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「令和になって、おめでたい」という話なら、ネットやテレビにあふれている。だが、本サイトの読者は、そんなありふれた話は期待するまい。むしろ、ひねくれた話を期待するだろう。
そこで、ひねくれた話を少し述べる。たいした話ではないが。
(1) 令和は 17年で終わる(期間)
先に、次の項目を書いた。
→ 令和は 20年で終わる: Open ブログ
次天皇の秋篠宮の年齢とのからみで、令和時代の天皇が長期にわたって続けるわけにはいかない、というふうに述べた。
その後、同じことを秋篠宮の側からの発言があった。「(75歳以上に)年老いてからでは即位できない」という話。これも、ごもっとも。
ただ、私が述べのと同じことを意味しているとは言え、これは公的な発言だ。重みが違う。となると、令和時代が短めになることは確実になった、と言えるだろう。
では、具体的には、どうなるか? 詳細を推定してみよう。
浩宮は現在、59歳だ。75歳に退位ならば、それまで 16〜17年間、令和が続く。
ここで、西暦との差を考えると、今年は 2019年だから、西暦との差は
19+16=35
で、ちょうど 35差となる。これは、キリがいい。
そこで、「次の元号の元年は、2036年になる」というふうに退位するのが、いろいろと好都合だ。それまで 16〜17年間、令和が続くことになる。これが私の予想だ。
一方、雅子妃の健康の問題もあるから、退位を5年だけ早める可能性もある。この場合には、「次の元号の元年は、2031年になる」というふうになるだろう。すると、それまで 11〜12年間、令和が続くことになる。こうなる可能性も、なくはない。
(2) 天皇制の廃止の検討
悠仁親王の机に刃物を置く、という事件があった。こういう事件が起こるからには、テロが現実化する危険も考慮した方がいい。最悪の場合、秋篠宮のあとの男系皇族はいなくなる、という可能性もなくはない。
その場合、女性天皇・女系天皇が実現すれば問題はないのだが、自民党は徹底的に反対している。となれば、後継者がいなくなるのだから、「天皇制廃止」とするしかない。
だが、そうなれば、「天皇制による政治の進行」を前提とした国家体制が崩壊してしまう。
日本憲法第六条の規定は、こうだ。
天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。
日本憲法第七条の規定は、こうだ。
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
・ 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
・ 国会を召集すること。
・ 衆議院を解散すること。
・ 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
(以下、略)
天皇がいなくなれば、こういうことができなくなるのだから、日本は政治的に麻痺する。国家は崩壊するも同然だ。ゆえに、「天皇がいなくなったらどうするか」ということを、今のうちにきちんと準備しておくべきだ。
( ※ 女性天皇・女系天皇を否定する自民党は、天皇制の廃止論者も同然である。天皇制の否定論者と言ってもいい。ならば、天皇制を廃止する手順についても準備しておくべきだ。)
( ※ ちなみに、米国ならば、大統領が死亡した場合の継承順位を、17番目ぐらいまで決めてある。 → Wikipedia 。ならば日本でも、そのくらいの準備をしておくべきだ。近代国家ならば、それが当然だろう。)
( ※ ちなみに、乃木坂46 の番組では、「アイドルにハブ退治をさせる」という番組があった。ここでは、「アイドルがハブに噛まれる」という場合を想定して、「噛まれた場合の処置薬・解毒薬」というのをきちんと用意していた。こういう対策をするのが常識というものだ。なのに現状の日本は、薬なしに、天皇をしてハブに向かわせるようなものだ。無謀極まりない。悠仁親王の事件を何も教訓としていない。呆れる。)
「乃木坂工事中」で、ハブ退治をした与田
— e8o (@e8o) 2019年5月1日
https://t.co/otKkUtEROF pic.twitter.com/MCiIhWXPDU
(3) パレードのオープンカー
即位から半年後の 10月22日に、即位のパレードがある。そのときに使うオープンカーは、トヨタ・センチュリーに決まった。その経緯などの情報がある。
→ 秋に即位関連儀式集中=大嘗祭、祝賀パレードも−皇位継承:時事
→ 新天皇の即位パレード、トヨタ センチュリー 新型の起用が決定
→ 新天皇パレード車がセンチュリーに決定 予算はなんと8000万円!! さっそくCGで制作してみた
《 加筆 》
使用後はどうするか? そのまま放置すると、前のロールスロイスみたいに、使わないまま錆びてしまう。ただのゴミになる。
では、整備して、再利用するか? しかし、次に使うとしても、17年後だ。そのときまで毎年整備するコストは大変だ。ならば、17年後に新車で買う方がよさそうだ。また、次の天皇だって、兄貴のお古をお下がりで使うのは、気が進むまい。
では、どうする? 私の提案はこうだ。
「使用後は、ただちに払い下げる。トヨタに 8000万円ぐらいで引き取ってもらう。そうすれば、差し引きして、タダでオープンカーを使える計算になる」
トヨタは 8000万円を払うだろうか? 払うでしょう。だいたい、8000万円というのは出血価格であり、実際には2〜5億円ぐらいのコストがかかるはずだ。それを格安で皇室に売ったわけだが、そいつを自分の元に戻せば、元の2〜5億円の価値で引き取れるから、損しないで済む。
しかも、トヨタには「自動車博物館」(トヨタ博物館)があるから、そこで最大の目玉として公開できる。入場者が増えて、宣伝も増えて、莫大な宣伝価値が生じる。
国庫もトヨタも、どちらも得して、win-win だ。だから使用後は、トヨタに払い下げるといい。
( ※ 万一、トヨタがイヤがったら、ヤフオクにでも売ればいい。そうすれば、数億円の値段が付く。)
なお、この話は、下記項目のコメント欄の、二番煎じである。
→ 皇室のオープンカー: Open ブログ
[ 付記 ]
蛇足だが、退位の日のニュースでは、天皇陛下の退位のときの話が、「最後のおことば」というふうに報道された。
→ 最後のおことば - Google 検索
しかし、「最後のおことば」というのは、「臨終の言葉」というふうに解釈されかねない。ゲーテが最後に「もっと光を」と言って息を引き取った……というふうな。
こんな不謹慎な用語を使うのは、とんでもないね。不敬罪で逮捕されてもいいぐらいだ。
なお、朝日新聞だけは、さすがにまともな言葉遣いをしている。
→ 退位礼正殿の儀 天皇陛下おことば(全文):朝日新聞
※ 「最後のおことば」「最後のお言葉」というのは、朝日内部で検索しても、ヒットしない。
【 追記 】
本項を執筆した時点では、朝日新聞にはなかったのだが、その後にしばらくして、「最後のおことば」を見出しに含む記事が掲載された。
→ 陛下が最後のおことば「国民に心から感謝」 退位の儀式 [令和]:朝日新聞
本文中では、《 在位中最後の「おことば」を述べた。 》というふうに記してあるが、見出しおよび小見出しでは、《 最後のおことば 》という語が見出される。
なお、朝日新聞では、本文を書く記者と、見出しを付ける記者は、別である。
【 関連項目 】
天皇制の廃止(の可能性)については、前に詳しく論じたことがある。そちらを参照。
→ 天皇制は廃止へ?: Open ブログ
→ 天皇制の廃止を検討せよ
→ 女系天皇の可能性: Open ブログ
タイムスタンプは 下記 ↓
オープンカーは、使用後に払い下げればいい、という話。
申し訳ございません。