おっぱいを透視する技術が新開発された。画期的な業績だそうだ。
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人が着ている服を透視して、乳房が丸見えになる……という話ではない。それは、服を透視するのであって、乳房を透視するのではない。
乳房を透視するというのは、乳がんの検査などで、乳房の内部そのものを透視することだ。通常、X線や超音波ソナーを使う。X線を使うのは、マンモグラフィと呼ばれて、病院ではよく見かける言葉でもある。
ただ、これらにはいずれも性能上の限界があった。特にマンモグラフィでは、(個人差のせいで)乳房がすべて白く映ってしまう例が多くて、癌だけを特異的に見出すことが困難であった。
これを解決するのが、マイクロ波による透視技術だ。ただし原理はわかっていたが、実用化が困難だった。しかるに、このほど画期的な技術で開発に成功したという。
→ 乳がん検査機器、無痛・被曝なし 神戸大が開発:朝日新聞
→ 新型マンモ開発のカギは数学の難問 10年かけて解いた:朝日新聞
面白い記事だが、前者はともかく後者は有料記事だ。紙の新聞にも掲載されていないっぽい。(私は見ていない。)
しかし、大丈夫。そこは困ったときの Openブログ。うまい解決策がある。もっと詳しい説明がネット上にあるので、それを紹介する。
→ 実は超難しい「乳がん診断」、スゴイ新技術 | 東洋経済
これを見ると、人物にも興味が湧く。それは下記でわかる。
→ 木村 建次郎(KIMURA Kenjiro)――「透視の科学」で人類に貢献を 乳がん検診を革新する技術開発 | Research at Kobe
おまけで、次の記事もある。
→ 「痛くない」「精度もアップ」"乳がん検診"を劇的に変える世界初の検査機器を神戸大が開発
→ その動画
2019年09月23日
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