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高齢者の暴走運転による事故がまたあった。
《 87歳運転の車が歩行者次々にはねる 母娘死亡 8人けが 》
19日昼すぎ東京 池袋で87歳の高齢者が運転する車が自転車に乗る親子などを相次いではねたあと、ごみ収集車に衝突し、横断歩道を渡っていた歩行者を次々に巻き込みました。この事故で3歳の女の子と母親が死亡し、8人がけがをしました。現場にブレーキをかけた痕はなく警視庁は赤信号を無視して交差点に進入したとみて事故の状況を調べています。
妻が「危ないよ、どうしたの?」と声をかけていました。男性は「どうしたんだろう」と答えたものの、乗用車はその後もさらにスピードを上げていったということです。
その後、乗用車はガードレールに接触し、さらにスピードを上げて横断歩道を渡っていた親子などをはね、立て続けに事故を起こしたということです。
事故現場近くの防犯カメラには、19日正午すぎ、事故を起こしたとみられる車が猛スピードで走る様子が写っていました。
映像では、画面の上のほうに親子とみられる自転車が横断歩道を渡る姿が写っていて、そこにシルバーの乗用車が猛スピードで走ってきて、はねる状況が確認できます。
( → NHKニュース )
横断歩道を渡ろうとしていた浜松市の男性会社員(50)によると、乗用車は赤信号を無視して猛スピードで突っ込んできた。強い風圧を感じて顔を上げると、目の前で高齢男性がはねられ、うつぶせに倒れた。「100キロぐらい出ていたのでは。自分も巻き込まれたかもしれず、鳥肌が立った」と振り返った。
( → 収集車横転、自転車真っ二つ=「ドカン」と衝撃音も?池袋暴走|BIGLOBEニュース )
(運転者は)「アクセルが戻らなくなった」と説明している。
( → NHKニュース )
(運転者は)1年ほど前、男性に「運転をやめる」と話していたといい、最近は足を悪くし、杖を使って外出していたという。
( → 「運転やめる」告げていた87歳 猛スピードの目撃情報:朝日新聞 )
原因
原因は何か?
運転者は「アクセルが戻らなくなった」と説明しているが、アクセルに不具合があったのか? いや、そうではあるまい。なぜなら、たとえアクセルに不具合があったとしても、ブレーキを踏めば止まるからだ。
また、時速 100km という猛スピードで走っていたことから、「アクセルとブレーキの踏み間違い」があったことが強く推定される。
さらに、このような「アクセルとブレーキの踏み間違い」があったことの理由は、「最近は足を悪くし、杖を使って外出していた」という点だろう。もともと足が不自由なのだから、アクセルやブレーキをまともに操作できるはずがないのだ。
《 以下は取り消します。詳しくはコメント欄 4月21日 09:13 を参照。 》
→ トヨタ、「ブレーキ・オーバーライド・システム」を全車に搭載 - Car Watch(2010年)
つまり、ブレーキを踏まなかったことが問題だ。
対策
では、対策はどうするべきか?
