2019年07月16日

◆ トランプと日米安保

 トランプが日米安保に不満を唱えている。「片務的で不公平だ」と。ならば、日本は核武装するといいだろう。

 ──

 トランプが日米安保に不満を唱えている。「片務的だ」という趣旨。具体的には、次の通り。
 トランプ氏の日米安保条約についての認識は、3年前の大統領選挙の当時から変わっていない。いわば、彼のかねてからの持論である。
 今回の会見で彼はこう言っている。
 「もし日本が攻撃されたら、米国は全力で戦う。戦闘に入らざるを得ず、日本のために戦うことを約束している。もし、米国が攻撃されても、日本はそうする必要はない。それは不平等だ」
( → トランプ大統領の安保改定という変化球 - 田中秀征|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

 同文は、朝日新聞の記事でも画像で示されている。
  → (記者解説)日米安保、「不公平」か 基地提供と引き換えの防衛、将来は

 この話題では、同じ朝日の記事で詳しく論じられている。
  → 一部抜粋
  → 冒頭のみ(全文へのリンクあり)

 記事の要点は、こうだ。
 「片務的ではなく、双務的である。日本は基地を提供しているからだ」
 「米国は在日米軍を日本防衛以外にも様々な目的のために展開できる」

 ただし、次の指摘もある。
 米国がほかの同盟国と結ぶ条約と比べてみよう。たとえば、北大西洋条約(NATO条約)や韓国との米韓相互防衛条約では、互いに防衛する義務を負う「対称的」な関係にある。
 これに対し、日米安保条約は海外で米国が攻撃を受けた際、日本が防衛する義務があるとは記されていない。防衛については「非対称」な条約だ。

 なるほど。この点をもって、トランプは「不公平だ」と考えているのだろう。その一方で、自分が受けている「基地提供」「基地の目的外利用」「財政援助」という恩恵を受けている点については、すっかり忘れているわけだ。
 右手では与えて、左手では受け取っているときに、右手だけを見て「与えているだけだ」とわめいているのも同然だ。頭が悪い。

 ──

 ならば、それを逆手に取るといいだろう。つまり、こうだ。
 「日本も米国を守るというのは当然だ。米国を攻撃するとしたら、敵は中国である可能性が最も高い。そのとき、中国は米国だけでなく(米軍基地である)日本をも攻撃してくるから、その中国軍を迎え撃つ必要がある。ただし、これは現在でもできる。
 もっとやるべきだとしたら、中国本土への核ミサイルだ。だから、日本は核ミサイルを開発したい。これは米国を守るためなのだから、賛成してくれますね?」

 だいたい、NATO が米国を守るというのは、NATO には英仏の核ミサイルがあるからだ。核ミサイルもないのに核ミサイル保有国と喧嘩するというのは、ナンセンスである。とすれば、米国を守る(≒ 中国やロシアと戦う)ためには、日本には核ミサイルがどうしても必要となる。ゆえに、日本は核ミサイル開発と保有をするべきだ、となる。

 まあ、これで実際に日本が核ミサイルを保有するかというと、そうはならない可能性が高い。国民も賛成しそうにない。
 とはいえ、議論の上では「核ミサイル保有」という話をすることは可能だ。だから、トランプが「日米安保は片務的だ」と言い出したのを、これ幸いとして、「核ミサイル保有」という議論をするべきなのだ。

 なお、このことには、副次的な効果がある。それは「日本が安保理の常任理事国になる」ということだ。これについては、西側諸国はみんな賛成しているが、中国とロシアは反対している。
 そこで、この件でも日本は「核ミサイルを保有する。安保理の常任理事国になるため」という方針を打ち出せばいい。ただし、「無条件で安保理の常任理事国になれるのであれば、核ミサイルの開発はしない」と言えばいい。こうすれば、中国とロシアは折れる可能性がある。

 ──

 要するに、「核ミサイルの開発」というカードを、実際に行使するのではなく、ブラフとして使えばいいのだ。ブラフというのは、カードゲームにおいてはきわめて有効なのである。
 せっかく大統領の名前が「トランプ」なのだから、トランプ・カードみたいに、ブラフをうまく使えばいいのだ。

  ※ ダジャレ。



 【 関連動画 】







 【 関連項目 】
 
 → トランプが日米安保破棄に言及: Open ブログ
 → 日米安保は不公平か?: Open ブログ
posted by 管理人 at 21:59| Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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