2019年10月02日

◆ キャッシュレス還元の問題

 消費税アップにともなって、キャッシュレス・ポイント還元が導入された。しかしいくつかの問題がある。

 ──

 複数の問題があるので、章分けして個別に論じよう。

 PASMO の即時割り引き


 「 PASMO は登録しないと還元を受けられない」
 と先に述べた。
  → PASMO はポイント還元不可: Open ブログ

 ところが、コンビニでは(ポイント還元でなく)即時に2%引きで現金還元をするそうだ。( → 各種報道 )
 実際、twitter で調べても、「2%引きだった」という報告が多数上がっている。

 ここで、問題が生じる。
 「 PASMO は登録しないと還元を受けられないのに、コンビニが2%引きを実行するというのは、どういうことか?」

 常識的に考えれば、こうなる。
  ・ コンビニが消費者の取り分を、あとで代理で受け取る。
  ・ そのときコンビニは、登録しなくても還元してもらえる。


 これなら、何も問題はない。すべてはスムーズに進む。
 しかし、上記の二項は、どちらもありえそうにない話だ。「そんな馬鹿な」と言いたくなる。
  ・ 消費者の代理で受け取るなんて、ありえない。
  ・ 登録なしで還元してもらえるなんて、ありえない。

 いずれも、ありえない話だ。

 とすれば、現実的にありえそうなのは、次のことだ。
 「コンビニは2%引きをするが、それとは別に、別個、消費者は PASMO から2%のポイント還元を受けられる」

 つまり、コンビニからは2%引きで、PASMOからは2%のポイント還元で、合計4%を受け取る。重複の形で。
 これなら、ありえそうだ。とはいえ、こんなことがあるとしたら、ニュースになりそうだ。
 本当はどうなのだろう? 真相は不明である。事実は一つだが、正解は判明していない。誰かが詳しく調べてほしいものだ。

 Suica を登録


 PASMO は登録しないとポイント還元を受けられないが、Suica は登録しないままでもポイント還元を受けられる……と思っていた。
  → PASMO はポイント還元不可: Open ブログ

 ところが、Suica もまた登録する必要がある、と解説しているページがある。そのページに従うと、次のページで登録する必要があるそうだ。
  → Suicaを登録する JR東日本の共通ポイントサイト − JRE POINT

 しようがないので、私も登録してみた。
 しかしながら、その登録内容は、氏名・住所・電話番号などだ。これは、先週に私が Suica のカードを購入するときに入力した内容そのまんまである。
 つまり、上記ページでは、すでに登録した内容を、またしても登録させられることになる。同じデータを二重に登録するわけだ。
 これはあまりにもバカげている。JR は同じデータを二重に得たところで、何のメリットもないはずだ。単にユーザーに二度手間を掛けさせているだけだ。愚の骨頂。

 とすれば、真相は次のいずれかである。
  ・ JR が無策だ。申告済みの情報で、JR が登録処理をすべき。
  ・ 上記サイトで登録しなくても、すでに有効。


 前者は、ただの手抜き(手落ち)であるから、JR が遅ればせにやればいいだけだ。しかし現実には、そこまで馬鹿だとは思えない。あまりにも馬鹿すぎるので、そうなっているはずがない。
 とすれば、現実は後者だろう。つまり、上記ページで二重に登録する必要なんかないのだ。登録するまでもなく、Suica はすでにポイント還元が有効になっているはずだ。……実際、そうでないとしたら、おかしい。

 ただし、JR がどうしようもない馬鹿であるという可能性もある。実際、こんな無意味なサイトを公開しているところからして、馬鹿丸出しである。
 実際はどうなっているのか不明だが、ともあれ、JR が馬鹿なことをやっているというのは確実なので、真相を探るべきだろう。

 ※ なお、「だったら PASMO でもいいさ」ということは成立しない。登録する手間だけなら、PASMO も Suica も、どちらもネットで5分間ぐらいの手間で済む。しかしながら、ポイント還元を受ける手間が大幅に違う。Suica は、ポイントが自動的に入金されるので、手間はかからない。PASMO は、ポイント還元を受けるには、いちいち駅に行って手続きをする必要がある。猛烈に面倒だ。ゆえに、PASMO を買物に使うのはバカげている。

