2019年07月17日

◆ ウナギとヤクザの関係

 ウナギとヤクザ(暴力団)には、意外な関係があった。

 ──

 ウナギ減少がひどいが、これには「ウナギを食べるのをやめよう」という声が多い。特に、はてなブックマークではそういう意見が多い。

 これに対して、私は次の趣旨で批判した。
 「カバ焼きを食べるのをやめても、カバ焼きは海を泳がない」
  → カバ焼きは海を泳ぐか?: Open ブログ

 では、カバ焼きを食べるのをやめるかわりに、どうすればいいか? そこで、ウナギ減少の根本原因を探って、次のように述べた。
 「ウナギ減少の根本原因は、暴力団による稚魚の密漁だ」

  → ウナギ密漁の実態: Open ブログ

 ──

 さて。話はこれで済んだと思っていたのだが、本日の朝日新聞夕刊に、興味深い記事が掲載された。
 暴力団と密漁との関係を暴いたルポ『サカナとヤクザ』(小学館)が反響を呼んだ。
 「全国の暴力団排除条例は、暴力団員が一般人とビジネスすることをほぼ全面禁止している」
 「暴力団を徹底的にたたき、追い詰めたことが、シノギ(資金源)を失ったヤクザたちがアワビやウナギの幼魚、カニなどの密漁・密売に続々と参入することにもつながった」
 普通の人が口にする食べ物にもヤクザが関与する時代になったことを潜入取材によって明らかにしたのが『サカナとヤクザ』だった。暴力団という病の原発巣を強制的に取り除こうとしたら、逆に体全体に散らばってしまった。鈴木さんはそんなイメージを抱く。
( → 過去への復讐、目指す先には 暴力団専門ライター・鈴木智彦さん:朝日新聞



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 なるほど。これは興味深い指摘だ。「ヤクザの密漁が悪い」と思っていたが、ヤクザをそこに追い込んだのは現体制の制度であったらしい。

 ──

 これを評すれば、私はこう考える。
 警察は、社会的弱者である底辺貧困層を守ろうとして、あれこれと規制して暴力団を追い詰めていったら、人間を守ることはできても、ウナギを守ることはできなかった……というわけだ。
 警察は「弱者を守る」「正義の味方」という方針はあっても、「ウナギを守る」「環境の味方」という方針はないのだ。

 なお、警察がいかに密漁に甘いかということは、先の項目ですでに示してあるので、そちらを参照。
  → ウナギ密漁の実態: Open ブログ



 【 関連項目 】

 ウナギ減少については、別の解釈もある。サンマもサバもイワシも養殖海苔も、みんな減少している。それは、海がきれいになりすぎて、貧栄養化しているからだ……という解釈。
  → ノリの大凶作: Open ブログ
posted by 管理人 at 22:00| Comment(0) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
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