2019年02月17日

◆ 笑顔の大切さ

 普段は無表情である(喜怒哀楽をはっきりさせない)人が多いが、喜びの表現である笑顔だけは、おおげさなほどにも見せるといい。明るい笑顔を見せよう。

 ──

 上のことを感じたのは、テレビドラマの「大恋愛」という番組を見たときだ。
  → TBSテレビ:金曜ドラマ『大恋愛 〜 僕を忘れる君と』





 ヒロインの戸田恵梨香の演技が抜群だった。この人は、若いときはとてもかわいかったのだが、今ではかなり老け気味で、「若い美人」の典型というわけではない。昔はともかく今だったら、この人よりも(若くて)美人の女優はいっぱいいる。
 しかし、このドラマでは、戸田恵梨香がものすごく魅力的だった。それは「生命感が輝く」という感じの魅力だった。

 では、どうしてか? それは、彼女の笑顔がものすごく素敵だったからだ。実を言うと、戸田恵梨香は、笑うと歯茎がものすごく大きく見える。沢口靖子と並んで、「歯茎女優」である。こういうタイプの笑顔は、私は苦手であって、「歯茎を見せないでほしい。口を大きく開けないでほしい」と思う。
 ところが、それにもかかわらず、このドラマの戸田恵梨香は、笑顔がものすごく魅力的なのだ。歯茎を見せるかどうかなんか、どうでも良くなってしまう。(苦手感が一掃される。)

 では、どうしてか? 私の結論はこうだ。
 「人は、楽しく笑うと、魅力的に見える。ただの微笑とは違って、生命感のあふれる魅力が生じる」


 これは、対比で言うと、次のようになる。
 「人は、口元だけで笑うと、魅力的に見えない。口を閉じたまま、歯を見せないで、ただ口元だけで笑っても、本心からの笑顔とは見えないし、作り笑いのように見える。だから、ちっとも魅力的でない」


 こう思って、自分で鏡の前に立って、笑顔を作ってみた。
  ・ 口を閉じたまま、微笑する。
  ・ 口をあけて、歯を見せて、楽しく笑う。


 前者に比べて後者の方がずっと素敵に見えた。前者だと、いかにも作り笑いをしているという感じで、よそよそしさが感じられる。
 後者だと、心から楽しんでいて、心を開いて接してくれているという感じがする。明るくて優しい人柄だ、というふうにも感じられる。

 笑顔という点では同じであっても、歯を見せて笑うかどうかで、印象は激変するのだ。

 ──

 「人生は舞台である」と言った人がいる。(三島由紀夫など)
 その意味では、人生においては人は自分自身を演じる必要がある。たいていの人は、喜怒哀楽を抑止して、なるべく無表情であろうとするのだが、しかし、喜びや楽しさの笑顔に限っては、むしろ誇張するほど大きく表現する方がいいのだ。そうすれば、まわりからは「明るくて楽しい、いい人だ」というふうに感じてもらえる。
 逆に、いつも無表情だと、「陰険で詰まらない、悪い人だ」というふうに思われがちだ。なぜなら、冷たい態度で人に接すれば、相手は「自分が邪険に扱われている」と感じて、不快になるからだ。

 いわゆる「コミュ障」と呼ばれる人は、なるべく笑顔になるといいだろう。
 そして、笑顔になることには、もう一つの効果がある。
 「笑顔を作ると、自分の心自体が楽しくなる」
 ということだ。ここでは、
 「楽しいから笑顔になる」
 という因果関係が逆転して、
 「笑顔になるから楽しくなる」
 というふうになる。嘘みたいではあるが、本当なのだ。

 だから、あなたも普段から人前では、なるべく楽しい笑顔を保つようにしよう。むっつり顔でなく、なるべく笑顔を見せるようにしよう。そのことで、あなたの心自体が変化していく。
 ただし、そのとき、口元だけで笑うのではなく、口を開いて笑うことを心がけよう。

 なお、笑顔のテクニックを一つ述べると、こうだ。
 「唇を横に引いて笑おうとしてはいけない。口元は緩めたまま、頬の肉を持ち上げる感じで笑うといい」
 この二つの差は、表情の差となって現れる。この違いをきちんと表現できるようになると、「演技する」役者として、1ランクアップする。

  ※ 若い新人の俳優だと、できないことが多い。



 [ 付記1 ]
 次のサイトがある。
  → 日本人の表情がエクマンの理論とは異なることを実証 −世界で初めて日本人の基本6感情の表情を報告− 京都大学

 シナリオ条件の表情(「これこれの場合」というふうに具体的な条件を指定して、その場合を思い浮かばせながら、表情を作らせる)では、日本人の表現は無表情に近いことが多い、ということが、調査結果で判明した。
 つまり、日本人は、喜怒哀楽に対して、無表情に近いことが多いのだ。まったくの無表情というわけではないが、表情の変化が乏しい。それは西洋人の場合とは大きく異なっているそうだ。
 ただ、喜び(幸福)と驚きの二つの場合だけは、無表情ではないそうだ。
 その理由は? たぶん、次のことだろう。(私の推定。)
  ・ 喜び(幸福)の場合は、抑止する必要が無い。
  ・ 驚きの場合は、抑止しきれない。


 ともあれ、このことから「日本人の表情は乏しい(無表情に近い)」ということが判明した。それはたぶん、文化的な差によるのだろう。
 そこで本項では、「感情表現を抑止する文化から逃れて、思い切り感情を表現しよう」と促しているわけだ。特に、喜びの場合について。




 [ 付記 ]
 笑顔の表現が上手な男性俳優というと、小池徹平だろう。







posted by 管理人 at 11:31| Comment(1) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 上記のドラマ「大恋愛」が、年末に再放送される。12月30日。
  → https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d3052/


 良い作品なので、視聴をお薦めする。
Posted by 管理人 at 2019年12月28日 09:10
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