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本項では、朝日新聞の記事を二つ紹介する。
(1) ネリカ米
ネリカ米(単にネリカともいう)は、高収量で高タンパク質なので、アフリカでは推奨される。これについての記事がある。
→ (アフリカはいま)食糧不足、コメ出番 人口13億人「30年後に倍増」:朝日新聞
いろいろと最新の情報がある。
本サイトでも、前に次項で扱った。
→ ネリカ米だけで足りるか?: Open ブログ(2008年06月03日)
人はパンのみにて生きるにあらず。同様に、人は米のみにて生きるにあらず。おかずや調味料も必要だ。
という趣旨で、副食の必要性を唱えている。そこで、「納豆などの大豆食品でタンパク質を取ろう」と記した。
大豆タンパク質の優秀さについては、別項でも論じた。
→ 大豆で健康に(ガッテン): Open ブログ
(2) 納豆もどき
大豆というものは、そのままでは食べにくいので、納豆にすると食べやすい。とはいえ、納豆はいかにも日本的で、外国人に合うとは限らない。
ここで、朝日新聞に興味深い記事が出た。
苦手な料理もあった。ナイジェリアで食べた発酵豆の料理。アフリカ版「納豆」は完食できなかった。ペースト状で日本の納豆とは全く違う見た目。嗅ぐと納豆に似ている気も。ゆでたバナナと一緒に食べ始めたが、手は止まった。
( → アフリカ、ありのままを見て欲しい MISIAさんに聞く:朝日新聞 )
もっと詳しい記事もある。
→ ナイジェリアに納豆?出前とってみた 謎のアフリカ飯:朝日新聞
無料で長文(前半のみ)を読めるので、是非読むといいだろう。一部抜粋すると、こうだ。
どろっとした茶色のソースのようなものに、発酵した豆がいくつも入っていた。日本の納豆とは全く違うが、納豆だと言われれば、なんとなくそんな臭いがするような…。
日本人にはとても食べられたものではないそうだが、アフリカ人には食べられるようだ。
その点では、日本の納豆が外国人には無理であるのと同様だろう。
ただ、こういうふうに「現地化」することで、大豆が食べやすくなって、高タンパクの食品が普及することは、好ましいことだ。
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本項では、情報を紹介する形で、いろいろと記した。過去記事との関連も示した。
[ 付記 ]
これでアフリカの人口爆発に対応できる……と言えそうなのだが、人口爆発を放置すると、ますます地球は狭くなって、地球そのものが限界に達してしまう。
こうなったら、地球の外に出て、ジオン公国でもつくるしかなくなるが、そうしたら、惑星間戦争になってしまいそうだ。大変だなあ。