ネギの天ぷらは、おいしい。なぜなら……
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天ぷらにすると、ネギが柔らかくなって、溶けるようで、クリームみたいになるからだ。(新鮮な素材を使って、高温で揚げる。)
天ぷらというと、ナスの天ぷら、春菊の天ぷら、人参の葉の天ぷら、というのもおいしい。これらを天ぷらにすると、素材の味がいっそう引き立つ。
ネギの天ぷらは違う。素材の味が引き立つのではなく、素材が別物になってしまう。(加熱すると)クリームみたいになる野菜なんて、他にはないだろう。
加熱するだけなら、ネギは牛丼や洋風おでんに入れても柔らかくなるのだが、クリームみたいになるわけではない。天ぷらにした場合に限って、クリームみたいになる。味もなんだか変わってしまう。
ネギには、硫化アリルというものがあって、これがツンという臭いを出す。
→ 納豆にネギは禁止: Open ブログ
ネギを天ぷらにして、高温処理すると、硫化アリルが飛ぶので、ナマのときとは違う味になる。また、天ぷらの場合は、高温で短時間の料理になるので、ずっと煮込む料理とは違う形で、味と食感が得られる。
やっぱり、ネギの天ぷらはおいしい。
ただし、おいしいのは、できたてに限る。いったん冷たくなると、あとで加熱しても、できたての美味しさにはならない。
( ※ なお、素材は斜めのぶつ切り。)
→ 画像集
[ 付記1 ]
ついでに、かに風味のカマボコ(高級品)を混ぜて、天ぷらにしてもいい。(掻き揚げふうだ。ただし素材は大きめ。)
[ 付記2 ]
一般に、野菜はタンパク質と組み合わせるとおいしい。
また、肉や魚などのタンパク質は、野菜と組み合わせるとおいしい。
いずれも、単品で食べるより、おいしくなる。
たとえば、アジフライだ。これは何度も食べたので、飽きてきたが、野菜と組み合わせると違う。
・ アジフライ
・ キャベツの千切り(レンジで熱して柔らかくする)
・ ソースとマヨネーズ
・ 薄い食パンで挟んで、サンドイッチにする
こうすると、ただのアジフライが、高級サンドイッチに変身する。キャベツがあるおかげで、味のランクが大幅にアップする。
肉屋や魚は、野菜といっしょに食べるとおいしくなるのだ。野菜サラダとかわるがわる食べる……というような食べ方よりも、いっしょに食べる方がおいしくなるものだ。
※ 野菜は加熱すると、柔らかくて、おいしくなる。
※ 野菜の量を取るには加熱するべし、と海原雄山が言っていた。
[ 付記3 ]
キャベツは安くて栄養があるので、貧乏食として名高い。「無限キャベツ」というのがおいしい、という話もある。
→ 無限キャベツ - Google 検索
見たけど、おいしくないか、面倒か、いずれかですね。私はもっと簡単でおいしく作れた。
・ キャベツを千切りにする。
・ 電子レンジで加熱して柔らかくした後、水洗いで冷やす。
・ マヨネーズと塩ドレッシングをかける。
超お手軽。量はいっぱい食べられる。
味は、ドレッシングの種類を変えることで、多様に楽しめる。和風(しょうゆ味)だと、すぐに飽きるので、洋風のドレッシングをいろいろと変えて楽しむのがいい。
→ https://amzn.to/2HCSgS1 (いろいろなドレッシング)
ドレッシングを使うと、コストがちょっと高くなるが、お手軽さには変えられない。だいたい、レシピ通りに作ると、味が1種類なので、飽きちゃうんだよ。
なお、トッピングにタンパク質を足すのもいい。カニもどき(カニかま)がお薦めだが、ハムやチーズでもいいですね。サバ缶やツナ缶でもいいかも。
2019年03月18日
過去ログ
「無限キャベツ」の話。余談ふう。
焼きネギにすると、表面が黒く焦げるので、それを剥がすのが面倒かもしれない。そこで、下仁田ネギを使うと、剥がしやすいし、味もいいようだ。値段はちょっと高めだが。
下仁田ネギの焼きネギは絶品だ、という人もいる。(新聞に出ていた。)