2019年10月13日

◆ 渡良瀬遊水地と台風(2019)

 台風 19号のあとで、渡良瀬遊水地はどうなったか? 

 ──

 もちろん、満杯になった。 twitter から画像を紹介する。(1番目以外は時間順)
















 渡良瀬遊水地を見てきた。
 これ自体は十分に機能したのだが、これだけで十分とは言えないようだ。もう一つか二つぐらい、遊水地があるといい。そうすれば、江戸川などの利根川水系・下流域を救える。
  → 東京の水害対策(荒川・江戸川): Open ブログ



 [ 余談 ]
 八ツ場ダムが「東京が助かったのはオレのおかげだ」と威張っているようだが、それは渡良瀬遊水地に失礼だよね。



 [ 付記 ]
 渡良瀬遊水地の建設費はどれだけか? ネットで調べたがググっても数字が出てこない。そこで Wikipedia を見たら、こうあった。
 政府は1912年から1918年にかけての工事でこの地を堤防で囲い、遊水池とした。ただし、この場所には通常は水はなく、洪水時に水が貯められる仕組みであった。
( → 渡良瀬遊水地 - Wikipedia

 100年以上前に、当時の素朴な能力(たぶん人力)で、数年がかりで作ったことになる。土堤を作るだけだから、たいした手間はかからなかったのかもしれない。現在価格に換算しても、10億円もかからないのかもしれない。八ツ場ダムなんかに比べると、格安と言えるようだ。

 ちなみに、新横浜の遊水地だが、こちらは事業費の数字が判明しなかった。データはあるのだが、他の(鶴見川)治水事業と一緒になって合算されているので、遊水地だけの費用はわからなかった。
  → 国交省のデータ
 


 【 関連項目 】

 → 堤防よりも遊水池: Open ブログ
  ※ 渡良瀬遊水地のことも詳しく紹介している。

  
posted by 管理人 at 23:33 | Comment(1) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
延々と続く自然災害を、対岸の火事と捉えるか、他山の石と捉えるかで対応が変わりますよね?
去年の広島の事例と一緒で、支流の護岸壁が時代遅れで軟弱過ぎる。
実家のある和歌山では、昭和28年の有田川水害後、水位8mまで耐えられるようになっています。
Posted by 釣りバカさん at 2019年10月14日 14:05
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