(1) 厳罰
このような事故を起こした人には厳罰を科する、というのが対策の一つだが、これは「事故を起こしたあと」の対策であって、「事故を予防する」には不十分だ。「馬が逃げたあとで厩(うまや)の扉を閉める」というのに似ている。
現状は、これと似た対策を取っているが、無効だ。
(2) 認知症の検査
高齢者に認知症の検査をする、という対策もある。これは現在もなされているが、ほぼ無効だ。理由は二つ。
第1に、検査員の数が不足して、検査できていない。
高齢者の運転免許に認知症診断をすることにしたら、受診者急増で、医者不足となり、診断できなくなった。制度不全。
( → 高齢者免許と認知症診断: Open ブログ )
第2に、今回の事故の理由は、痴呆というより、肉体的な不具合だ。再掲しよう。
最近は足を悪くし、杖を使って外出していたという。
というわけで、「高齢者に認知症の検査をする」という対策は無効である。
なお、参考記事がある。
→ 認知症の免許の制限(外国の例): Open ブログ
(3) 高齢者の免許制限
「駄目な高齢者の免許を失効させる」というのではなく、「高齢者には原則が失効で、以後は短期間での更新(試験に合格した場合のみ)を義務づけるといい。この件は、先に提案した。
→ 高齢者免許と認知症診断: Open ブログ
→ 高齢の運転不適格者: Open ブログ
→ 高齢者の運転検査にITを: Open ブログ
運転シミュレーターで試験を実施して、それに合格した場合のみ、免許の更新を認める……というわけだ。(ただし高齢者のみ。)
さらに、本項では新たに次のことを加えたい。
「肉体的な検査も実施する。ハンドル操作やアクセル・ブレーキ操作が正常にできるかどうか(反射的運動ができるか)をテストする。また、(歩行者として)歩行や停止などの両足機能が正常であるかをテストする。また、手指の機能が正常かもテストする」
( ※ これらが不十分ならば、ペダル操作やハンドル操作も不十分となって、危険だ。)
これらは、政府が取るべき政策だ。このような政策がもともと実施されていたら、今回のような事故は起こらなかっただろう。
(4) 予防安全の機構
自動車の機械装置の方で、予防安全の機構を整備することも考えた方がいい。
ブレーキ・オーバーライド・システムを標準装備する、というのも一案だ。ただし今回は、それがあっても無効だった。この機構だけでは足りない。
そこで次の機構を提案する。暴走抑止装置というもの。
「(高速道路でない)街中では、暴走抑止装置を ON にしておく。ここでアクセルを踏みすぎて、速度が 70km 以上になったら、自動的にアクセルが解除されて、停止する」
つまり、人間による異常操作を検知して、「異常操作があったら停止する」という仕組みを用意しておくわけだ。
で、これがあったら、ちゃんと記録しておいて、定期点検のときに報告される。同じことが1度( or 2度)以上あったら、能力不足が疑われて、運転能力の検査を受けることが義務づけられる。
このような装置は、普通の人には不要だが、高齢者にとっては有益だ。このような装置が搭載されていたら、今回の事故は起こらなかっただろう。
体の壊れた高齢者による暴走運転は起こりがちだが、それをテクノロジーで抑止することは可能なのだ。
自動車会社は、その技術力を発揮して、暴走運転を止めてもらいたいものだ。
[ 付記 ]
ついでだが、このような技術(暴走抑止装置)が開発されたら、政府はその技術の利用を義務づけるべきだ。つまり、
「高齢者が運転していいのは、暴走抑止装置の搭載された自動車に限る」
というふうにするべきだ。たとえ1社でもそういう装置を開発したなら、その時点で、そういう法制化をするべきだ。
たとえば、トヨタが技術開発して、1車種にでも搭載したら、それを購入できるのだから、その購入を義務づければいい。それ以外の車種では、高齢者の自動車運転を禁止するわけだ。
( ※ 試験の点数が一定以下の高齢者が対象となる。合格と不合格の中間に位置する人たち。)
このことで、メーカーの技術開発競争が促されるから、暴走抑止装置はすぐに搭載されるようになるだろう。
( ※ 技術的にはごく簡単に開発できる。特に実験は必要なく、コンピュータのプログラムをちょっと書き換えるだけでいい。早ければ1日で、いや1時間で、開発可能だろう。)
【 追記 】
コメント欄で指摘されたが、「自動ブレーキ」も重要だ。これがあれば、今回のような悲惨なことにはならなかっただろう。
「高齢者には自動ブレーキを義務づけるべし」(そういう限定免許にするべし)という話を前に書いたことがある。
→ 高齢者には限定免許を: Open ブログ
>コンピュータのプログラムをちょっと書き換えるだけでいい。早ければ1日で、いや1時間で、開発可能だろう。
逆に、できなかった、やらなかった理由が気になります。
コロンブスの卵
若くったって中年だって、いろんな人物が居るのですから。
痴呆検査は、高齢者に限定するだけでも、検査能力が不足して、数カ月待ち。
検査日が来ないうちに、更新日が来ると、どうなるのかな? 無検査で有効になるのか、検査日が来るまで免許失効になるのか。どっちにしても大変だ。
65歳以上には、体力検査・反応検査でスクリーニングしてから、該当者のみ詳細検査、というのが最も妥当だろう。
要するに、厳密性を求めるあまり、効率やコスパを考えないと、膨大な無駄が発生する、ということ。
もちろん,十分な運転能力が維持できてないドライバーは自動ブレーキの有無に関わらず運転させちゃ駄目だとは思います.
