2019年05月11日

◆ 踏切事故をなくせ

 踏切事故がなくならないという。では、どうすればいいか?

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 踏切事故がなくならないという。11日の朝日・夕刊の記事。
 JR横須賀線逗子駅(神奈川県逗子市)の東約300メートルにある踏切で3月、横浜市港北区の男性(当時92)が上り列車にはねられて死亡した。住宅街の踏切には、遮断機も警報機もなかった。
 神奈川県警などによると、踏切は横須賀線の上下線と車庫線など計9線をまたぎ、長さが約35メートルある。男性は3月21日夕、踏切を3分の2渡った辺りではねられたとみられる。
 警報機が設置されないのには、警報音を嫌う住民の意向もある。別の女性(83)によると、かつて警報機を付けようという話も出たが、「一日中鳴り続けたら生活できない」と反対意見が出た。遮断機についても開かずの踏切になるのではとの懸念があり、そのまま現在に至っているという。JR東は逗子市や周辺住民の要請に応え、看板や照明の設置などの対策を実施している。

( → 踏切、住宅街に潜む危険 遮断機・警報機なし、長さ35メートル 逗子、高齢男性はねられ死亡:朝日新聞

 この問題は以前からずっと続いているようだが、なかなか解決しないようだ。

 ──

 では、どうする? そこで、困ったときの Openブログ。何とかうまい案を出したい。

 (1) 横断の島

 実は、この件については、前に述べたことがある。
  → 「開かずの踏切」と最適制御: Open ブログ
  → ニュースと感想 (50) (10月04日)
 ここから一部抜粋しよう。
 イギリスでは、太い道路を渡るとき、上りと下りの双方が空白になる時間を待つことはない。そんなのは、馬鹿げている。では、どうするか? 太い道路の中間に、「島」を作るのである。はるかな昔、路面電車が走っていたころには、停留所が道路の中央にあったが、それと同様である。

 これを「横断の島」と呼んで、紹介した。こういうものを、踏切にも作ればいいのだ。
 具体的には、こうだ。
 「踏切の途中の空地(線路と線路の間の空地)に、退避用の小屋を作る。二枚の壁を立てて、上部には屋根を作る。この二枚の壁の間に立つことで、そばを列車が通っても、風で巻き込まれることもなく、安全に命を保てる」


 では、それだけの空地はあるか? もしかしたら、線路は隙間なく並べられて、空地はないのでは? ……そう思って、心配する人もいるだろうが、大丈夫。ちゃんと空地はある。
  → 朝日新聞・写真

 Google マップでも確認できる。








 線路と線路の間には、十分な空地があるとわかる。だからそこに、退避用の小屋を建てればいいのだ。そこに隠れて、電車をやり過ごせば、安全に生き残ることができる。


 (2) 警告ランプ

 警報を鳴らすというのが常識的な対応だが、これには、「うるさくて仕方ない」という苦情が来るそうだ。(記事にある通り。)
 困った。そこで、困ったときの Openブログ。代案を出そう。こうだ。
 「列車が来たことを LED ランプで警告する。
  ・ 列車が右方向から来るなら、踏切の右側で警告ランプを点滅する。
  ・ 列車が左方向から来るなら、踏切の左側で警告ランプを点滅する。
 しかも、これらの点灯するランプは、列車と同じ方向に流れるように点灯する」


 流れるように点灯するというのは、自動車の方向指示ランプ(流れるウインカー)の場合と同様だ。



 参考。







 [ 付記 ]
 自動車の「流れるウインカー」は、次のように点滅する。(時間順で、上から下へ)

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  ■■■■

  
 踏切の警告ランプは、次のように点滅するといい。(時間順で、上から下へ)

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  ※ これは、左方向から列車が来る場合。
posted by 管理人 at 20:48| Comment(7) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いろいろ面白いご提案をされているところに水を差すようで申し訳ないですが、
死亡事故が出た時点でその踏切を塞いでしまえば良いのではないかと思ってしまいました。

死亡事故が出ていても、その踏切を残せというのは、近隣住民のエゴてはないでしょうか?

Googleマップで見る限り、30代の私でも渡るのを躊躇してしまうくらい、踏切の距離が長く見えます。
Posted by 反財務省 at 2019年05月12日 00:52
 今回、死んだのは92歳の老人だし、動きが鈍かったのでしょう。たいていの人は無事に渡れる。ここで私権を制限するのは、ちょっと無理。(自己責任で許容)
 太い自動車道路を横断禁止にして、「歩道橋を渡れ」みたいになると、不便だし。
 今回は、歩道橋は 300メートル先にある。そこまで往復するだけでも大変だ。
Posted by 管理人 at 2019年05月12日 07:15
地図の線路の下半分は退避線。普段電車は通らない。
Posted by 寿限無 at 2019年05月12日 09:31
皆さまコメントありがとうございます。

よく見ると、この踏切、遮断機がないですね。音無しの警報機に加え、遮断機も設置すればなお良いように思いました。
Posted by 反財務省 at 2019年05月12日 14:07
 遮断機のかわりに虎模様の柵があるけれど、この虎模様の柵に阻害されて、外に出られなかった……というようなこともあるかも。柵のせいで死んでしまった、というふうな。
 この柵、中央の一つを残して、他の二つは撤去した方がいいのだが。あえて人を殺そうとして、残しているのかな。
 外から中に入るときにも、余計な時間が少しかかるから、この柵はやはり、殺人目的で設置されていると見なすべきだろう。 (皮肉だけど。)
Posted by 管理人 at 2019年05月12日 14:30
 「簡単にはできない」というのならその通りだが、「絶対にできない」というのであればその証明をしなくては。
 特に、空地に小屋を建てることが不可能であるなら、それを証明しなくては。普通なら「できる」と思いますけどね。
 あなたが言っているのは、「これまでやったことがないから、今後もできないだろう」というだけのこと。いわゆる老害。

 なお、「私有地だからできない」というのは、理屈になっていません。「私有地だから、簡単にできる」というのが妥当でしょう。地主の意向だけで、簡単にできる。
 普通の私有地に小屋を建てるのと同じで、ごく簡単だ。
 ※ 何らかの法規制がある可能性もあるが。
Posted by 管理人 at 2019年05月15日 20:15
毎日新聞のニュースだと、御老人はラジオとイヤホンを所持していて、
列車の接近に気づいていなかった可能性があるとの事でしたから、
その場合はどうしようもないですね。日常的に渡っている踏切
であれば、どれぐらいで渡り切れるか感覚的に掴んでいるでしょ
うし、法事の事で頭が一杯だったのであれば防ぎようがないですね。
Posted by 参考になります。 at 2019年05月16日 07:02
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