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鹿児島の豪雨では、「豪雨なので避難すべき」という警報が出たが、NHK の報道を見たところ、避難する人は少ない。学校の体育館は、ほぼガラガラに近い。数十人は来たが、大多数の住民は自宅にいる。これだと、被害に遭う人もいるだろう。
そこで、避難所で食事を出せばいい。そうすれば、食事に釣られて、避難してくる人が増える。特に、(貧しい)お年寄りほど、食事に釣られるだろう。
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というか、そもそも、食事を出さない方がおかしい。今回の例で言えば、「午前9時には避難所に来た」という人がいて、豪雨のピークは夜間だから、朝から朝まで、丸1日を避難所で過ごすことになる。その間、3度の食事をすべて持ってくるのは、面倒だ。
避難所にはもともと非常食があるはずだ。それには賞味期限か使用期限みたいなのがあるので、何年もずっと保存し続けるわけには行かない。だったら、避難所に人々が来るような災害時には、その非常食を食べてしまえばいいのだ。(あとで捨てずに済む。)
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逆に言えば、こういうときに食べてしまえるように、非常食は食べやすいものであることが好ましい。乾パンというのは、固くて、お年寄りには食べにくいので、お年寄りにも食べやすいような、柔らかな非常食が好ましい。
また、給湯設備も用意しておくことが好ましい。台風が来たって、ガスも水道も使えるのだから、給湯設備によって熱い湯を提供できるようにするべきだ。
そうすれば、カップラーメンだって食べられるし、おかゆや白飯みたいな米飯も食べられるだろう。
おかずも、缶詰を用意しておけば、お年寄りも栄養豊富なものが食べられる。(サバ缶あたりが安くてお薦めだ。)
野菜も、乾燥野菜を湯戻しで食べられるはずだ。たとえば、乾燥ワカメを味噌汁で食べる。(味噌汁が必要だが。)
別途、缶詰のフルーツでもいいし、ペットボトルのトマトジュースでもいい。これらも野菜のかわりになる。
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以上のようにして、乾パンなんかのかわりに、「米飯と味噌汁と野菜とサバ缶」みたいな食事を提供すればいい。これで、多くの住民が食事目当てで避難所にやってくるようになる。めでたし、めでたし。
[ 付記 ]
乾燥ワカメは、結構値段が高いのだが、「肉のハナマサ」というスーパーでは、けっこうお安く売っているのがわかった。
(大容量だが、どうせ保存食だし。)
【 追記 】
実状はどうか……ということを、ネットで調べてみた。わかったことは、こうだ。
・ たいていの避難所では、非常食が提供される。
・ ただし、炭水化物が1食だけ。(アルファ化米など)
・ 量も種類もまったく足りない。
・ 野菜やタンパク質は皆無に等しい。
・ 給食設備のある学校では、まともな食事が提供される。
ただしその割合は多くない。(地域差あり。)
・ 何も提供されない避難所も、いくらかある。
情報源は、下記だ。
→ 愛媛県の豪雨で避難所の食料事情 - ぐるなび
→ 熊本地震直後の避難所の食事。衝撃の記録ツイート
→ 熊本地震のときの新聞記事
→ 2018年の西日本豪雨の避難所(アレルギー患者向けの食事はない)
→ はてなブックマーク(アレルギー対応食について)
《 加筆 》
→ 熊本地震のときの避難所の食事の一覧(画像)( 出典 )
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実状を見ると、最低限のものは提供されるようだが、現実的にはまったく不足しているので、自分で缶詰やレトルト食品やカップラーメンなどを持っていく方がいい……という結論になる。
で、そんな現状では駄目だから、自治体の方で缶詰やレトルト食品やカップラーメンなどを用意するようにするべきだろう。
なお、給食設備があるとしても、食材はないはずだから、給食設備向けの食材が提供されるとしたら、地震が起こってから二日目か三日目になってからだろう。
豪雨の場合には、(まだ危険な)当日中に食材が提供されるとは思えないので、結局は、給食設備を使う食事は提供されないままとなりそうだ。
[ 余談 ]
上のリンクから一部抜粋すると、熊本地震のときには、避難所に CoCo壱番屋のレトルトカレーが届いたそうだ。下記。
学校に初めて遠く遥々
— フェアリー (@star_festival_) 2016年4月23日
愛知県からCoCo壱番屋さんが来てくれました。並んでいる時 皆笑顔で 会話が弾みます。
皆様がリツイートやメッセージをして下さったからでしょうか。
早い対応に感謝です。
ありがとうございます。#熊本地震 pic.twitter.com/2AUsdl88NU
毎日、アルファ米やパンばかりを食べていた人々にとっては、肉と野菜がたっぷりと入っている温かなカレーは、生き返るようにありがたい食事だったようだ。
同様に、東日本大震災のときにも、大量のカレーを送付したそうだ。
→ 『カレーハウスCoCo壱番屋』がカレー6万6千食を被災地へ支援
東日本大震災のときにこういうことをやったのは、CoCo壱番屋だけだ。
ちょっと似た話が、下記にある。
→ 大学時代のバイト先だった CoCo壱番屋に「結婚式でサンキューギフトにゼリーを使いたいので大量購入希望」とメールを送ったら返事が感動的だった - Togetter
CoCo壱番屋でバイトをしていた男女が、二人の出会いの場である CoCo壱番屋のゼリーを購入しようとしたら、会社がサービスしてくれた……という話。
これもいいけれど、被災地にカレーを提供した、というのが、何よりも光る。
※ あと、山崎パンもパンを提供した。これも偉い。
だけど、主体は炭水化物だから、ちょっと物足りない。
まあ、他の企業よりは、よっぽど偉いんだが。
※ 熊本地震では、牛丼・吉野家も炊き出しをしたそうだ。
→ 【熊本地震】牛丼1000食を現地で炊き出し :産経ニュース
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