2019年10月21日

◆ 東京の下町を居住禁止にせよ

 東京の下町は居住禁止にした方がいい。そうすれば(たとえ水没しても)人的被害を防ぐことができる。

 ──

 前項では「都心部を救うために東京の下町を犠牲にせよ」という趣旨で述べた。
  → 東京の下町を水没させよ: Open ブログ

 といっても、「犠牲にせよ」というのは、「人命を犠牲にせよ」という意味ではない。建物や物品などは犠牲にしてもいいが、人命を犠牲にするべきではない。
 では、下町を水没させながら、それでも人命を犠牲にしないようにするには、どうすればいいか? こうだ。
 「下町を居住禁止にする。特に、(予想される水深である)4.5メートルの水深よりも低くなる1階と2階については、居住禁止にする」


 換言すれば、こうだ。
 「下町では、人間が住んでいいのは(鉄筋コンクリのビルの)3階以上だけである。1階と2階は、店舗や事務室などの業務用だけを許容して、人間の居住は禁止する」(宿泊も禁止)


 これなら、いざというときに水位 4.5メートルの洪水が来ても、人命は救われるだろう。
 


 [ 付記1 ]
 ただし、いきなりこの措置を取ると、反発が多くなりすぎる。住む場所がなくなって、路頭に迷う人も出てくる。となると、洪水が来たせいでなく、家を追い出されたせいで、死んでしまうかもしれない。それはまずい。
 というわけで、上記の「居住禁止」は、新築の建物に限定して、現在の建物には適用されないものとする。
 これならば実現可能だろう。

 [ 付記2 ]
 このように新築についての建築制限をすると、住宅地としては成立しにくくなる。そこで、地域一帯を再開発して、商業用地に転換するといいだろう。
 実は、下町は、道も狭いし、大規模火災の危険も高いので、もともと再開発の必要性が唱えられていた。本サイトでもその趣旨で述べたことがある。(地震対策の一環で)
  → 東京の地震対策: Open ブログ
  → 東京の地震対策 2 (下町): Open ブログ

 というわけで、水害対策の意味でも、火災対策の意味でも、下町は再開発するべきなのだ。
 特に、荒川の西側(墨田区・江東区)は、都心に近くて、都心からは渋谷ぐらいの近さだ。ならば、再開発すれば、墨田区・江東区を渋谷ぐらいの繁華街にすることもできるはずなのだ。
 同様にして、江戸川区を、目黒区や中野区ぐらいの程度の繁華街にすることも可能だろう。
 ひしめいている小さな住居をなくして、下町の地域全体を再開発すれば、いろいろと状況を改善できるのである。

 ※ 再開発のちょっと具体的なプランは、上の二番目の項目に示してある。路線図つきで。

 ※ 寅さんと両津勘吉の愛した下町風情は消えてしまうが、やむを得ない。そういうのがほしければ、もっと田舎に行ってもらうしかない。(そもそもどちらもただのファンタジーか、ノスタルジアだったけどね。)



 【 関連項目 】

 本サイトではしばしば、「居住禁止」という提案が出される。過去記事を示そう。
  → 口永良部島を居住禁止にせよ: Open ブログ
  → 東京の地震対策: Open ブログ
  → 瓦の住宅を居住禁止にせよ: Open ブログ
  → 南海トラフ地震と居住禁止: Open ブログ
  → 被災住居を「立ち入り禁止」にせよ: Open ブログ
  → 川沿いの危険地は居住制限せよ: Open ブログ
  → 渓谷での水害(2019): Open ブログ

 1番目の項目では、「居住禁止」という言葉のきつさに反発する声が続々と押しよせた。(コメント欄)
 なお、最後の2項目では、「居住禁止」というよりは、「居住制限」という(弱めた)表現で語られている。
 


 【 関連サイト 】
 東日本大震災で津波の被害のあった沿岸地域では、その後、沿岸部にはなんらかの居住制限の措置が取られていることが多い。
 ググると、次のような一覧が得られる。
  → 海岸|沿岸 居住制限 津波 - Google 検索

 ただし、特定のページを紹介するには、好適な例が見当たらなかった。散発的な記述があるだけなので、上に検索結果を示すに留める。
 ともあれ、「居住制限」というのが、特別なものではなく、すでに津波危険地域では実現しているのだ、ということは留意した方がいい。

 
posted by 管理人 at 21:57| Comment(5) |  地震・自然災害2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高き住居は 児孫の和楽
想へ惨禍の 大津浪
此処より下に 家を建てるな
Posted by 先生 at 2019年10月22日 10:43
>江戸川区を、目黒区や杉並区ぐらいの程度の繁華街にすることも可能だろう。

目黒区や杉並区に大した繁華街は無いと思うけどな。少なくとも小岩と高円寺は同じ位の繁華街だと思う。
Posted by まりも at 2019年10月22日 17:07
管理人様の遊水池のアイデアは当然良い案ですが、別の案も考えました。
巨大な水タンクを河川の近くの過疎地に複数設置する案です。
今回の台風のようなときに、河川の水をタンクにポンプで吸い上げます。
タンクは遊水池と違って立体なので容積的にも有効だと思います。
タンクに貯めた水は後で有効活用すればいい。
タンクの建造にどれくらいの資金が必要か、ポンプの費用も含めて。
実例がないので算出は困難でしょうが。
Posted by 読者 at 2019年10月22日 20:09
石油タンクのようなものだとかなりの資金が必要なので、これはなしでしょう。
単純に鉄筋コンクリートの巨大なビルのような貯水タンクを作ることは可能でしょう。これならそれほど高くないはず。中身は空っぽだし。
ただ景観は害するでしょうね。不気味な塔が立っている感じになる。
でもメリットは大きいと感じます。小さいダム的な用途にもなる。
あとはポンプで吸い上げるエネルギーが現実的かどうか。
Posted by 読者 at 2019年10月22日 20:17
> 目黒区や杉並区に大した繁華街は無いと思うけどな。少なくとも小岩と高円寺は同じ位の繁華街だと思う。

 江東区は、小岩と新小岩は発展しているけれど、南部は低層木造住宅だらけです。
 目黒区は、やたらとマンションだらけなので、江東区よりも発展しています。
 杉並区は、書き間違いでした。中野区と書いたつもりだったので、「あれ」と不思議に思った。書き間違いだったので、本文を「中野区」に修正しました。ご指摘ありがとうございました。
Posted by 管理人 at 2019年10月22日 20:53
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