ノーベル物理学賞(2019年)は、ホットジュピターの研究。
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業績の紹介は下記の報道記事。
→ ノーベル物理学賞受賞「太陽系外惑星の発見」をもたらした発想の転換
→ 人類の宇宙観を劇的に変えた3人。宇宙誕生初期の解明と太陽系外の惑星の発見
→ 2019年のノーベル物理学賞、欧米の研究者ら3氏に 宇宙論の業績で :AFPBB News
→ 2019年ノーベル物理学賞を宇宙物理学の3氏が受賞 | 国立天文台(NAOJ)
実は、この業績については、本サイトで 2006年に扱っている。下記項目だ。
→ 近接惑星: Open ブログ (2006年08月28日)
【 追記 】
今回のノーベル賞で何がわかるかというと、次のことだ。
「以前の天文学(理論)は、学者が頭の中で仮説を考えるというタイプだった。現実を簡略化したモデルを想定して、それが現実の観測と一致するかを確認するわけだ。しかし1990年代以降では、スパコンでシミュレーションするというタイプが主流となった。とにかく物理法則を枠組みとして与えたあとで、さまざまな初期条件をぶっ込んで、あとはどうなるかはスパコン任せ、というわけだ。……ずいぶん荒っぽいが、これで画期的な業績が次々と出てきた。気象予測だけでなく、天文物理学でも、スパコンが研究の主役となったのである。その一例が、本項の業績の核心部だ」
ただし、今回のノーベル賞では、発見者である二人が受賞して、理論的に予測したアラン・ボスは受賞しなかった。まだ存命中なんですけどね。
【 関連項目 】
→ 太陽系外惑星 - Wikipedia
2019年10月09日
過去ログ
Many Gas Giant Exoplanets Waiting To Be Discovered
Alan Boss による予測。
https://carnegiescience.edu/news/many-gas-giant-exoplanets-waiting-be-discovered