2019年10月11日

◆ 台風の話題

 超巨大な台風が来るということで、台風のことがいろいろと話題になっている。

 ──

 いくつかのことが話題になっているので、個別に取り上げよう。


 (1) 停電ではブレーカーを切る

 停電のあとで電気が復旧すると、そのときに過大な電流が流れるとか、他の接続線から異常電流が流れるとかで、機械が壊れることがあるそうだ。パソコンのモデムが壊れたり、パソコン本体が壊れたり、いろいろと被害の実例が挙がっている。
 対策は簡単だ。停電になったら、ブレーカーを切る。その後、復旧を確認したら、ブレーカーを入れて通電する。これなら大丈夫。
  → 『コンセント抜いておくだけで防げた事件だった』停電や落雷が起きる前に精密機器の電源を抜いておいた方がいい「台風後モデムの交換の電話めっちゃ来ます」 - Togetter

 この記事では、「個別にコンセントを抜く」という対策を示しているが、そんな面倒なことをしなくてもいい。ブレーカーを切る(落とす)だけでいい。


 (2) 地下鉄は水没するか?

 台風が来たら地下鉄が水没するかもしれない……という話題がある。
 これについては、前に言及した。水道橋のところで丸ノ内線がトンネルから出るが、ここで神田川の水が流れ込んで、地下鉄が水没しそうだ……という話。
  → 地下鉄・御茶ノ水駅の水没: Open ブログ

 他に、下町地区では、駅の入口(地上から入る部分)から水が流れ込んで、駅が水没するかも……という話題もある。
  → 東京の地下鉄駅の水没: Open ブログ

 けっこう心配なんだが、東京都のサイトを見たら、対策されているらしい。
地下鉄における浸水対策
 地下鉄では、駅出入口などからの浸水を防ぐため、止水板や防水扉を設けています。さらに、トンネル内にも防水扉を設け、浸水があっても被害が拡がらないようにしています。
( → 東京都の風水害対策|東京都防災ホームページ

 ちゃんと機能してくれればいいのだが。神田川が台風で大幅に増水したら、トンネルが水没しないか、確認しに行くとよさそうだ。(自分が飛ばされないようにご注意。)






 (3) 下町は水没する?

 江戸川区が「ここにいてはダメです」という警告ふうの広報をしている。
  → 「ここにいてはダメ」江戸川区の水害ハザードマップが直球すぎて話題…担当者に聞いた - FNN

 これのあとで、「江戸川区の側は堤防が少し低くなっているので、都心部を守るために、自分の側が犠牲になっている」というツイートが話題になった。



 はてなブックマーク でも話題になったが、否定論もある。
 荒川決壊時は都心大手町駅まで水没するのが常識ですが。最初の図見ても江戸川だけ犠牲になるなんて描いてないぞ。

 いやいや。これは誤解だ。「荒川決壊時は」というが、ここでは決壊の話をしているのではなく、溢水の話をしている。決壊なら、決壊した側が水没するだろうが、ここでは決壊の話はしていないのだ。お間違えなく。

 「江戸川だけが犠牲になる」のは、「両方が犠牲になる」よりはマシなのだから、当然のことだと言えるだろう。
( ※ ただし、実際にそうなっているかどうかは、未確認。)


 (4) 対策は遊水地

 そもそも、「どっちが水没するべきか」という議論は無意味だ。正しくは「どっちも水没させない」である。
 そのためには、上流の側に「遊水地」を作っておけばいい。渡良瀬遊水池みたいなものだ。
 新横浜には、日産スタジアムの周辺が遊水地になっていて、いざというときにはここが水没することで、他の領域の水没を防いでいる。こういうふうにするのが正解だ。
  → 新横浜の遊水地: Open ブログ
 横浜では知恵が働いているのに、東京の方では知恵が働いていない。お馬鹿さんですね。「ここにいては駄目です」なんて言うよりは、さっさと遊水地を建設するべきだ。
  → 東京の水害対策(荒川・江戸川): Open ブログ


