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たいした話ではないのだが、前項の補足。
Fラン大学は就職に役立たないが、それと似た話で、就職に役立たない学科というのがある。では、どんな学科か?
アメリカの例では、下記の通り。(数字は、就職できない割合。)
ワースト1 Architecture 建築 - 13.9%
ワースト2 Film, Video and Photographic Arts 映画、ビデオとフォトグラフィックアート - 12.9%
ワースト3 Fine Arts 美術 - 12.6%
ワースト4 Commercial Art and Graphic Design コマーシャルアートとグラフィックデザイン - 11.8%
ワースト5 Information Systems 情報システム - 11.7%
ワースト6 Philosophy and Religious Studies 哲学と宗教 - 10, 8%
ワースト7 Anthropology and Archeology 人類学と考古学 - 10.5%
ワースト8 History 歴史 - 10.2%
ワースト9 Ethnic and Civilisation Studies 民族と文明研究 - 10.1%
ワースト10 Economics 経済 - 9.4%
( → 高校生必読!?就職にまったく役立たない?大学で専攻すべきではない科目トップ10 )
記事は長々と記してあるが、サブ・タイトル部分だけを抜き出して、逆順で示した。(降順を昇順に直した。)
「情報システム科の就職率が悪い」というのは意外だったが、説明にはこう記してある。
コンピューター関連の仕事の需要が大きく伸びているのにも関わらず、情報システムを専攻した学生だけが、なかなかうまく仕事に就けていません。11.7%もの卒業生が無職の状態です。
もしかしたら学んだ内容が逆に高度過ぎて即戦力としては向かない、というように判断されてしまうからかもしれません。
長い目で見れば、非常に高給取りを狙える学歴と専門能力となりうると思いますが、新卒の平均年収は$43, 000(約447万円)、すでに実践経験のある卒業生は$68, 000(約708万円)。
ほんとかね、という感じもする。ひょっとしたら、就職しないで大学院に行っただけ? いや、大学院の分は除外しているはずだ。どうも、よくわからん。
【 追記 】
Wikipedia で「情報システム」というのを見たら、この学科はどうも、ソフトを利用することばかりで、ソフトを作ることがないみたいだ。文系の利用者ばかりで、理系のプログラマーはいないみたいだ。だったら、コンピュータ関連で例外的に就職率が低いのもわかる。
とは逆に”学んだ内容が逆に低過ぎて即戦力としては向かない”のかも。
いずれにせよ、各学科の履修者数と対応する職業の求人数が不明のままではなんとも...
(就職に役立たない専門学校、という話題。)
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専門学校とはいっても、アニメーター養成学校なんかに進学すると、アニメーターになったあげく、薄給で苦しむようになる。保育士や介護士もまた同じ。これらの職業への進学は止めた方がいいだろう。(奨学金による推進とは逆だ。) また、声優や俳優も同様だ。
→ 声優の専門学校は危険!卒業後は声優になれない末路が…
http://j.mp/2Co0ryh