→ http://openblog.seesaa.net/article/443231157.html
本項では、それを書くのを忘れていました。
ご指摘ありがとうございます。
なお、関連する話題も。
→ http://openblog.seesaa.net/article/446019307.html
→高齢者だけではなくて、普通の人にも義務付けていいんじゃないか、という意味です。
高齢じゃない人も、いろいろだから。
痴呆検査が効率やコスパが悪いのはわかります。
どうしてもそういう装置の無い外車を運転したい人に限って、限定解除のために検査をしてもらい、年齢に応じて定期検査の間隔を変えるような感じではいかがでしょうか。
以上終わり。
そもそも、人類の死因のベスト10に交通事故死が入っていて、その死者数は年々増えているのでそっちを問題視するべきなのです。
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_tyosa-jikokoutsu
車の安全性能の向上や、道路環境の整備など様々な安全対策がとられて来ているためでしょう。
だからといってこれ以上の対策不要と言っているわけではないのでお間違え無く。
たとえばGPSと連動した速度抑制であるとかアルコール検知機能とか、他にもまだまだ施策はありそうです。
特定個人の問題とするのかシステムの問題とするかは一概には決められないが、高齢者の逆走や暴走が生じている現状を見れば何らかの対策は必要でしょう。
今まで実施してきた高齢ドライバーに対する検査がほぼ無効、無意味だったと警察当局が認めるところから始めるべきですね。
「一件の重大なトラブル・災害の裏には、29件の軽微なミス、そして300件のヒヤリ・ハットがあるとされる」
→ http://j.mp/2DnrzxI
今回の事件は大事件だから目を引いただけで、同様の事例は多数あるはずです。(氷山の一角。)
実は、私の父も、発進事故で大きな物損事故を起こしたことがある。たまたま通行人がいなかったから物損事故で済んだが、通行人がいれば死者が出たはずだ。今回の事件は、私の家族にも起こり得たことなのだ。それほどにも多くの人に該当する。
「ただの耄碌じじい」というが、人は誰しも年を食う。あなたの親もそうだし、あなた自身もそうだ。「自分は耄碌じじいにはならない」「自分は年を取らない」と思い込んでいるとしたら、あまりにもおめでたい。
あと、そもそも今は高齢化社会であって、人口の多くの部分が高齢者なんです。若者よりも高齢者の方がずっと多い。人口の最大部分を無視していいはずがない。
あとね。今回の事件の被害者は、若い人たちです。老人を救いたいのではなく、若い人たちの命を救いたい。物事の本質を理解しましょう。
テールランプの形状から、二代目プリウス(プリウス20)だと見えるのですが、そうだとすると、基本的に2009年までのはずです(一応は2011年までとされていますが、2009年には三代目が出ています)。
ご指摘ありがとうございます。本文中の該当箇所を削除しました。(打ち消し線で)
間違いの理由:
テールランプの形状から、現行プリウスの前のモデルだとは認識したのですが、二代目と三代目の区別をしそこねてしまいました。二代目と三代目は似ているので、混同してしまいました。
そこそこ新しそうに見えたので、まさか 10年以上前のポンコツだとは思わなかった。
クルマを持つことがある種のステータスになっていたように思います。
だからこの世代はクルマに対する思い入れが強く、何歳になってもクルマを運転していたいと思ってしまうのではないかなぁと考えてしまいました。
それもあるけど、足の悪い高齢者にとって外出手段も必要なのでしょう。
現状では、電動車椅子や電気自転車ぐらいしかない。
そこで、この部分を担当するために、超小型の電気自動車というものを、前に提案した。
→ http://openblog.seesaa.net/article/435846989.html
