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子供用の自転車のことを、前項では最後に少しだけ話題にした。
そこでさらに、こう思った。
「三輪車タイプの自転車にして、後輪の2輪の間に、子供を二人乗せればいい。これなら重心が低いので安全だ」
実は、これは目新しいアイデアではない。前に言及したことがある。
→ 3人乗り自転車 1: Open ブログ
→ 3人乗り自転車 2: Open ブログ
→ 3人乗り自転車 3: Open ブログ
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上の 2,3 の項目では、きちんと提案している。この二つの項目を書いたのは 2008年07月01日 と 2011年03月09日 だった。
その後、現時点で調べてみたら、この提案はすでに実現していると判明した。
→ 日本初の幼児2人同乗用三輪自転車「ふたごじてんしゃ」 | OGK技研株式会社

昨年に発売されて、すぐに完売となった。
その後はどうなったのか、というと、モデルチェンジして、安全性の確認をしていて、発売が遅れているそうだ。
→ プレスリリース 2019 | OGK技研株式会社
遠からず発売されるらしい。ただ、設計は日本でも、生産は海外(たぶん中国)であるので、簡単に大量生産というわけでもないようだ。
一方で、人気はとても高い。本体 12万円、シートが 1.5万円×2台、合計 15万円だが、電動自転車の価格と比べても、そう高くはない。切実性からしても、購入の意思は強そうだ。
こういう小企業の企画販売に任せたりしないで、大メーカーが生産してくれるといいのだが、そうならないのかなあ。
[ 付記 ]
普通の3人乗り自転車(前席はハンドルに乗せるタイプ)は、子供の体重に 15キロ未満という制限がある。
現在、一般的に購入できる3人乗り自転車は、自転車とチャイルドシート両方の安全基準を満たす必要性から、同時に乗せられる幼児2人は4歳(体重 15キロ)未満と6歳(22キロ)未満までだ。
( → 自転車:5歳児2人OK 双子のママ、3人乗りを開発 - 毎日新聞 )
双子の場合は、どちらも同じ年齢なので、4歳までしか乗せられない。
( ※ 2歳の差があれば、片方は6歳まで乗せられるのだが。)
それは別としても、そもそも重心が高い自転車は危険だ。