NHK のガッテンで、肩こりの解消法の画期的な方法を紹介していた。
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以下、番組の要旨。
これまでいくら肩凝り解消法を実行しても解決できなかった人が、一挙に大幅に改善して、スッキリしたという。そのわけは?
(1) 肩こりと首こり
肩こりと首こりは別であるそうだ。人々が「肩こり」と呼んでいるものは、実は、肩の筋肉ではなく、首の筋肉がこっている。だから、これまでの解消法が有効でなかったのも当然だ。首の筋肉を治すべきときに、肩の筋肉ばかりをいじっていても、効果がないのは当然だ。
(2) 筋肉の違い
これまで、肩こりの原因とされてきた筋肉は、僧帽筋。これは、背中・肩・首を広く多う筋肉で、皮膚に近い浅いところにある。
首こりの原因となる筋肉は、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)。これは、僧帽筋とは違う。
・ 肩や背中ではなく、首の後ろの位置にある。
・ 広い筋肉ではなく、細い筋肉。
・ 皮膚から遠くて、深い位置にある。
画像は、NHK のサイトにある。
→ NHK ガッテン
(3) 治療法
治療法で有効なのは、ハリ(鍼灸)である。
特に、筋肉の位置が深いので、長いハリで深く刺す必要がある。ちょっと怖い感じだ。鍼灸師がそれをできるかどうかは、事前に確認しておく必要があるそうだ。
東大の大学院病院では、これを実行していて、多大な治療効果を上げているという。石のように凝り固まって苦しんでいた人々が、うまく治療されていくという。
( ※ ただし、いきなり訪れても断られるそうだ。患者が多すぎるので、条件を満たさないと、治療してもらえないらしい。)
(4) 体操
病院や鍼灸師に頼まなくても、自分でできる方法はないか? ある。首の体操だ。
・ 首を左右にゆっくり振る。(イヤイヤ運動)
・ 首を上下にゆっくり振る。(うなずき運動)
詳しくは、番組サイトを参照。
私は、実行してみたら、効果があった。首凝りになっている意識はあまりなかったのだが、この体操をしてみたら、首に痛みが出て、首こりの状態になっていると判明した。そこで、上記の体操をしたら、しだいに改善していった。
( ※ ただし、休養をたっぷり取ることと併用する。過労では、元の木阿弥だ。)
私なりの工夫も加えた。こうだ。
(i)上記の二つの運動を、併用する形で、同時に実行する。つまり、斜め下の方向に、首をゆっくり振る。すると、後頭下筋群の斜め下の部分の筋肉が極端に伸びる感じになって、体操効果が大きく生じる。
(ii)同時に、首の後ろを、自分の指で強くマッサージする。深い位置の筋肉を圧迫する感じで、強い力でマッサージする。
これで、大きな効果が出る。
【 関連サイト 】
詳しくは、NHK のサイトで。
→ “新原因”発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP - NHK ガッテン!
番組紹介のブログ記事もネット上にある。
→ ガッテン!テーマは「肩こり」本当の原因は”首”かそれとも”肩”か…それが問題だ!?自宅で首こり対策術
→ 【ガッテン】首こり解消体操のやり方!首のコリの原因は後頭下筋群!簡単運動で改善
なお、昔の番組を紹介する記事も見つかった。
→ 2015年9月9日(水)内容紹介『ためしてガッテン』は、首や肩コリを「筋膜」で改善する方法
【 参考 】
本日(20日)のガッテンでは、鍼灸を扱っていた。次々項で述べる。
→ はり治療の科学(ガッテン) (次々項)
2019年02月20日
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