2019年08月12日

◆ 龍のような雲(細長い)

 龍のような雲を見かけた。棒のような一本の雲が、空の端から端までつながっている。(全天を渡る)

 ──

 台風 10号の影響のせいか、10日にはやたらと低い雲を見かけた。(関東の平地なのに。)

 11日の夕方には、龍のような雲を見かけた。棒のような一本の雲が、空の端から端まで(北から南まで)つながっている。こんなすごい雲を見かけたことはない。
 あまりにも異様なので、ネットで誰かが見ていそうだ、と思って調べたら、アップロードしている人がいた。




 これは、私の見た雲と同じかどうかというと、たぶん違うと思う。この雲は、頭の部分と尻尾の部分があるからだ。その意味で、長さはだいぶ短い。
 私が見た雲は、頭と尻尾がなくて、空の北から南までつながっていて、その先はわからなくなっていた。(雲の先は地平線となっていた。)
 ただ、全体的には、上の画像にそっくりな「龍のような雲」であった。

 ──

 あまりにも巨大なので、「長さは 100km 以上あるのかな?」とも疑ったが、そうではないと気づいた。というのは、雲に近づくにつれて、雲のすぐ下のあたりまで来ることができたからだ。そこで見ると、雲の底は、高さ 10階のビルに溶け込んでいた。それほどにも低い雲だったのである。
 とすれば、低さと長さとの関係からして、雲の全長はたいした長さにはなっていないと推定された。( 10km 以下かもしれない。)

 ──

 さて。このような雲が発生する理由は何か? 
 私が考えたのは、次のことだ。
 「この雲のある位置は、高速道路(第三京浜)の真上であるようだ。とすれば、自動車の排熱のある空気が上昇して、上方で水分が凝結したことでできたのだろう。ちょうどお盆のシーズンで、高速道路は混雑しているときだし。あと、台風が近づいて、空気には湿気が多くなっている」
 
 たぶん、この推定で当たっていると思う。
 なお、翌日には、小さめの雲が点在する形で、同じように(まばらに)つながっていた。ほぼ同じ位置で。……となると、やはり、高速道路の上であることが大きな原因となっているようだ。



 【 関連サイト 】

 ここで、念のためにネットで調べてみたら、同様の現象がすでに観測されていると判明した。環状八号線の上にできる雲で、「かんぱち雲」と言われるそうだ。

  → 「かんぱち雲」をご存知ですか
  → めずらしい環八雲(かんぱちぐも)が出ている - NAVER まとめ
  → 東京環状八号線道路付近の上空に発生する雲 pdf
  → かんぱち雲 - Google 画像検索

posted by 管理人 at 23:14 | Comment(1) | 科学トピック | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
環八以外にも環八雲のような現象が起こりえるのですね。
当たり前のことかもしれませんが。

似て非なる現象として、
交差点でも、トンネルの入り口でもないのに存在した謎の信号がありました
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E8%B0%B7%E6%9F%B3%E7%94%BA#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tokyo_Route_433_-01.jpg

かつてあった、特異的な地形と自動車交通の迷惑なコラボです。
Posted by サク at 2019年08月12日 23:17
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