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元号の次候補は、「英弘」「広至」「万和」「万保」「久化」だったという。
新元号の選定作業で、政府が示した6つの原案すべてが明らかになり、新元号に決まった「令和」以外は、
▽「英弘(えいこう)」、
▽「久化(きゅうか)」、
▽「広至(こうし)」、
▽「万和(ばんな)」、
▽「万保(ばんぽう)」の5つの案でした。
( → 新元号 6案すべて判明 「令和」考案は中西進氏か | NHKニュース )
「令和」と「久化」はいいが、他の案はひどいね。私だけでなく、誰もがそう思っているようだ。
→ はてなブックマーク - 新元号 6原案中4つは 「英弘」「広至」「万和」「万保」 | NHKニュース
「英弘」や「広至」は、男性の名前みたいだ。(「ひでひろ」「ひろし」) 実際に、用例も見つかる。
「万和」は、明治の M が使えないので、B で読むので、「ばんな」か「ばんわ」だが、読みにくい。
「万保」は、「マンポ、マンポ」と下ネタの対象にされやすい。
いずれも、冗談としか思えないような名称だ。こんなものが対抗案になっていたと思うと、呆れはてる。(冷や汗を掻く、というべきか。)
「久化」にしても、いくらかはマシだが、同音異義語があるので、まぎらわしい。「育児休暇1年」と言ったら、「え? 久化1年?」と聞き返されることになるかも。困る。
まともな元号候補が残っていないようだ。あまりにもネタ切れ感がひどい。この分では、次の元号は変な元号になりそうだ。
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では、どうする? 私の案はこうだ。
「出典を中国や日本の古典に求めるのをやめる」
換言すれば、こうだ。
「出典をなくして、勝手に造語する」
これでいいはずだ。語感だけで勝手に決めていい。典籍などは必要ない。そもそも、典籍というのからして、妥当でない。今回の例で言えば、「令和」という単語があったわけではなく、
「初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(きよ)風和らぎ(やわらぎ)」
から取っただけだ。
→ 新元号は「令和」 出典は「万葉集」 | NHKニュース
→ 令和典拠の万葉集序文、「中国の文章ふまえた」が定説 [令和]:朝日新聞
こんなのは、「こじつけ」というのに近い。
だったら、いっそのこと、典拠なんていうものはやめてしまった方がいい。
たとえば、「文天」とか、「永文」とか。
私が勝手に決めていいのなら、「久化」は同音異義語があるのでまずいから、これを少し変えて、「久史」にしたいところだ。 (^^);
参考。
ここから有力漢字を考える。
— 無印良馬 (@mujirushiryoma) 2019年3月27日
条件は
@漢籍から選ぶから音読み
A常用漢字であること
B画数が少ない(八画以内)
C数字はなし
D皇族の名前にある漢字は除外
以上の条件に合うのは
安、宇、永、応、礼、里、立、令、和、有
安倍の安はないな。永は人気が高いので逆に消し。和も昭和で使ってる。
頭文字のアルファベット“M,T,S,H”を回避したのは分かるが,平成のときに候補の上がった「永(E)」始まりの候補が,今回はひとつも出てこなかった。
そうなんですか。なおさらネタ切れしますね。