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ジョギングをするのは、快感のためではなく、健康のためだ……という話を先にした。
その延長で、運動と健康について、NHK の番組を紹介する。(過去の放送分)
(1) 腎臓病の予防
腎臓病に悩む高齢者が多いそうだ。食事制限などで大変な目に遭うという。
腎臓は、いったん壊れたら修復不能で、あとは悪化を防ぐだけであり、そのためには(腎臓の負担となるような)運動をなるべく避けるといい……というのが定説だった。
ところが、そこにコペルニクス的な転換を出す新説を出した人がいる。「運動をすると腎臓病に良い」という新説。
定説に反するので、論文を出しても総スカンを食ったそうだ。しかし、地道に(動物で)実験結果を出して、人間で臨床試験を繰り返して、「運動は腎臓病の治療に有益だ」と証明したそうだ。
「タコ細胞が足を延ばす」という形で、壊れた腎臓が修復されていくそうだ。
→ 医療の常識が大逆転!患者1330万人「腎臓病」治療革命 - NHK ガッテン!
→ 【腎臓リハビリ】高いクレアチニンを下げる方法 筋トレと運動、体操で改善できる!
(2) 血糖値の改善
血糖値が高いと、糖尿病になりやすいし、腎臓病にもなりやすい。そこで、血糖値を改善するという方法が、ガッテンで紹介された。
「スローなスクワット」
というもの。
→ 血糖値がみるみる下がる!謎のポーズで体質改善SP - NHK ガッテン!
→ 【反響要約】ガッテン!血糖値がみるみる下がる!?ゆっくりスクワット「ピントレ」とは?
似た動画が、下記にある。(腰痛対策という形。)
[ 付記 ]
話は別だが、ガッテンでは、次の回もあった。
→ 新発見「寿命がわかる数値」!?1分間で寿命点検SP - NHK ガッテン!
「脈拍が高いと寿命が縮まるので、脈拍を下げるといい」
という話だ。
これと似た話は、次の本が有名だ。
→ ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学 (中公新書) Kindle版
象は長命で、心拍数が低い。ネズミは短命で、心拍数が高い。そういう話。
これは、別の生物種の話だが、ガッテンの話と合わせると、同一種の人間同士でも成立しそうだ。
※ このアナロジーを発見したのは、本項(私)だ。
なお、「脈拍を下げる方法」については、本サイトでも前に述べたことがある。「入眠法」として。
→ 究極の睡眠法(入眠法): Open ブログ
※ ここでは「心拍数を下げる」というふうに表現している。
実行する方法は、ガッテンのページで紹介された方法とほぼ同じ。
(どっちも心拍数を下げる効果あり。)