2019年04月13日

◆ ユーグレナのエネルギー効率

 ユーグレナの生産は、エネルギー源として太陽光エネルギーを用いるが、そのエネルギー効率はどのくらいか?

 ──

 一般の農業のエネルギー効率は、1〜2%である。この数値は、太陽光発電に比べて、1桁小さい。
  太陽光発電のエネルギー変換効率は10〜20%が目標とされているのに対し、 光合成微細藻類を利用した効率の目標が1〜2%というのは、低すぎると感じる向きもあるかと思います。 しかし、エネルギー変換効率が1〜2%でも、経済性の確保は不可能ではありません。
 たとえば、トウモロコシ光合成のエネルギー変換効率は植物全体で約1%、穀粒は0.3%程度と見積もられます。
( → 太陽光エネルギー経済性の確保

 ユーグレナの場合はどうか? もちろん、一般の農業の場合と同じことが成立するだろう。
 詳しく言うと、こうだ。

 ユーグレナの生産には、(ユーグレナが食べる)原料として、微細藻類を使う。この微細藻類のエネルギー効率は、一般の農業のエネルギー効率と同様である。(少し上回るかも。)
 しかし、それを直接使うのでなく、「ユーグレナが食べてからバイオ燃料に変換する」という形で処理すると、エネルギー効率がかなり下がる。
 一般に、動物が食物を食べて自らの肉体にする効率はかなり低い。微生物の場合には、ひょっとしたら高い効率で栄養分を蓄積できるかもしれないが、そうだとしても、せいぜい 10%だろう。つまり、10% 以下。
 最初の 1〜2%に、この 10%以下を掛けると、総合効率は 0.1% 以下と見なせる。
( ※ 一方、原料として、廃棄された食用油を使うこともある。これだと効率はいいが、廃棄された食用油なんてものは量が限られているので、意味がない。これについては考える必要がない。)

 出典となりそうな話は下記。
  → 廃棄された食用油
  → 「ミドリムシ」で飛行機を飛ばす!デンソーとタッグで“バイオ燃料”生産世界一を目指す - FNN.jpプライムオンライン
  → ユーグレナとデンソーが「藻」ラボレーション。包括提携でバイオ燃料の安定・大量生産を実現へ | BUSINESS INSIDER JAPAN





 ま、上の話からわかるように、
 「太陽光 → ユーグレナ」

 ではなくて、
 「太陽光 → 微細藻類 → ユーグレナ」

 という経路をたどるので、エネルギー変換効率は 0.1%以下でしかない。
 しかも、得たエネルギーの大部分は、
 「微細藻類を1箇所に集荷するため」
 に使用されてしまって、残るエネルギーはごくわずかとなる。(あるいはエネルギー的に赤字となる。)

 ※ 微細藻類からの変換効率が 10% ならば、微細藻類を 10倍以上集める必要があるので、集荷するためのコストも 10倍以上となる。これは、普通の農産物に比べて、圧倒的に不利である。

 ユーグレナ社の計算では、
 「微細藻類を1箇所に集荷するため」
 という点では、かかるエネルギーもコストも、ともに考慮されていないようだ。「もともとそこにあるもの」(コストゼロで与えられたもの)というふうに想定しているのだろう。しかし、いい加減すぎる。そんな計算では、事業は成立しない。

 ──

 一方、ユーグレナとは別の方法もある。太陽光発電だ。
 太陽光パネルなら、エネルギー効率は(太陽光に対して) 20%ぐらいになる。圧倒的に高効率だ。また、コスト的な収支もプラスになっている。(日本ではともかく、外国では低コストで発電できている。)
 となると、ユーグレナの出番などはまったくない、と言える。

 同じ太陽光を得ても、太陽光発電なら、
 「太陽光 → (太陽光パネル) → 発電」

 というふうに単純に済む。
 一方、ユーグレナなら、
 「太陽光 → 微細藻類 →(集荷)→(精製)→ バイオ燃料」

 という多段の手間がかかるので、エネルギー効率は著しく低い(または赤字)なのである。

 ──
 
 結局、ユーグレナというのは、「口でだまして金を集める」という詐欺としてしか成立しない。
 実際、多大な金を集めているが、それで事業が成立しているわけでもない。成立する見込みもない。圧倒的に巨額の金を溶かしているだけだ。
 その点では JDI にも似ているのだが、無駄の率ではユーグレナの方が圧倒的に高い。ほぼ 99% の金が無駄に消えている。コストは市場価格の 100倍だからだ。

 こんなものは、普通なら、事業としては成立しない。ではなぜ、実際には事業として成立しているように見えるのか?
 その理由については、東大総長が教えている。
  → 東大総長が詐欺会社を賛美: Open ブログ

 ここには「東京大学が創りあげてきた信用」というものが挙げられている。つまり、東大の信用を借りて、箔を付けて、「東大生がやったから」という理屈で、人を信用させて、金を集めているのである。

 これは、東大詐欺とでも言うべきか。オレオレ詐欺に似ているね。
 「オレだ、オレだ、金を送ってくれ」
 というのに似て、
 「東大だ、東大だ、金を出してくれ」
 という。そうやって金を集めているわけだ。
 東大総長がそう言っているとおり。
 これこそが、詐欺が成立する理由だ。



 [ 付記 ]
 それにしても、東大とは、詐欺師を養成する教育機関に成り下がってしまったようだ。「東京大学」でなく「詐欺大学」と名前を変えた方がいいかも。
 いや、詐欺をするよりは、詐欺師にだまされたクチかな。自分でも知らないまま、いつのまにか詐欺師の片棒を担ぐハメになった。

 【 関連項目 】

 → ユーグレナのエネルギー効率: Open ブログ
posted by 管理人 at 16:45| Comment(2) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
集荷するためのトラックを軽油で動かしてプラントを稼働する電力を商用電力でまかなったりしたら、エネルギー大赤字のはずです。
コスト高なのは投入エネルギーが大きすぎるからで、バイオマスはその辺を意識しないとさっぱり役に立たないし実用化もできないしましてや普及できないんだと思います。
Posted by けろ at 2019年04月14日 21:31
 ついでで思い出したが、「廃棄された桃でバイオディーゼルをつくる」というリサイクルがエネルギーでは大幅赤字だ、という話を、前にしたことがある。
  → http://openblog.seesaa.net/article/435851557.html
Posted by 管理人 at 2019年04月14日 21:54
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