2019年02月28日

◆ コンビニ24時間営業の規制

 コンビニの 24時間営業をやめたいい、というオーナーがコンビニ統括会社を訴えた。どう解決すべきか?

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 コンビニの 24時間営業をやめたい、というオーナーがコンビニ統括会社を訴えた。その後、多くのオーナーが連帯して、断行を訴えたが、コンビニ統括会社は門前払い。
 コンビニの24時間営業をめぐっては今月、東大阪市にある店舗のオーナーが人手不足のため営業時間を短縮したところ、本部の「セブン‐イレブン・ジャパン」から契約違反だとして違約金を求められたと訴えました。

 加盟店のオーナーなどでつくる団体が27日、「セブン‐イレブン・ジャパン」に対し、営業時間の短縮などについて話し合いに応じるよう申し入れました。
 申し入れを行ったのは大手コンビニ加盟店のオーナーなどでつくる団体「コンビニ加盟店ユニオン」で、代表者2人が東京 千代田区にあるセブン‐イレブン・ジャパンを訪れました。

 今回の団体交渉の申し入れについて、セブン‐イレブン・ジャパンは「加盟店オーナーは、それぞれ独立した事業主であり、弊社と労使関係にはないという認識は従前より、全く変わっておりません。従いまして、団体交渉という形式での話し合いの場を持つことは考えていません」としています。
( → コンビニ24時間営業 加盟店オーナー団体 時間短縮など申し入れ | NHKニュース

 さらに、次の話も。
 オーナーは勤務時間が連日16時間超に。やむを得ず今月から営業時間を短縮したところ、本部から契約解除と違約金1700万円を求められたという。
 (別件では)いっそやめたいとも思うが、違約金は6千万円になるといわれたという。
( → 店主の妻は過労で倒れた コンビニ、24時間営業の実態:朝日新聞記事全文

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 みんな困っているが、うまく解決策がない。どうする? そこで、困ったときの Openブログ。いくつかの案を出そう。

 (1) 公取委

 公取委が介入するといい。
  ・ 「優越的地位の濫用」で、契約無効。
  ・ 高額の違約金は「公序良俗違反」、契約無効。

 (2) 他社への転換

 契約解除が認められたら、さっさと契約解除して、他社に転換すればいい。山崎デーリーストアや、ファミマなど。
 一方、ファミマは率先して、「深夜営業なし」を導入すればいい。そうすれば、オーナーが次々と切り替えようとするので、全国のセブンイレブンの店をすべてファミマに転換できる。
 これでファミマは、あっという間に全国制覇できる。一方、セブンイレブンは一挙壊滅だ。
 なお、次の参考記事がある。(ファミマは検討中)
  → ファミマ、24時間営業の見直し着手:日経
 
 (3) 法的規制

 手っ取り早いのは、法的規制だ。政府がその気になれば、半年で実現できる。
 「小売店の 24時間営業(深夜営業)は、原則として禁止する。許可制にして、特別な例外的な場合のみ、許可される。1年ごとの更新制」

 例外は、救急施設とか、空港とか、ホテル内の限定的な店舗とか、特殊な事情がある場合のみ。(一般の小売店は、例外の対象とならない。)

 野党は、こういうことで立法化の努力をすればいいんだけどね。



 [ 補足 ]
 欧州では、小売店の休日営業・深夜営業が規制された。
 小売店の休日営業・深夜営業が規制されてきたドイツやフランスを参考に、多少、不便でもゆとりのある生活を目指すべきだという声も出ている。
 ドイツやフランスでは長年、小売店の営業時間が規制されてきたが、近年、規制緩和が進んだことで、実際にはこうした規制は有名無実化している。だが興味深いことに、規制が緩和された後も、両国ではそれほど本格的に24時間営業が普及しているわけではない。つまり顧客も強く営業時間の延長を望んでおらず、事業者側も営業時間の延長はそれほど重要ではないと考えているようなのだ。
( → 行政が長時間労働是正に本腰。日本では欧州のような生活は定着するのか?

 基本的に、ドイツ国内のスーパーマーケットや小売店は、日曜は店を閉じている。というか、営業することができない。小売店の営業時間について定める法律「閉店法 (Ladenschlussgesetz)」が導入されているからだ。日曜・祝日は、大都市でも町が静まりかえるのが、ドイツの日常風景。クリスマスなど大型連休には、都市機能がほぼ停止状態に。
 もちろん、すべての営業活動が禁止されているわけではない。病院や薬局、消防など救命に 関わる活動は制限されず、空港や駅、ガソリンスタンドなどもOK。2006年以降は、州政府が閉店法の規定を定めることができるようになり、規制緩和も一部で進んでいる。その結果、現在では多くの州で平日の24時間営業が可能だ。しかし、それを選択しないのがドイツ。

 国が定める閉店法の閉店時間帯は?
  ・ 日曜と祝日
  ・ 平日(月〜土)の6時までと、20時以降

( → 日曜日は休まなければいけない国ドイツ

posted by 管理人 at 19:21| Comment(5) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by P助 at 2019年02月28日 20:55
 最後に [ 補足 ] を加筆しました。
 欧州で、小売店の休日営業・深夜営業について。
Posted by 管理人 at 2019年02月28日 21:32
最大の問題はコンビニ会計なのだと思います。

ドミナント出店、廃棄、24時間営業、ロイヤリティなどでフランチャイズのオーナーが赤字に苦しんでも本部は儲かる仕組みです。
管理人さんも「コンビニの食品の無駄の根源」(2008年06月20日)で言及されていて、公取委の介入とか裁判で少しは改善したと思っていましたが、どうもそうではないみたいです。

四生五殺という言葉もあるようです。
店舗がつぶれたら本部も血が出るようでないと今後もコンビニの闇は続くのではないでしょうか。
Posted by nb at 2019年02月28日 21:40
セブン‐イレブンが時短営業の”実験”始めるとの報道がありました。”実験”なら24時間営業の契約を護持しつつ実験店も契約違反にはならないということでしょうか。

今後、この時短店が拡がるか否かで、単に騒ぎを沈静化させることが目的の”実験”か、誠実に時短店を検討しようとする意図かが示されるのではないかと。

関心を持って見ていきたいところです。
Posted by 作業員 at 2019年03月02日 12:44
セイコーマートは、札幌などの都市部では24h営業の店舗が多いですが、地方では0600-2300(2400)等の営業時間で営業している店舗が普通です。

これが当たり前でない大手コンビニは鬼ですね。
Posted by 反財務省 at 2019年03月03日 15:50
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