2014年09月12日

◆ 安倍首相が原発の事故対策を拒否

 福島原発事故のあとで、安倍首相の過去の発言が掘り起こされた。原発の事故対策を拒否する、という国会答弁。

 ──

 この件は、先に下記項目の最後に、追記しておいた。
  → 安倍晋三のデマ(海水注入の中止): Open ブログ

 しかし、この部分はググっても検索で見つかりにくくなっている。そこで、その部分を単独で抜き出して、独立して本項に転載することにした。
 以下、転載。(一部は補正済み)

 ──

 原発を巡る国会答弁。安倍首相(1期目)のときの、原発の安全性を巡る答弁。共産党の質問に答える。
◆安倍晋三の答弁(2006年12月時点)を要約すると以下の様になります。

1-5
Q(吉井英勝):海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
A(安倍晋三):海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない

1-6
Q(吉井英勝):冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

1-7
Q(吉井英勝):冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

2-1
Q(吉井英勝):原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

 もともとは衆議院のサイトにあったのに、今では文書が消えている。ただしこれは、別の URL に移転したからだ。今では下記の URL にある。
   → http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/165256.htm




 [ 付記 ]
 先の項目には記していなかったが、津波対策をしなかったのは、(安倍首相ではなく)東電である。
  → 東電の津波対策拒否に新証拠 原発事故の9年前「40分くらい抵抗」

 これは朝日新聞のサイトの記事だが、これ以外にも、報道は山のようにある。新聞やテレビでも、何度も報道された。

 安倍首相が拒否したのは、津波対策ではなくて、津波が来たあとの事故対策。それについて、「東電がしっかり津波対策をしているから、事故対策は不要」という趣旨で述べている。
 しかし現実には、東電は津波対策をしていなかった。東電とグルになって、嘘をついて、原発を危険にさらしたわけだ。

posted by 管理人 at 21:49 | Comment(0) |  放射線・原発 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