2019年05月09日

◆ 急発進事故の防止

 アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進事故を防ぐため、自動車に防止機構を備えることは可能だ。コストゼロで。

 ──
    ( ※ 本項の実際の掲載日は 2019-05-10 です。)


 アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進事故を防ぐには、どうすればいいか? 
 この話題では、前に次のことを提案した。
 「発進時のみ、左足ブレーキを使う」
( → 暴走事故の根源対策: Open ブログ

 これで原則、問題は解決する。ユーザーの側で対処できる。コストゼロで。

 ──

 とはいえ、ユーザーがそうしない場合もある。そういう場合について、「フェイル・セーフ」の発想で、「ユーザーがエラーをした場合の対処機構」というものがあると、いっそう安全だ。では、どうする?
 すでにあるのは、次の二点だ。
  ・ ソナーによる衝突防止装置
  ・ 自動ブレーキ (ミリ波レーダー)


 前者は、コストがかかるのが難点だ。
 後者は、新規コストはかからないが、透明のガラスや非金属などに対しては効果が弱いのが難点だ。

コンビニに突っ込む車のイラスト

 ──

 そこで、新たに次の方法を提案しよう。
 「停止状態において、アクセルを最大限に踏むと、自動的にアクセル OFF となるように、アクセル制御を書き換える」

  
 このことが有効であることは、次のように説明される。
 急発進事故が起こるのは、アクセルとブレーキの踏み間違いが原因である。運転者は、発進時にブレーキを踏んでいるつもりなのだが、弱く踏むと、自動車がそろそろと発進してしまう。これをクリープ現象か何かだと勘違いして、あわててブレーキを踏もうとする。ブレーキを強く踏む。しかしそれがアクセル辺であるであるので、ブレーキを強く踏んだつもりなのに、急発進してしまう。
 ここでは、本人は「ブレーキを踏んでいるつもりだ」ということが大事だ。しかも、本人はその錯覚に気づかない。夢を見ている人が、自分は夢のなかにいると気づかないのと同じだ。錯覚している人は、自分の錯覚(誤り)に気づかない。かくて、現状を正そうとすればするほど、かえって誤りが大きくなる。

 とはいえ、このような誤りには、特有の兆候がある。病気における兆候のようなもので、正常な状況とは明白な差異がある。それは、こうだ。
 「正常なアクセル操作ならば、アクセルを徐々に踏み増すのだが、アクセルとブレーキとの踏み間違いでは、アクセルを一挙に最大限に踏む」

 説明しよう。
 正常なアクセル操作ならば、アクセルを徐々に踏み増す。仮に、そうしなければ、ガソリン濃度が急激に増えて、エンジンの回転が追いつかない。こうなると、排気口から黒煙を出す。


haiki_gas2.png


 ま、最近の車では、黒煙を出しにくくなっているので、黒煙を出さないこともある。が、黒煙を出すかどうかはともかく、まともな状況ではない。明らかに異常な操作だ。
 だから、こういう操作を検知したら、「異常だ」と判定できる。しかも、停車時であれば、明らかに異常だ。そこで、異常を検知したことで、コンピュータがアクセルの機能を停止すればいいわけだ。同時に、ブレーキを作動させて、車を停止させればいい。
 かくて、「フェイル・セーフ」の機構が働いて、自動車は自動停止する。

 (説明 終わり)

 ──

 なお、正常な急発進の場合と比べると、明白な差がある。正常な急発進の場合には、やはり、「アクセルを徐々に踏み増す」というふうにする。その踏み増す速度が、通常よりは速くなるが、しかしそれでも、いきなり最大限にまで踏むことはありえない。
 両者には、明白な差があり、区別できる。だから、この機構があることで、「正常な急発進ができなくなる」というような問題も起こらない。異常な操作だけを検知して、「フェイル・セーフ」の機構を働かせることができる。

 ──

 なお、この手法は、ソフトウェア的に対処できるので、(新車ならば)コストゼロで実現可能だろう。
( ※ 中古車の場合は、ROM の交換が必要となるだろうが。)

posted by 管理人 at 19:01| Comment(1) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 同等の機能をもつ、後付けの製品があるそうだ。STOP ペダルというもの。
  http://www.hiace-lpg.jp/menu

 ただしコストは 10万円。「コストゼロ」で済む本項の方法に比べると、馬鹿高い。
 
Posted by 管理人 at 2019年05月15日 21:19
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