2019年08月15日

◆ 指摘を悪口と感じる人

 論文の問題点を指摘されると、研究者への個人的な悪口だと感じる、というタイプの人がいる。

 ──

 これは、下記で話題になっていた話。
  → 研究職/技術職に向いていない性格とは?満場一致で同意を得た結論がこちら「間違いない」「研究者じゃなくてもそう」 - Togetter

 次のツイート。
「研究に向いてない性格」を研究職メンバーで話し合ったことがありますが、

■研究への批判を“自身への批判”に置き換える

は満場一致で同意だった。

「その“研究”の進め方はおかしいのでは?」という指摘に対して「“あなた”はおかしい」と誤翻訳されてしまう人は成長機会を取りこぼしていると思う。
( → @cryptobiotech / Twitter

 下記に反応がある。
  → はてなブックマーク

 おおかたの人々(技術者)が同意しているようだ。

 ──

 ま、「当然だ」「よくある話だ」という気もするので、私としては特にコメントしない。いちいち論じるまでもない。
 大事なのは、次の項目との関連だ。

  → 京アニ火災の謎: Open ブログ
  → はてなブックマーク

 京アニ火災という事件に対して述べた項目がある。それに対して、はてなブックマークから多大な批判が来た。なぜか?
 それは、冒頭のことによる。つまり、
 「京アニ火災で、京アニの建物について問題点を指定されると、京アニという会社への悪口だと感じる」
 ということだ。

 具体的には、こうだ。
 建物の問題とは、次の二点だ。
  ・ らせん階段があったこと。(吹き抜け構造)
  ・ 非常階段がなかったこと。

 以上のことで、いったん火災が起こると、あっという間に火が回って、逃げ出す余地がなくなった。──こういう問題点があった。これは建物の問題である。

 ところがこれを、京アニという会社への悪口だと感じる人がいる。建物の問題を指摘することと、会社への悪口を言うこととは、まったく別のことなのだが、そこを勘違いしてしまうわけだ。そのせいで、
 「レイプの被害者に対する批判(セカンドレイプ)も同然だ」
 というふうに反発する。ここでは、「会社への批判だ」というふうに誤読していることを、自ら認めていることになる。

 ──

 要するに、冒頭の
 「論文の問題点を指摘されると、研究者への個人的な悪口だと感じる」
 ないし
 「指摘を悪口だと感じる」
 というタイプの勘違いは、よくある勘違いなのだ。その勘違いの本質は、「誤読」である。
 そして、こういう誤読をする人は、研究者や技術者には向いていないのだ。

 はてなブックマークの人々は、自らがそういうタイプの人間であることを、暴露( or 自白)してしまったようだ。

  ※ はてなの全員がそうだ、というわけではない。
    そういう人が多い、という話。………たぶん、
    アニメのことでは、冷静になれなくなるから。




 【 関連サイト 】

 火災の分析については、のちに公式研究が公開された。京都防災研究所による。
  → http://j.mp/2T6qFML

 「螺旋階段が主因」「屋外避難階段や全幅バルコニーがあれば惨事を防げた」という趣旨。
 本サイトの内容とそっくりだ。パクリと言えるほどにも似ている。
 ほぼ同じ内容なのに、はてなブックマークの人々は何も批判しない。単に「真実の報告」というふうに受け止めているようだ。
 ほぼ同じ内容で、本サイトの項目には烈火のごとく怒り狂ったのだから、はてなブックマークの人々が当時、いかに冷静さを欠いていたかがわかる。その理由は「指摘を悪口と感じる」ということだ。

posted by 管理人 at 09:41| Comment(13) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
単なるブログと、研究結果や論文は違う、というのが一般的な認識では?
このブログは研究寄りだ、ということなんだろうけど、そんなの目立つ所に書いておかないと分からないし。
「こう読んでくれ」というのを誰でも分かるように明示しないのに、そう読むことを誰にでも求めるのは、ちょっと工夫が足りないかな、と思いました。
Posted by カレー at 2019年08月15日 16:05
 別に形式が論文かどうかは関係ないでしょう。先の話はもとももと「火災の謎を探る」というテーマで書いているんだし。それは一目瞭然。