 加盟店は少ない


 自宅や勤務先のそばに、キャッシュレス還元の対応ができている小売店は、どのくらいあるか? それを調べるには、下記サイトを見るといい。地図で表示される。
  → 決済事業者の皆様 消費者のみなさま
  → 検索画面

 私の自宅のそばで調べたら、全然足りなかった。
  ・ ドラッグストアは対象外
  ・ 小さなスーパーも対象外
  ・ 八百屋も対象外


 やっているのは、料理店と、コンビニぐらいだ。地元の料理店に行くことはほとんどないので、結局はコンビニぐらいしか使うことはない。率は5% でなく、2%だけだ。
 ただ、書店は使えるらしい。これは有意義だろう。

 デビットカード


 都会はともかく田舎では、PASMO や Suica を使える店は多くない。どちらかと言えば、クレジットカードを使える店の方がずっと多い。しかし、高齢者だとクレジットカードを使えない例も多い。困った。
 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「クレジットカードのかわりに、デビットカードを使う」


 デビットカードというのは、銀行のカードを持っている人が、それにクレジットカード機能を付加した新カードを持つことに相当する。
 たとえば、三井住友銀行は、
「デビットカードを使いましょう。これでクレジットカードと同じ扱いになるので、キャッシュレス還元を受けられます」
 というふうに宣伝している。
  → キャッシュレス決済で最大5%還元(キャッシュレス・消費者還元事業):三井住友銀行

 クレジットカードが使えなくて不便だと感じている人は、デビットカードを取得すればいいのだ。自分の銀行で取得できる。わからなければ、三井住友銀行に口座を開設して、ついでにデビットカードも取得すればいい。

 利用状況


 現実の利用状況はどうか? これまでの報道や twitter などを見たところ、次のようにまとめられる。
  ・ コンビニを使う人は、2%還元を受けて、便利。
   使うのは、交通系カードのほか、QR コードやクレカ。
  ・ 書店では、5%引きなので、便利。
  ・ 八百屋のような日常的な小売店では、やっていない。
  ・ 地方では、交通系カードに対応していない店が多い。
  ・ クレカがなければ、デビットカードを使うといい。
  ・ 大手スーパーは非対応。中小スーパーは一部が対応。
  ・ 全般的には、対応している店は、あまり多くない。


 まあ、手間ばかりやたらとかかるわりには、たいして割引はないな、という感じ。それでも、コンビニでの利用では、ちょっとはお得感があるようだ。
 どうせなら、最初から一括で現金給付してくれる方が、よほどありがたいんだがね。(利口な政府ならそうするが、馬鹿な政府はこういう愚行[キャッシュレス還元]をする。)

posted by 管理人 at 23:11| Comment(2) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
SuicaはJR東日本エリアを超えると還元されないようです。行動範囲が広い人は使いにくい。
まだ制度三日目ですが,流通系電子マネーがもっとも良く,ついでクレジットカード。スマホ決済の順かなぁ。
Posted by 先生 at 2019年10月03日 09:08
> SuicaはJR東日本エリアを超えると還元されない

 そんなはずはない、と思って調べたら、下記に説明がありました。
  https://www.keigenzeiritsu.info/article/22773

 エリア以外でポイントが付かないのは、「鉄道を利用したときに付くポイント」です。つまり、特別ポイント。東北新幹線や山手線を使うとき、Suica で買うと特別ポイントが付くが、関西の JR や、JR 東海の東海道新幹線を Suica で買っても、その切符代には特別ポイントが付かない、ということ。

 鉄道の切符をのぞけば、普通にキャッシュレス還元のポイントは付くはずです。店の地域差をいちいち調べるはずがないので。

 ※ 二種類のポイントを区別すること。
Posted by 管理人 at 2019年10月03日 12:06
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