似た話。
→ http://openblog.seesaa.net/article/459124325.html
これが実用化していたら、今回の事故は起こらなかったかも。
参考記事:
http://openers.jp/article/21807
→ https://www.huffingtonpost.jp/entry/to-be-suspect_jp_5cb83976e4b081fd16936e63
この件については賛否があるが、もっと別の問題もある。
「死亡事故を起こしても、執行猶予になることが多い」(実質的には何も罰されない)
ということだ。
引用しよう。
「事故で他人を死亡させた場合には、刑法に定められた懲役刑・禁固刑・罰金刑に処せられることになります。前科がなければ一般的には、罰金や執行猶予付きの懲役刑となるパターンが多いです。」
https://jico-pro.com/columns/44/
保険に入っていれば、被害者に十分な補償がなされるので、「きちんと補償した」と評価されて、執行猶予がつく。
ずいぶん甘いもんだ。
この件は、別項で問題にした。
→ http://openblog.seesaa.net/article/463000376.html
執行猶予は、全部でなく半分ぐらいにしておけ、という話。(期間の半分ぐらいは免除しない。)
> →高齢者だけではなくて、普通の人にも義務付けていいんじゃないか、という意味です。
自動ブレーキは、新車については、義務づけられることが決まっています。( 2020年)
中古車についてまで義務づけると、大量の中古車が使用不可能になってしまうので、現実的ではありません。(新車で供給することもできない。)
したがって、全年齢への義務づけは不可能。かろうじて、高齢者についてだけ義務づけることは可能。
>> できなかった、やらなかった理由が気になります
> コロンブスの卵
一般レベルのプログラミング、プログラミングのロジック(論理構造)
としてなら、開発者も以前から構想していた可能性は高いと思います。
ただ(金融機関以外ではほとんど使われなくなりましたが)事務計算用
に極限まで最適化されたCOBOLのような言語と違って、制御用の
プログラミングですと「メモリあふれ(プログラム言語やOS自体に
内在・潜伏する脆弱性や問題点のひとつ)」のような可能性が製作者の
目では捉えきれない所に潜伏していて、何かのきっかけで突然表面化
して思わぬトラブルに至る、と言う事が十分に考えられます。
マイクロソフトが飛ぶ鳥を落とす勢いだった2000年代当初、
同社が提唱した制御用WINDOWS(CE)のシェアがほとんど伸
びなかったのも、ベースになるWINDOWSがブラックボックスで
あることに加えて、開発過程で内在するであろう脆弱性の可能性に
ユーザー側のエンジニアが憂慮した可能性が大いにあります。
結局のところ、プログラミング言語はコンピュータが計算する際の
2進数の並びを人間が理解できる単語の並びに置き換えたものです
から、完全にバグを取り除いて完璧な動作を保証するには、ビット
単位で検証しなければならず、単純な動作に見えても膨大な作業と
労力を必要とするケースは非常に多いです。
ユーザー側管理職(課長)「なんでこんな単純な事(変更)ができないんだ!!」
開発側エンジニア「それは....」
このシチュエーションでシステムエンジニアやプログラマーが
泣いた経験は、おそらくありすぎて例示する必要もないかと思います^^;
事務系のシステムであれば(RAID2とかで)バックアップを
並列稼働させることでかなりの部分対応できますが、単体の機械で
しかも人命にかかわる事であれば取り返しが効きませんし、
そうした可能性を内在させてしまうこと自体、極端に言えば
自動車に時限爆弾を仕込んでしまうようなものです。
ブログ主様や作業員さんの感想は最な事かと思いますが、昭和〜平成に
かけて20年ほどプログラマー・SEとして働かせていただいた立場
