2019年02月21日

◆ 肩こりは予防せよ

 肩こり・首こりの抜本対策は、予防することだ。それには姿勢が大切だ。

 ──

 肩こり(首こりを含む)は、起こってから治すより、もともと起こらないようにするといい。つまり、予防するといい。
( ※ これは、風邪に似ている。風邪を引いてから薬で治すよりは、もともと風邪を引かないように予防する方がいい。)
 では、なぜそうなのか? それは、物事の根源を考えるとわかる。

 そもそも、肩こりはなぜ起こるか? その根源を考えてみた。
 肩こりが起こるのは、たいていはデスクワークをしているときだ。ただ、デスクワークをするからといって、肩こりが起こるのは不思議だ。特に肩や首の筋肉を使っているわけでもない。それなのに、腕や背中や腰などの筋肉が凝ることはなく、肩と首の筋肉ばかりが凝る。これはいったいどうしてか?

 これをいろいろと考えたすえ、私はこう結論した。
 「肩こりの原因は、首の後ろの筋肉である 後頭下筋群(こうとうかきんぐん)が酷使されるからである。その理由は、重たい脳を含む頭部を保持するためである」






 そもそも、脳というものはかなり重い。しかるに、頭部を支える首の骨は、頭部の重心の真下にあるのではなく、頭部の重心よりも後方にある。筋肉に力を入れなければ、頭部は自動的に下がる(うなずく姿勢になる)。これを避けるために、首の後ろの筋肉が緊張して、頭部を上に持ち上げている。つまり、単に前を向いているだけで、首の後ろの筋肉は常に緊張状態を保っているのだ。
 それでも、単に歩いているぐらいならばいいのだが、デスクワークの最中には緊張の度合いが高まる。そのせいで、首の筋肉の緊張もひどくなる。そのせいで、肩こりが起こるのだ。

 以上が、肩こりの原理である。このことは、前にも述べた。また、対策も述べた。
 本来ならば、頭の重心は、首よりも前にあるはずだ。すると、頭(約 20kg)の重量を、首のあたりの筋肉で支えることになる。このことが、首のあたりの筋肉を緊張させて、肩凝りの原因となる。
 そこで、頭をやや後ろに傾けて、頭部の重心を首の上にもっていけば、このような筋肉の緊張がなくなるので、肩凝りの原因がなくなる。
( → 筋肉性の疲労の回復には: Open ブログ

 ここでは、対策が述べられている。
 「頭をやや後ろに傾けて、頭部の重心を首の上にもっていく」

 ということだ。つまり、ふんぞりかえるような姿勢になって、頭部の重心を首の上(= 頸骨の上)にもっていくことにすればいいのだ。

 これを具体的に実施するには、次のようにするといい。
 「背もたれの高い椅子に座って、後頭部を背もたれに接する」


 これは、普通の椅子では、やりにくい。普通の椅子は、背もたれが高くない。背もたれは、せいぜい背中を支えるだけであって、頭部を支えない。
 しかし、十分に背もたれの高さがあれば、後頭部を背もたれに接することができる。そのことで、「頭をやや後ろに傾けて、頭部の重心を首の上にもっていく」ことが実現するのだ。

  ※ この場合、目とパソコン画面との距離は長くなる。
    1メートル弱ぐらいの距離になる。


 なお、ノートパソコンは不適だ。理由はこうだ。
  ・ 画面が小さすぎるので、距離を長く保てない。
  ・ 液晶位置が低すぎるので、俯きがちになる。

 ノートパソコンのかわりに、デスクトップ・パソコン & 大画面液晶が、必須となる。それが実現できないようであれば、肩こりは避けられない、と思った方がいい。


 ともあれ、上記のように対策すれば、首の後ろの筋肉が緊張することはないので、首こりは起こりにくくなる。かくて、肩こりの問題は解決する。(予防できる。)




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 ※ 背もたれの高い部分は、ヘッドレストと呼ばれる。

 ──

 以上では、デスクワークのときの姿勢を述べた。一方、別のときにも、姿勢は大切である。次のように。

 疲れていると、日常生活で、ついつい猫背になりがちである。そうなると、首が前に出る。すると、首の後ろの筋肉が酷使されて、肩こり(首こり)が発生しやすい。 
 そこで、日常生活でも、頭部をなるべく後ろに位置するようにするといい。そのためには、特にふんぞりかえる必要はないが、「胸を張って、姿勢を正しくする」というふうにするといい。これなら自然に、頭部が前方に移ることを防げる。(猫背とは逆だ。)
 腹筋や背筋を鍛えて、日常生活でも姿勢を正しくする(猫背を防ぐ)ことが、肩こりの予防となる。
 これは、単に歩いているときや立っているときもそうだが、料理や炊事や掃除などをしているときも、同様だ。これらの作業中は、ついつい前屈みになって、猫背っぽくなりがちだが、なるべく胸を張るような感じで、姿勢を正しくするといい。そのことで、(炊事などの作業中に)肩こりが起こることを予防できる。

 ──

 もう一つおまけで言うと、ジョギング中には、前屈みになるのを防ぐだけでなく、ややふんぞりかえる感じにするといい。具体的には、前を向くのでなく、斜め上(45度ぐらい上)を向くように、顔を上げるといい。
 こうすると、頭部の重心が、ちょうど頸骨の上に来るようになる。そのことで、首の後ろの筋肉の緊張がほぐれる。
 この状態でジョギングを続けていると、肩こりがどんどん取れていく感じがする。(血流がよくなるのと相まって。)

 《 加筆 》

 ジョギングをするときだけでなく、歩くときもまた、顔を上げるといいだろう。これはつまり、
 「上を向いて 歩こう」♪
 ということだ。
 上を向いて 歩こう。首が 凝らない ように。♪
 思い出す。肩こりに 苦しんでいた 日々。♪



 [ 付記 ]
 肩こりの原因には、「血流が悪くなる」(うっ血が起こる)ということもある。この件については、前に述べたことがある。そちらを参照。
  → 肩凝りの医学: Open ブログ



 【 関連項目 】

 血流が悪くなるのを解決する方法としては、体操や鍼がある.この件は、前項で述べた。
  → 肩こり・首こり(ガッテン): Open ブログ

 鍼については、次項で詳しく述べる。
  → はり治療の科学(ガッテン)
posted by 管理人 at 20:20| Comment(1) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後のあたりに 《 加筆 》 を付け加えました。
 上を向いて 歩こう……という話。
Posted by 管理人 at 2019年02月22日 13:02
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