高齢者が免許の返上をするかどうか迷っている。何を基準に決めればいいか?
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80歳の高齢者が、免許の返上をするかどうか、迷っている。
→ 朝日新聞・投書欄 2019-08-13
「迷ったら返上すればいいだろ。それなら安全だ」
と思うかもしれない。だが、話はそれほど単純ではない。なぜなら、この高齢者は、「老人のための送迎ボランティア」をいうのをやっていて、多くの利用者をかかえているからだ。この人が運転をやめたら、送迎ボランティアがいなくなり、一挙に、何十人もの人が困ってしまう。(スーパーへの買い物や、病院通いが、できなくなる。)
「運転はやめちまえ」
なんて言う人は、自分が変わってボランティアをやる気があるのか? そうでなければ、「やめちまえ」なんて言う資格はない。
さて。あちらが立てばこちらが立たず。どうしたらいい? 困った。
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「 自動ブレーキと誤発進防止装置が付いている場合に限り、許容する。ただし、運転が大丈夫であることが、客観的に保証された場合」
第1に、「自動ブレーキと誤発進防止装置」は、必須だ。軽自動車でも、日産デイズや、ホンダ N-WGN には付いている。これらの装置がある場合に限り、認める。どちらか一方、または、どちらもない、という場合には、認めない。(免許返上はしなくてもいいが、他人を乗せるのは禁止する。)
第2に、「客観的に保証された」というのは、若くて運転の上手な人(複数)に、チェックしてもらえばいい。できれば、タクシー運転手みたいなプロにチェックしてもらえばいい。それで、「街中の運転ぐらいならば大丈夫」と保証を得たら、1年限りで「許可」とすればいい。(1年後に更新)
以上の二点で、安全性がある程度は担保されるので、許容してもいいだろう。
[ 付記 ]
本来ならば、「運転能力の検査ソフト」みたいなもので、運転能力を判定することが好ましい。
→ 高齢者の運転検査にITを: Open ブログ
ただ、そういう態勢はなかなかできないようだ。このままでは「百年河清を待つ」となりそうだ。それでは困るので、先に示した案を出しておいた。
2019年08月13日
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