※ 最後に 【 追記・訂正 】 あり。
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新東名高速道路で高齢者が逆走する、という事例が発生した。
あわや大惨事に。静岡県浜松市付近の高速道路を逆走する車の映像が入ってきました。
ハザードランプをつけながら、高速道路をゆっくり走る車。すると、目の前に逆走する白い軽乗用車が。高速隊員に誘導され、路肩に寄っていきます。しかし、誘導した高速隊員に衝突。さらに、制止を振り切って走ろうとする様子も写っていました。
この逆走は、15日午後2時ごろ、新東名高速道路下り線で起きました。警察によりますと、運転していたのは80代の男性。浜松市付近からおよそ15キロの区間を10分間ほど逆走していたといいます。
( → 新東名高速道路で逆走、80代男性運転の車|ニフティニュース )
軽乗用車は浜松サービスエリア付近から逆走しているのが確認されており、
( → 静岡の新東名で15キロ逆走 80代男性運転、けが人なし :日本経済新聞 )
どこから入ったのかと思って調べたら、ETC 専用の入り口である スマートインターチェンジがある。
→ 浜松サービスエリア - Wikipedia
地図はこちら。
ここを左折することで、下り路線に入るスマートインターチェンジに至る。
《 注記:以下の記述には、誤りが含まれます。記事の最後で、修正します。 》
しかし、途中で道を間違えると、上記で「左折すべきところ」を左折しないで、直進してしまうこともある。そうすると、どうなるか? ゴチャゴチャした通路を通るうちに、下り路線の出口から、下り路線に進入しまう。(誤って。)
ここは「進入禁止」で、一方通行なのだが、間違ってここに入ると、
高速道路の下り路線を逆走することになる。(わけがわからないまま)
──
以上をまとめると、こうだ。
「浜松 SA では、スマートインターチェンジがあるので、ETC があれば、下り路線に入ることができる。そのつもりで進入していくと、左折すべき点に遭遇するが、そこでは特に重要な掲示もないので、うっかり直進する。そうすると、道がやたらとゴチャゴチャしているので、そこを通っていくうちに、わけがわからないまま、下り路線に入って、逆走することになる」
以上をひとことで言えば、こうだ。
「このインターチェンジは、もともとわかりにくくて、うっかりすると逆走するようなシステムになっている。ボケ老人がことさら間違えたというのでなく、常人がついうっかりしただけで、逆走する道に入ってしまう」
ま、普通の人なら、逆走する道に入ったことに気づくと、後退(バック)することで、元の道に戻るのだろう。しかし高齢者だと、パニックになって、後ろに戻ることができないのかもしれない。
ともあれ、ここでは、「高齢者だから逆走した」のではない。「もともと逆走しやすいシステムになっていた」のである。ただ、普通の人は、間違えたあとで戻ることができるのだが、高齢者だと、間違えたあとで戻ることができない。ここでは、「戻ることができるかどうか」で、結果に大差が生じる。しかし根源的には「逆走しやすい」というシステムそのものに問題があったことになる。
構造的な問題があったわけだ。
[ 付記1 ]
「逆走防止装置」( traffic spikes )というものもある。外国で実用化されている。
しかしこれには、問題がある。
・ タイヤを傷めやすい。(それ自体が事故を招きやすい。)
・ 超低速になる必要があり、高速道路の出口には適しない。
・ 高速で進入すると、跳ねて驚いて、事故になるかも。
・ 逆走した車がパンクすると、道路をふさぐ。
一案ではあるが、あまりうまい案ではないようだ。
どうせなら、一枚の板を ∠ のような形で据えつけた方がよさそうだ。
∠ の左からぶつかると、 ∠ の斜面が水平状に下がる。
∠ の右からぶつかると、 ∠ の斜面が起き上がり、下から突起状の針が持ち上がって、タイヤをパンクさせる。
[ 付記2 ]
他に、「自動ブレーキで逆走を止める」という案もある。
逆走すれば、対抗する自動車がどんどん近づいてくる画像が得られるし、ミリ波レーダーでもそれを検知できる。だから、そういう状況が発生したら、自動的にブレーキをかければいいのだ。
また、カーナビと照合することで、逆走の路線への進入を止めることもできそうだ。
【 関連サイト 】
このインターチェンジには、構造的な問題があった。
一方、普通のインターチェンジなら、構造的な問題と言えるほどのことはない。単に「出口から入れないようにする」だけでいい。そのための方策は、下記で提案した。
→ 高速道の逆進防止: Open ブログ
※ 出口に赤信号を設置することで、出口に入ることを阻止する、という案。
(赤信号を無視するような人は、もともと交差点のあちこちで衝突事故を起こすだろうし、とっくに淘汰されているだろう。)
【 追記・訂正 】
「左折すべきところを、誤って直進した場合には、高速道路には入れない」
という指摘が、コメント欄にあった。
なるほど。チェックしなかったが、たしかにそうだ。Google マップでは青線が続いているので、この道は高速道につながっているように見えたのだが、実は、この青線は、自動車が進んだ道ではなく、(歩行者用のゲートを通過して)歩行者が通過した道だった。
ストリートビューは、自動車が通った道だと思ったら、そうではなくて、(自動車の通れない歩行者専用通路を)歩行者が通った経路であることもあるわけだ。だまされてしまった。
とすると、「外にいた自動車が誤って高速道路に入った」ということはありえず、「もともと高速道路にいた自動車が、SA に入ってから、高速道路に戻ろうとして、そのとき逆進してしまった」
ということらしい。
この点、お詫びして訂正します。
ただ、そうだとしても、「高速道路に戻ろうとする」というときに、「逆進が通行止めになっていない」という構造的な問題はある。
ここで間違って右に進むと、あとは逆進するしかなくなる。それを防ぐ手段・警告は、あまり用意されていない。

直進は一般道です。
入口ETC通過直後に2か所右折できる所があります。
どちらを右折しても、通行止めのバーを通過し対向車線を逆送すると出口ETC(バーあり)経由でSAに至ります。
バーが上がってたとかいうのでなければ以下のように考える方が素直かと思います。
下り本線→SA→下り本線からSAへの道路(逆走)
本文の最後に、修正する旨、加筆しました。