2019年10月15日

◆ 東北の台風被害(2019)

 今回の台風 19号の特徴は、東北地方に多大な被害をもたらしたことだ。

 ──

 東北地方は、台風の大きな被害が生じることは少ない。たいていは、東北地方に来る頃には、台風は減衰しているので、たとえ被害があるとしても、大きな被害になることは少ない。

 ※ 例外的には、 2016年の台風 10号が局地的に大きな被害をもたらしたことがあった。これはどうしてかというと、台風 10号が関東に上陸せず、太平洋側から接近して、いきなり岩手と青森を直撃したからである。だから途中で減衰することもなく、局地的に大きな被害が発生した。

 ともあれ、通常ならば、台風が来ても東北地方には大きな被害が発生することはない。ところが今回は、大きな被害が発生した。(関東北部や、北陸地方を含む。)

 では、どうしてか?
 雨雲レーダーを見ると、台風の雨域は、関東から北海道南部(苫小牧)まで達していた。さすがに北端では少量の雨で済んだが、関東から青森までの広域の領域が豪雨を浴びることになった。つまり、あまりにも台風が巨大だったのである。

 これには、二つの理由があった。
 一つは、台風自体が超巨大であったこと。(事前に報じられたとおり。)
 もう一つは、もともとこの領域に大きな雨雲があって、それが台風と合体したこと。……これが大きな要因となって、台風本体の北側に、広大な豪雨の領域をもたらした。

 ──

 結果的に、どうなったか? 東京での氾濫はわずかで済んだが、東北地方や、関東北部や、北陸地方での氾濫は非常に多大となった。普段は台風が来ないので、あまり堤防などの対策もしていなかったところへ、いきなり大きな台風が来たのだから、被害もふくらむ。大きな話題を呼んだのは千曲川の氾濫(新幹線の車両の水没)だったが、同じような大規模な氾濫は各地で生じた。


taihu19.jpg
出典:朝日新聞


 氾濫の場所は、上記であるとわかった。
( ※ 青森・秋田・山形では、氾濫の被害はなかった。とはいえ、これらの県も豪雨に襲われたのだ。雨雲はまさしく東北の全域を襲っていたのである。)

 ──

 ただ、台風の被害の全貌は、まだまだ判明していないらしい。集計も進んでいないようだ。

 とりあえず、現時点では、次のような集計がある。
 《 決壊47河川66カ所、死者67人 不明19人、4600人超なお避難 台風19号 》
 記録的な大雨をもたらした台風19号による被害で、15日昼までに67人の死亡が確認され、19人が行方不明になっている。河川の堤防の決壊も長野や宮城など7県の47河川、66カ所に上っており、各地で捜索や復旧作業が続いている。
 15日昼までの朝日新聞の集計によると、(以下略)
( → 朝日新聞

 《 甚大な被害 台風19号 74人死亡 52河川で決壊 全容は不明 》
 台風19号による豪雨で甚大な被害が出ています。今回の災害で亡くなった人は74人となり、堤防の決壊は、52河川の73か所に上っています。しかし被害の全容はまだ分かっていません。
 NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、今回の台風19号で、これまでに全国で74人が亡くなったほか、12人が行方不明となっています。
 国土交通省によりますと台風19号による豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは15日午後3時の時点で、7つの県の合わせて52河川、73か所に上っています。
( → NHKニュース

 NHKニュースのページは、同じページで刻々と情報が更新されているので、新しい情報が得られる。



 [ 余談 ]
 朝日新聞は、総括的な情報が得られるので便利だが、本日 15日は新聞休刊日で、朝刊が配達されなかった。残念だ。台風シーズンをはずして休刊日を設定してくれるといいのだが。
 昔と違って、今では 10月に巨大台風が押し寄せる。それを考慮して新聞休刊日を決めてもらいたいものだ。




 [ 補足 ]
 「タイトルでは東北というけれど、東北の占める割合は小さいじゃん」
 と言われそうだ。すみません。他に適当な用語が思い浮かばなかったので。

 あと、東京民から見れば、埼玉以北はみんな東北みたいに見えるんです。(偏見)
 埼玉はやたらと馬鹿にされるけれど、あそこは東北だと思えば、不思議ではなくなる。



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posted by 管理人 at 23:57| Comment(1) |  地震・自然災害2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

台風来襲の直前あたりから
NHKが「今回の台風は狩野川台風に似ています」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191011/k10012122671000.html
と言ってたので「狩野川台風」って何?って
調べてたら内閣府の資料がありました。
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/houkokusho/hukkousesaku/saigaitaiou/output_html_1/case195801.html

概要を言うと
1・風はそんなに強くなかった
2・前線付近で大雨が降った

狩野川台風の時、前線は伊豆半島付近にあり、
今回の台風のときは、東北と東海にありました。

前線と台風が被ると大雨が降るのは
当たり前かもしれませんが
報道が千葉に偏りすぎていたのは残念でした
Posted by 通りすがり at 2019年10月16日 23:40
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