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サウジアラビアの石油施設が、ドローンによる攻撃を受けた。大被害。
サウジアラビアの石油施設が無人機(ドローン)による攻撃を受け、同国のアブドルアジズ・エネルギー相は、原油生産量のおよそ半分が一時的に生産停止になったと明らかにした。
( → サウジの石油施設に攻撃 国生産量の半分、停止:朝日新聞 )
日本に大きな影響を及ぼしかねない。(当面は在庫があるので、何とかなるが、将来に影響を及ぼしかねない。)
これを防ぐには、ドローンを撃墜するといい。だが、どうやって?
私が考えたのは、こうだ。
「銃撃するのが最も簡単だが、夜間には無効だ。敵は闇夜にカラスで、夜間に真っ黒なドローンを飛ばすはずだ。それを銃撃するのは、人間には困難だ。ゆえに、レーダーで検知するしかない。その後は、銃撃するよりは、ローター(プロペラ)に網(ネット)を絡ませて墜落させればいい」
この方針で検索したら、まさしくそうだと判明した。
(1) 銃撃
銃撃は最も簡単だ。上手な人が散弾銃などで狙撃すれば、簡単に撃墜できる。ただし、あまり離れていないことが条件だ。
→ 空からスパイするドローンを撃墜する「3つの最新兵器」|WIRED.jp
ただし、最もお手軽ではあるが、視認できる昼間であることが条件だ。
(2) 迎撃ドローン
迎撃戦闘機みたいに、迎撃ドローンが開発されている。機体にレーダーを備えて、敵ドローンを検知してから、接近して、撃墜する。撃墜方法は、多用にある。網(ネット)を絡ませるとか、他のドローンに連絡して、他のドローンに捕獲してもらうとか。
→ 悪者ドローンを撃墜するFortemのDroneHunterが最終製品を完成
私が最初に考えたときは、地上のレーダーで検知するというものだったが、上記の機種は、迎撃ドローンそのものにレーダーが搭載されている。なるほど。レーダーなんて、自動車の自動ブレーキ用に、安価なものが開発されているから、その技術を転用すればいいわけだ。
なお、この迎撃ドローンは、2018年1月では販売可能な段階だということだ。ならば、すでに販売中だ……と思ってググったら、さっそく見つかった。
→ DroneHunter |Products | Fortem Technologies
動画もある。
サウジアラビア政府は、この迎撃ドローンを大量購入するだろう。だから今後は、同じような被害は生じないだろう。
ただし、敵のドローンが近づいたら検知する必要があるので、それ専用の地上レーダーを、前もって設置しておく必要がある。これにはいくらか時間がかかりそうだ。
( ※ 石油施設の補修にもいくらか時間がかかるので、どっちみち時間はかかるが。)
【 追記 】
今回使用されたドローンは、ローター型ではなく、飛行機型であるようだ。詳細は、下記に詳しい。
→ 中東で台頭 イラン製ドローンの脅威 | NHK
→ CNN : イラン、新型国産ドローン披露 米撃墜機の技術を「複製」
https://www.cnn.co.jp/world/35089922.html
>>レーダーなんて、自動車の自動ブレーキ用に、安価なものが開発されているから、その技術を転用すればいいわけだ。
車載のレーダーと航空機向けのレーダーとでは求められるものが全く異なるので技術も転用できません。
前者が距離さえわかればよく、数百メートルレベルの検知しかできないうえ、検出対象は反射特性の比較的良い車両です。一方で軍用の対航空機レーダーとなると数キロの検知距離が求められ、相手航空機の距離、行動、進行方向、進行速度を正確に割り出す必要があります。さらにイランは先のURLにあるような全翼機のドローンを保有しているため、検出難易度はかなり高いです。
それは地上設置の大型レーダー。
迎撃ドローンに搭載するものは、相手が接近したあとで検知すればいいので、比較的低性能のもので足りる。
数百キロで移動する軍用ドローンにそんなものつけたところで、攻撃が終わってますので手遅れですね。
たかがテロリストがそんなものをもっているはずがない。日本でさえ持っていないような、アメリカ限定の最新兵器でしょ。コストも馬鹿高い。数十億円もする。テロリストが買えるわけがない。たとえ買えても、アメリカが売ってくれない。
ウーバーのシステム
https://www.youtube.com/watch?v=EYh0F_8ZdSU
Google のシステム
https://www.youtube.com/watch?v=qtApzKnGU94
上の二つは、そっくりだ。どちらも回転式のLiDAR を屋根上に置いている。
弾道ミサイルを周辺国に発射できるフーシ派がテロリストですか?以前からイランから供給されたとみられる長距離飛行型ドローンで攻撃を行ってます。
調べたら、いろいろと情報がわかったので、【 追記 】 の箇所に加筆しておきました。