2019年09月16日

◆ ボランティアを受け入れよ

 台風の被災地では、人手不足でボランティアを望んでいるのだが、県は「ボランティアは来ないでください」と邪魔をしている。

 ──

 台風の被災地では、人手不足でボランティアを望んでいる。あちこちで報道されている。
 「人手不足でガラスの片付けもままならず復旧の見通しもたたない」と切実な被害の状況
( → 森田知事が初めて被災地を視察|NHK 千葉県のニュース

 「応援がたくさん来てくれても現場に仕切ってくれる人がいないとどうしようもない。高齢者の多い集落にテントをつくってくれて本当に助かる」
( → ボランティア受付の現地テントが開設 千葉県鋸南町 [台風15号支援通信]:朝日新聞

 物資が増えてくると必要になるのが仕分けをする人手だ。
 また、ボランティアの人手は足りない状況だといい、「ここも足りていないんですけど、もっと足りていないのが、屋根が飛んじゃった方がいっぱいいるのでそういうマンパワー。雨が降るかもしれない状況なので、屋根の補修とかそういうところは足りていない」という。
( → SNSで「報道して」千葉・鋸南町 3日連続取材で見えてきた状況「支援物資は増えたが…」 | AbemaTIMES

現在不足しているもの(市民の声)
  ・ ブルーシートをかける人
  ・ 片付け・復旧のための人手
 現地の声として「ブルーシートがあってもシートをかける人やリフォームの専門家が不足している」
( → 【千葉 八街市】台風15号被害の画像と動画・地域の声まとめ(9月16日現在)不足物資・緊急な支援依頼の声続く | wowtopi!

 館山市役所の停電が今やっと復旧し、相談しに行って来ました。 どこも人手不足で、片付けにしろ対応対策はこれからのようです。すぐには無理のとの事でした。
( → Twitter

 このようにボランティアは圧倒的に不足している。
 なのに、県や自治体は、「ボランティアには来ないでください」と言って、邪魔をしている。基本的には、その自治体の在住者に限定しており、地域外または県外のボランティアを拒んでいる。
  → ボランティア続々始まる。「今はほぼ県内在住者のみ。遠方の方はご遠慮を」
  → 災害ボランティア募集状況(一覧)





 その理由は、次のことらしい。
「【千葉県へ災害ボランティアをしようとお考えの方へ】
 現在、ボランティアは募集されてません。手続きなしに直接ボランティアへ行くのは被災地の混乱を招く原因にもなりますので、おやめください。
( → Twitter

 「手続きなしでは混乱する」というが、要するに、「衣食住の場所も確保できないまま、ボランティアが来ると、避難所の場所や食料が奪われてしまうので、かえって困る」ということのようだ。
 ま、それはそれで納得できる。しかしそれならそれで、こうすればいい。
 「自動車に乗ってきて、食料も水も燃料も寝場所も確保しているような、自給型のボランティアならば、受け入れます」


 これは、先に話題になった、スーパーボランティアの尾畠春夫さんのようなタイプだ。
  被災地に負担をかけることがないよう、別府市内のディスカウントストアで約2週間分の食料を買い込みました。ボランティア中の主食は、持ち運びに便利なパックご飯とインスタントラーメンです。ご飯は3パックで198円。ラーメンは5パックで158円です。
 パックご飯は温めるとガス代がかかるのでそのまま食べます。おかずなんていりません。梅干しがあれば十分です。寝泊まりするのは軽ワゴン車の後部座席です。被災地のどんな環境でも寝られるようにするため、普段からゴザの上で寝ています。
 ボランティア活動中はお風呂にも入りませんし、シャワーも浴びません。
( → 酒も飲まず、貯金もゼロ…スーパーボランティア尾畠春夫さんの生き様(週刊現代,齋藤 剛) | 現代ビジネス

 ここまでやるのは極端だとしても、キャンピングカーのあるボランティアならば、被災地に負担は掛けないのだから、積極的に招くべきだろう。

 実は、キャンピングカーをボランティアに貸し出す、という取り組みもある。
  → キャンピングカーを使ってボランティア活動をしたい方を募集
  → ボランティア団体にキャンピングカーを貸出|一般社団法人日本RV協会
  → 5/3から被災地へのキャンピングカー無償貸出を開始、200台提供を目指す

 これとは別に、個人がキャンピングカーをレンタカー会社から借りる、という手もある。その際、ボランティアの用途であることを説明して、レンタカー会社から格安で借りることもできそうだ。
 あるいは、キャンピングカーの持主が、ボランティアをする人に無償で貸与する、という方法も考えられる。(免許証で身元確認すればいい。社員証も有益。)

 ──

 ともあれ、以上のようにいろいろな方法で、「自給型のボランティア」というのを受け入れることができる。そういうボランティアを積極的に受け入れるべきなのだ。
 なのにいまだに、「地元民に限る」という自治体ばかりだ。困ったことだ。自治体がボランティアを邪魔している。かくて被災地の住民は、人手不足で苦しむ。……一種の矛盾だ。いったい何やっているんだか。

 この分だと、次に大震災があったときにも、この悲劇が繰り返されそうだ。悲劇というより、喜劇かも。「何やってんねん」と言いたくなる。



 [ 付記 ]
 スーパーボランティアの例では、
 「パックご飯は温めるとガス代がかかるのでそのまま食べます」
 という話があったが、さすがにこれはやりすぎだ。腹を壊しやすい。むしろ、
 「パックご飯には、お湯を掛けて、ふやかす」
 ということの方がいい。これだけでも、腹に優しくなる。
 お湯がなければ、パンでも食べればいい。夏で保存性が心配なら、フルーツグラノーラがお薦めだ。

 ※ 過去記事。
    → 保存食としてのフルグラ: Open ブログ
 
posted by 管理人 at 19:00| Comment(0) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
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