2019年07月17日

◆ F-35 を購入停止せよ

 (前項の続き)
 トランプ大統領は、日米安保が不公平だと批判している。これに応じるために、F-35 を購入停止にするといいだろう。

 ──

 「馬鹿な。話が逆だろ」
 と思うかもしれないが、一見して逆に見える真実を語るというのが、本サイトのレトリックだ。
( ※ アフォリズムともいう。三島由紀夫が得意なレトリック。)
 ともあれ、じっくり読んでほしい。

 ──

 前項で述べたように、トランプは日米安保に不満を唱えている。「片務的だ」という趣旨。
 「もし日本が攻撃されたら、米国は全力で戦う。戦闘に入らざるを得ず、日本のために戦うことを約束している。もし、米国が攻撃されても、日本はそうする必要はない。それは不平等だ」

 これは誤解であって、日本は米国を守っている。正確に言えば、日本は在日米軍基地を守っている。
 この在日米軍基地は、日本を守ることに限らず、日本の域外に出て好き勝手な武力行使をすることができる。(日米安保条約における規定。)
 実際、在日米軍基地から、朝鮮戦争に出撃したり、ベトナム戦争に出撃したりした。
 同様に、在日米軍基地から、中国やロシアに出撃することもできる。この際、朝鮮やベトナムと違って、中国やロシアは攻撃能力があるから、在日米軍基地を攻撃する。そのとき、日本の自衛隊は、中国軍やロシア軍を撃退するために武力行使をする。……ここでは、日本が在日米軍基地を守っているのである。
 以上が基本だ。

 この基本の上で、次の問題が生じる。
 「戦闘行為があって、F-35 が撃墜されたら、日本の空軍力は消耗する。そこで、消耗された分を補充するために、戦闘機を生産する必要がある。ところが、F-35 の国内生産はできなくなり、全量を輸入することになった( → 別項 )。これでは、消耗した分を補充できなくなる。すると、在日米軍基地を守れなくなる」

 さあ、大変。せっかく在日米軍基地を守ろうとしているのに、戦闘機の国内生産ができないから、日本の空軍力はやがてなくなってしまうのだ。
( ※ F-35 がいくら強力だとしても、中国戦闘機が2倍の数で押しよせてきたら、どんどん撃墜されてしまうからだ。5倍の数で攻撃されたら、あっという間に敗北しそうだ。)
( ※ 「アメリカから輸入すればいい」と思うかもしれないが、そんなことは無理だ。アメリカと中国が戦争しているときに、虎の子の F-35 を日本に売ってくれるわけがない。自分の国を守るのに大変なときに、日本に武器を分けてくれるわけがない。)
 
 ──

 では、この問題を解決するには、どうすればいいか? こうだ。
 「戦闘機を完全に国内生産する」


 そのためには、次のようにする。
 「 F-35 の輸入をやめる。戦闘機については完全に国内生産したものだけを採用する」

 これなら、どんどん撃墜されても、どんどん生産すればいいのだから、大丈夫だ。

 では、どうやって国内生産するか? 国内生産するだけの技術はあるか? もちろん、ない。心神なんて、中国のステルス機に比べて、とうてい勝ち目がないだろう。そもそも、まともに飛ぶかどうかさえ、おぼつかない。MRJ みたいに、開発は延期に次ぐ延期となり、いつまでたってもプロトタイプのままで、実機は完成しないかもしれない。(それを言ったら、現状の F-35 もそうだけどね。)

 ここで、うまい手がある。こうだ。
 「ユーローファイターの改良版を、欧州と共同開発する。日本からステルス技術を提供して、ユーローファイターを魔改造する。カナード(小翼)は取っ払って、運動性能を犠牲にしても、ステルス性を高める」


 これなら、少なくとも( MRJ や F-35 みたいな)「完成しない」という問題は発生しない。(すでにある技術を使えばいいからだ。)
 また、完全国産化が可能であることは、欧州が保証している。( 100% のライセンス供与だ。)
 こうすれば、いざというときには日本で戦闘機を生産できる。それによって、在日米軍基地を守ることができる。

 これで、トランプ大統領のお望みは満たされます……と教えて上げればいい。
 かくて、「 F-35 を購入停止する」というのが、米国にとっても日本にとっても最善なのである。

( ※ 米国の犬である安倍ちゃんだけは、尻尾を振れなくなる。困ってしまって、ワンワンワワーン、ワンワンワワーン ♪ ) 



 【 関連項目 】

 「ユーロファイターなんて、古いから駄目だ」
 と思うかもしれないが、ユーロファイターはモデルチェンジしつつある。最新型(開発中)のものは「ユーロファイター2020」という。下記で紹介した。
  → 巡航ミサイルを導入するべきか?: Open ブログ

 こういうものにすれば、心神なんかよりも、はるかに高性能のものを低コストで作れるのだ。



 【 関連サイト 】

 次の報道がある。
  → 宙に浮く「F2」後継機゙…開発経費計上は見送りの公算
 ※ つまり、 独自国産化の道は、非常に厳しい。
posted by 管理人 at 20:00| Comment(0) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
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