 (5) 窓ガラスにテープを貼る

 窓ガラスにテープを貼るべきかどうか、ということが話題になった。
 「テープを貼るとかえって強度が低下して、割れやすくなる」」
 という見解が出た。
  → Twitter

 それに対してはガラス屋さんが、「テープを貼るのは、割れたあとで飛び散らないようにするためだ」という反論を示した。
  → Twitter
  → 台風の被害で考えたガラスのこと。網入りガラスと飛散防止フィルムのお話

 そういうわけでかどうかは知らないが、ホームセンターでは(窓ガラスに貼るための)養生テープがどんどん売りきれになっているそうだ。
  → 台風、大規模計画運休 首都圏在来線、午後は全線ストップ 19号、あす上陸へ:朝日新聞

 しかし、窓ガラスに1〜2日間貼るだけなら、養生テープなんかを使う必要はない。(布製の)ガムテープで十分だ。これなら、100円ショップや文具店でも豊富に売っているから、品切れにはなりにくいだろう。
 あと、100円ショップでは、広い平面型のテープも売っている。素材も多用だ。こういうのを貼ってもいいだろう。(採光は悪くなるが、雨戸を閉めたと思えば、同じことだ。)

 なお、以上は、雨戸のない家屋向けの話。雨戸があるなら、雨戸を閉めるだけで十分だ。

posted by 管理人 at 22:55| Comment(5) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
布のガムテープは粘着剤が強力すぎて剥がす時に粘着剤が残る場合がよくあります。紙のガムテープは紙そのものが残ります。その点養生テープは剥がしやすく粘着剤も残りにくいのが利点かと。
Posted by 権兵衛 at 2019年10月12日 08:21
 丸ノ内線は、一部運行停止。メトロのページには

> 13時頃から終車まで、茗荷谷駅〜銀座駅間の運転を見合わせます。

 とある。神田川の部分に蓋をするせいで、通行止めになるのだろう。茗荷谷のあたりは、地上に出ているので、別の危険もある。

 ──

 日比谷線の「北千住駅〜南千住駅間」も運行停止。こちらは地上部が隅田川にかかるせいだろう。たぶん。

https://www.tokyometro.jp/info/203201.html
Posted by 管理人 at 2019年10月12日 09:05
 (5) のテープの件では、「テープを貼ると窓ガラスが割れる」という記事が新たに話題になっている。前のとは別記事。
  → https://togetter.com/li/1415581

 しかし、割れるのは、内外の気圧差があるからだ。それなら、窓に隙間を空けて、内外の気圧差をなくせばいい。
 「テープを貼った上で、窓に隙間を空けて、内外の気圧差をなくす」
 というのが最善だろう。
Posted by 管理人 at 2019年10月12日 11:11
 以下、転載。

 ──

もし養生テープがない場合は、窓ガラスにダンボールを当ててからガムテープで貼るとよいでしょう。もちろんガムテープのみでも効果はありますが、紙ガムテープを使うと剥がれにくくなってしまうので注意しましょう。

防犯シートや飛散防止フィルム、養生テープはホームセンターなどで販売されています。

https://weathernews.jp/s/topics/201910/100135/

 ──

 段ボールは、外に貼るか、中に貼るか? 
 外に貼る方が、衝撃吸収効果は出るが、濡れてしまう危険がある。
 庇があって、濡れにくければ、外側でもいいが、雨にさらされるなら、室内の方がよさそうだ。
Posted by 管理人 at 2019年10月12日 11:29
 窓ガラスが割れるのは、強風の気体の運動エネルギー(衝撃)によるのではなく、内外の気圧差による。
 気圧差は、室内の気圧の方が高くて、ガラスが部屋の外側に割れることが多いそうだ。
  → https://togetter.com/li/1415581
Posted by 管理人 at 2019年10月12日 12:14
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