2019年07月15日

◆ 高校野球の球数制限

 高校野球で投手の故障を防ぐために、球数制限をしよう……という風潮があるが、賛否両論がある。

 ──

 これについて、朝日新聞の記事があった。
  → (高校野球新世紀)球児を守れ、変わる夏:朝日新聞

 球数制限については、賛否両論がある。
 賛成論は、もちろん、「投手の故障を防ぐため」だ。
 反対論は、下記。
  ・ 故意のファウルで相手投手の球数を増やそうとする。
  ・ 選手層の厚い強豪校が有利になる。
  ・ コンポジット・バットで対策できる。
  ・ ボールの反発係数を下げる。
  ・ 球数よりもイニングを短くすればいい。


 以下、順に述べよう。

 (1) 故意のファウルで相手投手の球数を増やそうとする

 これは、朝日の記事には書いてないが、球数制限への反対論の根拠として、しばしば指摘されることだ。
 しかし、それへの対処策も、すでに提案されている。こうだ。
 「3ファウルで1ストライクと見なす」
 つまり、2ストライク後のファウルを、ノーカウントとして延々と続けるのを、やめる。ファウル2本までは許容するが、ファウルが3本目となった時点で、1ストライクと見なして、3ストライクでアウトとなる。
 「大きな大会に限ってて起用する」
 ということにすれば、基本ルールの変更ではなく、大会独自ルールということで、成立するだろう。

 ※ なお、この方針は、球数制限の有無にかかわらず、独立的に採用していい。そのことで、投球数を減らすことができる。

 (2) 選手層の厚い強豪校が有利になる

 これは、たしかにその通り。ただし、そこから得られる結論は
 「何も対策をしなくていい」(現状維持でいい)
 ということではない。
 「球数制限のかわりに、もっとうまい対策を見つけろ」
 ということだ。
 では、球数制限のかわりに、どんな策を取ればいいか? 

 (3) コンポジット・バットで対策できる

 記事では、コンポジット・バット(複合バット)というものが紹介されていた。木材バットにカーボンの芯を通したもの。基本は木材なので、金属バットよりも反発係数が低くて、打球速度が下がる。ホームランやヒットが減るので、打高投低の現状が改められる。
 なるほど、とは思うが、これだとコストがかかるだろう。


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 Amazon で2万〜3万円だ。高校野球用に頑丈なものを買おうとすると、3万円ぐらいになるだろう。価格が高すぎる。

 ※ 実は、金属バットも同じぐらいの価格だが、金属バットは滅多に壊れないので、耐久性が高い。丈夫で長持ちならば、結果的には費用はあまりかからないことになる。

 (4) ボールの反発係数を下げる

 記事には書いてないが、バットのかわりにボールの反発係数を下げる、という方法もある。(私の考え)
 つまり、バットを金属から木材に変えるかわりに、ボールの材質を別のものに変えてしまえばいいのだ。といっても、糸の部分は変えにくいから、中心の芯を別の部材に変えればいい。現状では、芯はゴムだが、かわりに、軟質プラスチック(ビニールみたいな感じのもの)を使えばいいだろう。これなら反発係数は低いからだ。

 (5) 球数よりもイニングを短くすればいい

 記事には書いてないが、イニングを短くするという方法もある。現状では9イニングだが、大きな大会に限って、6イニングぐらいにすればいい。
 当面は移行措置として、8イニングや7イニングにしてもいい。その後は、6イニングや5イニングに下げてもいいだろう。
 5イニングといっても、ランナーが3人以上出れば、打順は2回りする。各人には2回の打撃機会が与えられる。これならそう悪くもあるまい。
 とはいっても、いきなり5イニングにすると、選手や野球界からの反発が強くなりそうだ。そこで、当面は8イニングや7イニングにするのがよさそうだ。なお、最終的には6イニングに収めるのでもいい。

 ──

 以上にいろいろと対策を示したが、私としては、最後の「イニング数を減らす」というのを推奨したい。
 私の独自の案ではないし、取り立ててて名案というわけでもないのだが、この案が最も現実的であると私は評価する。



 【 関連項目 】

 (A) 過密日程の問題

 別途、「試合数を減らす」という方法もある。これについては、前に述べた。
  → 高校野球大会の過密日程: Open ブログ

 出場校を減らすわけではないので、試合総数が減るわけではない。ただし、過密日程の問題を解決する。つまり、
 「初期には試合日程の間隔が空くが、決勝のころでは試合日程が過密になるので、疲労が溜まって、投手が肩を壊す」
 という問題をなくす。

 (B) タイブレーク制

 別途、「タイブレーク制の導入」という提案もある。これは、延長が続く問題をなくす方法。
 これはこれで一案なのだが、私としては、もっとうまい案を提案した。下記。
  → タイブレーク制の是非: Open ブログ
  ※ 引き分けの時点で、書類上でポイントを決めて、ポイントによって勝敗を決める、という制度。ポイント制。たとえば、次のようにする。
    「残塁数が多い方が勝ち」
    つまり、「得点機会の多かった方が勝ち」ということだ。
posted by 管理人 at 20:52| Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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