment(0) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
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