 「文章を読んで、勝手に誤読するかどうか」
 というのが、ポイント。

 その点では、あなたもやはり、本項を勝手に誤読している。まったく想定外の方向から、見当違いの文句を言ってきている。

 ま、世の中には、何事であれ、勝手に誤読する人がいるものだ、というのが本項の話だし、その意味では、あなたはよい実例となっている。
Posted by 管理人 at 2019年08月15日 17:38
形式は重要だと思うけどなぁ。
便所の落書きと論文じゃ世間の認識は違う。
Posted by カレー at 2019年08月15日 17:57
 あなたは根本的に誤読していますよ。論文とブログを比較しているけれど、それだったら、「ブログへの批判を自分への悪口だと見なして怒っている」というのは、ブログ主でアルファであることになるでしょ。それじゃ、話の趣旨が全然違う。そんなことは話題になっていない。

 京アニの建築を批判されたら、京アニという会社への批判だと見なした、京アニファンが多い……という話。
 ブログの話は、全然関係ない。
 いかにお門違いな誤読をしているか、あなたが典型的な見本ですね。
 よいサンプルになってくれて、ありがとうございます。これほどすばらしい道化は、滅多にいない。


Posted by 管理人 at 2019年08月15日 22:56
京都防災研究所による指摘は批判されず、このサイトが批判される、それは何故か。
その要因のひとつは形式だ、というのが私の意見。

あなたの行動は、熊に襲われた後に鈴を鳴らすようなもの。
それに対して私は「熊が出る前に鳴らせば?」とアドバイスしたわけです。
それを拒否するのは自由ですが、それだと同じことを繰り返すだけだ、と断言できます。
後は選択の問題です。

Posted by カレー at 2019年08月16日 06:05
 いじめが起こったとき、「いじめる側に責任がある」と見なすのが、私。
 「いじめられる側に責任がある」と見なして、被害者の側に理由を探ろうとするのが、カレーさん。
Posted by 管理人 at 2019年08月16日 18:53
本件において「いじめる側に責任があるとみなす」ことで何か解決できますか?っていうことですよ。
実際解決できていないじゃないですか。
何回同じことを繰り返しているんだ、って話。

例えば本サイトの方針とかは、個別の記事に書くんじゃなくて、ホームとかコメント欄に書かないと。
こんなの小学生でも分かりそうなものですけど。
一言でいえば、学習能力が低い。

ま、このアドバイスも受け入れないだろうけど、
このままで行くなら同じことを繰り返すことになる、と予言はしておきます。(きっと当たる)
Posted by カレー at 2019年08月16日 20:38
 解決というけど、別に何も問題は起こっていません。強いて言えば、アクセスが急増したことぐらい。何も解決する必要はありません。
Posted by 管理人 at 2019年08月16日 22:16
 まあ、あなたが言いたいことはわかる。
 「誤解を招きやすい、ひねくれた表現をやめて、単純でわかりやすくて無難な表現にしろ」
 ということでしょう。馬鹿でもわかるような文章にしろ、ということ。
 だけど、そういうのは、まっぴらごめん。

 世の中には2種類の人間がいる。
  ・ 切れのいい変人
  ・ 凡庸な大多数
 あとは自分で考えて。

 ま、とりあえずは、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」でも読んでみれば? 怒りが静まるかもしれませんよ。
Posted by 管理人 at 2019年08月16日 22:29
要するに小銭稼ぎ(文字通り)のための罠、ということですか。
ご苦労さんです。
Posted by カレー at 2019年08月17日 07:12
>まあ、あなたが言いたいことはわかる。
> 「誤解を招きやすい、ひねくれた表現をやめて、単純でわかりやすくて無難な表現にしろ」
> ということでしょう。馬鹿でもわかるような文章にしろ、ということ。

それもあるけど、どちらかというと、「ルールは見やすい所に貼れ」です。
前述したんですけど、、、苦笑
さすがにこんな個人のサイトで研究所のような明晰な文章を書くのは荷が重いでしょう。
簡単、現実的、すぐに出来る、という対策として前述のような案があるかな、と思ったわけです。

でも小銭のためなら仕方ないです。
お金は大事ですから。
Posted by カレー at 2019年08月17日 07:33
 アフィリなんて、ほとんどないですよ。あなただって、最近は見かけてないはず。
Posted by 管理人 at 2019年08月17日 08:36
「小銭」の意味分かってます?笑
Posted by カレー at 2019年08月17日 11:16
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