からは、開発現場でも同様の悩みを追いかけていたであろうことは
知っていただきたく思います。
の誤りです。某小企業でデータの保全を頼まれて、某メーカーのネットワ
ークハードディスク(実態は無料版Linux搭載の簡易PC)の同機能を
使用していたのですが、頻繁にトラブルが起こるので、更に毎日深夜に
別のサーバーにデータを逃がしていました。
こんな危なっかしい内情、とてもユーザーには説明できないですね
(予算全然くれなかったんですから自業自得とも言えますが^^;)。
それがわかっているので、「開発するには」と述べました。開発は簡単だが、その後のチェックには膨大な時間がかかるでしょう。だから、商品化は簡単ではない。
ただ、当初のプログラミングだけなら、簡単に可能だ、という話。
また、安定性の点は、最近のハードならば余力があるので、エラーも起こりにくくなっています。昔ならメモリ不足の問題は頻繁に起こったが、最近ではメモリも安価になったので、もともと十分にメモリを搭載していることが多い。
発進時については既に実用化されています。これを走行中の暴走抑制に応用しようとする際の困難さを図りかねている、ということです。どういった技術的障壁が実用化を阻んでいるのか、と。
コロンブスの玉子的な、着想できなかったという見方には必ずしも首肯していません。
昨今、自動運転が騒がれている中、その派生技術として非自動運転時の暴走抑止装置は実現可能な範疇にあるのではないかと思っています。それすら困難とされるならば、自動運転実用化へのゴールはまだまだ遠い、と考えます。
原因の如何、自動/非自動を問わず暴走の危険というものは完全に排除できないわけですから、フェイルセーフ的な機構の組み込みは不断に進められて然るべきです。べきなんですが、あまり進んでいないように見受けられます。暴走という異常な状態は運転者に原因があって、メーカーの責任ではない、ということかもしれません。
「普通の人には不要だが、高齢者にとっては有益だ」
と文中にある通りで、普通の人には不要な機能だから、自動車会社も政府もあまり必要性を感じていないんです。いわば思考の盲点にある。
高齢者対策なんて、身障者対策と同様で、「例外的なもので、どうでもいい」というふうに扱われがちだ。「売れるかどうか」だけが問題なのであって、「売ったあとで(ユーザー責任で)事故が起こるかどうか」なんてことは気にしないのが普通だ。
そんなことを気にしているのは、私ぐらいだろう。
> 管理人様
御二人の返信を伺いますと、ひょっとして「技術面(もしくは開発者のレベル)
では既に対応の見通しは立っていて、経営上のメリット(ぶっっちゃけ、儲か
る見通しが立たない、売れるかどうかが不明)から、経営サイドで意図的に
伏せられている可能性もあるか、と思いました。
国内で自動車のフロントガラスが1枚の強化ガラスだった頃、欧米の車は
併せガラスを採用していて、メーカー側が「強化ガラスが原因の重傷事故
は無い」と強弁していた所、ブタの眼球をテスト用の人形に入れて事故テ
ストをしたら、強化ガラスの破片で眼球が破裂する事例が続出して
「眼球破裂(つまり失明)は重傷事故ではないのか!!」と非難が出た
結果、メーカーがフロントガラスを併せガラスに変更する方針を出した、
という内容を読売か朝日新聞の特集記事で読んだ記憶があります。
営利企業である以上、選択と集中が偏るのは仕方のない面もありますけど、
(コンピューターの場合ですと、メインフレームでしたらたっぷり料金を
とっていますから、バグは最終的にはビットレベルまで潰しますけど、
パソコンOSであれば御存じのとおりベータ版レベルで一般に提供して
有志に「走りながら潰しててもらう」手法をとりますね。良いか悪いか
は別にして。)
公益性よりまず利益、という立場をとるのなら「誰かが言い出すまでは、
あるいは非難として拡大して、その矛先が当社に向くまでは、積極的に
対応する部分ではない」が本音かもしれません。