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デイ・トレーダーというのは、短期で株を売買するもの。当たれば儲けは大きいが、博打に近いので、損をする危険も大きい。綿密な計算のできる人でないと、たいていは損する。
一方、長期の売買は、儲けの倍率は高くないのだが、貯金して金利を得るよりは圧倒的に多額の利益を確実に得ることも可能だ。あとは工夫次第となる。
そのための方法は、いろいろと考えられているのだが、下記に興味深い話があったので、紹介する。(一部抜粋)
「騰落レシオ」。値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った単純な指標。私は、東証1部の全銘柄を対象に25日間のものを使います。
私は、基本として70以下を買いシグナル、130以上を売りシグナルとしています。
2012年6月4日に8295円で底を打った時の騰落レシオは59.3。そこからアベノミクス相場が始まり、15年6月24日に2万0868円を付けた時は105.8と株価が天井圏の騰落レシオとしては低めでした。ここから調整局面に入り、16年6月24日に1万4952円で株価が底を打った時、騰落レシオも同時に83.4で底打ち。その後は2年超の上昇相場となり、株価は18年10月2日の2万4270円が天井。騰落レシオはその4営業日前の9月26日に136.0でピークを打っていました。
( → (投資透視)兜町半世紀 騰落レシオで読む日本株 市場のシグナル使って転換点を探る:朝日新聞 )
株式市場全体について、「底を打ったか、天井に達したか」を見るわけだ。
個別銘柄を見るのではなく、景気全体を見るわけだ。当然ながら、変動の倍率は大きくはないが、確実性は高まる。
これに従って株式投資をすることをお薦めするわけではない。ただ、ちょっと興味深い話だったので、「へえ、なるほど」と思った。そこで、ちょっと紹介してみた。
[ 付記 ]
今の株式投資の主流は、AI である。多数の情報を調べて、日々の株式の変動を瞬時に予想する。したがって、短期の売買では、素人には勝ち目はほとんどない。分析力がよほど優れていないと、手を出せば大やけどする。
株式投資のコツとして、下記の指針がある。
「本業で上位5%になること」
→ 一億円の純資産を手に入れる方法 その3
そのくらいの専門知識があれば、その分野で投資をしても成功する、ということ。
逆に言えば、そうでなければ、その分野では素人同然なので、下手に手を突っ込まない方がいい、ということ。
触れられたことがありますか
巷では「銀行預金か日本国債で十分。
シロウトが株や投資信託に手を出すとヤケドする」と
いわれますが。
ないです。
株の話も、「儲かる」というテーマとは別の観点から話すことが多い。本サイトは実用性とはあまり関係のない話が多い。
> シロウトが株や投資信託に手を出すとヤケドする
同意します。
例外は TOPIX みたいなやつ。相場が下がったときに買って、上がったときに売れば、そこそこの利益を得る。
いつがそうであるのかは、本項を読めばわかる。
管理人さんの会社分析(ユーグレナや日産)も
読んで勉強してますので
今後も興味深い記事お願いします!