車椅子の人は、避難所で無事に生活できるか?
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この問題は、前に考えたことがあった。テレビドラマの「パーフェクトワールド」という番組で、車椅子の人が避難所に行く、という話があったからだ。ただし場面は地震のとき。
それを見たついでに、「避難所のトイレは身障者に対応しているのか?」という問題を掲げた。そして、「投票のときには、小学校の体育館のトイレを調べよう。身障者対応になっているかどうかを見よう」というふうに記した。
→ 投票所ではトイレを見よ: Open ブログ
ま、そのあと私も見に行ったが、私の行ったところでは身障者に対応するトイレだった。
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さて。それとは別に、今回の洪水のときに、身障者は避難所でうまく対応ができただろうか? この件については、朝日新聞の投書欄(2019-10-21)に意見があった。
トイレについては特に記述がなかったので、大丈夫だったらしい。もともとそういう避難所を選んだのだろう。
問題は、トイレではなく、ベッドだそうだ。車椅子利用で、人工透析の患者だが、ベッドがほしいのに、ベッドがない、という不満だ。(車椅子にずっと坐っていると、床ずれみたいになってしまうから、ベッドが必要なのだろう。)
保健室のベッドを借りようとしたが、それは急病用で、使用不可とのこと。もともと数も足りないので、無理らしい。
では、どうすればいい? 車椅子の人向けに、ベッドをあらかじめ用意しておくことが理想だが、ベッドの設置は、財政的に無理だろう。(場所も金もない。)
投書者は簡易ベッドを求めているようだが、簡易ベッドというのも大ごとふうだ。容易ではない。
困った。どうする? そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を示そう。こうだ。
エアーベッドを用意する。これは、空気で膨らませるタイプなので、普段は体育館の用具室にでもしまっておける。いざというときには、空気を入れて、膨らませばいい。
こういうものなら、場所も取らないし、コストも低い。ざっと調べると、……
・ 厚さ 25cm のマットレスタイプで、 4000円。
・ 厚さ 38cm と十分な高さのあるもので、 7000円。
・ より高級タイプは、 16000円。
画像つきの一覧は、下記だ。
→ Amazon 一覧
※ 4000円タイプと7000円タイプを併用する形で用意すると良さそうだ。
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これで、問題は解決する。
車椅子の人が使うだけでなく、病人などが出たときの緊急用にも転用できる。
なお、「エアーベッドより、毛布を大量に用意するのが先決か」という見解もありそうだ。しかし実は、両方とも大事だろう。両方とも用意するべきだ。
※ 毛布というのは、今回の避難所では人々が「寒くて毛布が足りなかった」と嘆いていたことに対応する。
→ 避難所で問題が続出: Open ブログ の (8)
2019年10月28日
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